タイ・バンコクの中心部・スクンビット・エリアでおすすめしたいタイ料理レストラン5選

日本に限らず世界各国で大人気のタイ料理。近年のバンコクでは屋台から高級レストランに至るまで、数多くのタイ料理レストランが存在します。しかもひとことにタイ料理と言っても、北部、南部、中心部と地方によって使う素材や調理法が異なるため、選択肢は無限大。そこで、バンコクにいながらにして色々な地方タイ料理を楽しめる、おすすめのタイ料理レストランを在タイ日本人が多く住むエリア且つバンコクの中心部、スクンビット・エリアにフォーカスして、おすすめの料理と共にご紹介します。

目次

1. 住宅街にひっそりと佇むお洒落な一軒家レストラン:タリンプリン(Taling Pling)

タイの富裕層や在タイ駐在員の奥様方の御用達とも言えるお洒落な隠れ家的一軒家レストラン「タリンプリン(Taling Pling)」は、トンローと呼ばれる在タイ日本人が最も多く住むエリアの住宅街の中にあります。

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こちらのタイ料理は日本人にも合う優しい味付けで、タイ料理初心者や辛いものが苦手な方にもお勧めできるレストランです。BTSトンロー駅下りてすぐのスクンビット通りソイ34を入って15分ほど歩いた住宅街の中にありますが、事前の電話予約でソイ34の入り口からレストラン専用のピンクのトゥクトゥクでの無料送迎もあります。

このお店で特にお勧めしたいお料理は、パクチー炒飯。ほんのり香るパクチーの炒飯と上に乗った豚肉の甘辛煮との相性が良く、マナオ(タイ産ライム)を少し絞って食べると、さっぱり美味しくいただけます。パクチー好きにはぜひ食べて欲しい一品です。

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もうひとつのおすすめ料理は、サトー豆(英語ではスティンキービーンズ)と呼ばれる独特な風味を持つそら豆のような豆と、海老と豚挽肉を一緒に炒めた料理。一度食べるとこの独特な風味が病みつきになります。

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最後のおすすめはカボチャの花を使った海老と春雨の料理。辛さがマイルドで濃いめの味付けは白いご飯泥棒。日本人に馴染み深い味付けでおすすめです。

このレストランはセントラルワールドやサイアムパラゴンなどのモール内にもいくつか支店がありますが、個人的にはこちらの本店でもある一軒家レストランをおすすめします。

タリン・プリン(Taling Pling)

2. オースワンといえばココ!うれしい深夜営業で、飲んだ後の腹ごしらえにもぴったり:55 ポチャナー(55 Pochana)

日本で食べる定番のタイ料理とはひと味違い、本場ならではのタイ料理で日本人が大好きな料理のひとつが「オースワン」と呼ばれる牡蠣料理。「オースワン」とは、米粉と卵の生地と小粒の牡蠣を混ぜて熱々の鉄板の上で焼いたタイ風のお好み焼きです。米粉のもちもち食感と卵のふわふわ感がクセになり、しかも辛くないタイ料理なので、辛いのが苦手な方やお子様にもおすすめ。スイートチリソースで食べるのが定番です。

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こちらのお店「55 ポチャナー(55 Pochana)」はこのオースワンが美味しいと有名なレストランで、連日このオースワンを求めて開店前から行列が出来るほどの人気。タイに来たら一度は食べて欲しい料理です。

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そして、トムヤムクンスープもこのお店のおすすめのひとつ。酸味が強めな濃厚魚介スープはしっかりとしたコクがあり、海老がゴロゴロ入っていて、贅沢なトムヤムクンスープです。

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こちらのお店はスクンビット界隈では珍しく深夜営業もしており、お酒を飲んだ後の食事にもぴったり。BTSトンロー駅からのアクセスも良いので、おすすめです。ただし、開店後すぐは並ぶ覚悟で来店を。

55 ポチャナー(55 Pochana)

  • 住所:1087-91 Sukhumvit Rd, Khwaeng Khlong Tan Nuea, Khet Watthana, Bangkok
  • 電話:(+66)2-3912021
  • 時間:18:30〜4:00(火・土曜は03:30まで)
  • Facebook:https://www.facebook.com/55pochana

3. アユタヤ名物の川海老がバンコクで食べれる中華系タイシーフードレストラン:アム・デーン・タイフーン(Am Dang Typhoon)

以前はバンコクから北部に1時間半ほど向かったアユタヤでしか食べることが出来なかった川海老のグリルが最近ではバンコクでも気軽に食べられるようになりました。こちらのお店もそのひとつ。スクンビット・ソイ32の奥にある白い一軒家レストランの「アム・デーン・タイフーン(Am Dang Typhoon)」は中華系タイシーフードレストランで、川海老のほかに、香港のアバディーンの漁港が発祥とされる、スパイシーな蟹料理などのシーフード料理が専門。円卓がある個室やパーティ用の大きな部屋もあり、接待にもよく使われます。

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まずこのお店でおすすめしたいのが、生の蟹を醤油だれに漬け込んだ韓国料理のカンジャンケジャンやタイのスパイシーシーフードソースに漬け込んだプー・カイ・ドーン。どちらも結構な辛さですが、その辛さが病みつきになり、白いご飯やビールによく合います。

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そしてアユタヤ名物の川海老のグリル。シンプルにグリルした川海老は身がぷりぷりで、甘い海老味噌をたっぷりつけながら食べるのが流儀。日本ではなかなか食べれない海老なので、タイを訪れる日本人にも大人気の料理のひとつです。

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そして香港発祥のスパイシーなチリガーリッククラブ。殻付きなので食べにくさはありますが、ガーリック、ネギ、チリの味付けは相性抜群で、その美味しさは保証します。

どのお料理もレベルが高く、使っている素材は高級なのに、値段はそこまで高くないのもこのレストランの魅力のひとつ。また、店内のタイの伝統的なインテリアと女性サーバーが着ている民族衣装がとても素敵で、タイにいる雰囲気を存分に味わえるお店です。

アム・デーン・タイフーン(Am Dang Typhoon)

  • 住所:8 Soi Sukhumvit 32,Klongtun,Khet Klong Toei,Bangkok 10110
  • 電話:(+66)95-716-4712
  • 時間:11:00〜22:30
  • HP:https://www.amdangtyphoon.net/

4. 北タイ名物のゲーンハンレーと美味しいカオソーイが食べられる:ホーム・ドゥアン(Hom Duan)

BTSエカマイ駅から約7分ほどのところにある北タイ料理の食堂「ホーム・ドゥアン(Hom Duan)」。北タイ料理の代表的な料理といえば、カレー風味のヌードル「カオソーイ」がありますが、こちらのカオソーイは北タイで食べるカオソーイと同じクオリティで美味しいと評判です。

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濃厚なカレースープの中には平打ち中華麺と揚げた麺が乗っていて、パリパリの食感も同時に味わえるのが特徴。箸でホロホロと崩れるほどに柔らかい鶏肉はカレースープを絡めて食べると絶品です。見た目辛そうに見えますが、実際はココナッツミルクのコクとマイルドさで全然辛くありません。途中薬味やマナオ(タイ産ライム)をたっぷり絞って食べると味変でさっぱりと食べられます。

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また、もうひとつの北タイ料理名物といえば「ゲーンハンレー」。世界で一番美味しいとされてる「マッサマンカレー」に似ていますが、ゲーンハンレーはココナッツミルクを使わない、スパイスと豚バラとニンニクを使ったカレーで、タイカレーの中で一番マイルドな辛さ。個人的にはマッサマンカレーよりも好みでおすすめです。

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こちらのお店は値段もリーズナブルで、地元タイ人にも人気。最近サムヤーンミッドタウンのモール内にも新店舗をオープンさせました。バンコクではまだまだ北タイ料理のレストランはそこまで多くないので、カオソーイなどの北タイ料理が食べたくなったら是非足を運んで欲しいレストランです。

ホーム・ドゥアン(Hom Duan)

  • 住所:70/2 Soi Ekkamai, Sukhumvit 63 | Klangtan Nuea, Wattana, Bangkok 10110, Thailand
  • 電話:(+66)85-037-8916
  • 時間:09:00~21:00 ※日曜定休日
  • Facebook:https://www.facebook.com/homduaninbkk/

5. 刺激的な辛さが後引く絶品南タイ料理をバンコクでも味わえる:プーケット・タウン(Phuket Town)

タイ料理の中でも最も辛いとされている南タイ料理。マッサマンカレーやプーパッポンカレーなどが南タイ料理の代表的な料理ですが、マッサマンカレーは日本でも、マッサマンカレー味のカップヌードルが登場したほど大ブームを起こしました。そんな南タイ料理が美味しいと評判の「プーケット・タウン(Phuket Town)」。このお店のマッサマンカレーが美味しいのはもちろんのことですが、今回は南タイ料理の定番ではなく一風変わったおすすめ料理をご紹介します。

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こちらはカピと呼ばれる海老を発酵させた味噌を使った料理。カピの料理というと生臭いイメージがありますが、こちらは全く生臭くなく、旨味たっぷりで美味。添えてある揚げた野菜と一緒に食べるとサクサクの食感も楽しめて、おすすめです。

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また、一見日本料理のような見た目のこちらは小魚を丸ごと揚げたお料理。骨が柔らかいのでバリバリと頭から丸ごと全て食べることが出来ます。この料理は今までにこのお店でしか見たことがないお料理。味付けは塩のみで日本人には馴染み深い味わいです。

こちらのお店の店内はまさにプーケットのオールドタウンをイメージしており、カラフルなイラストが特徴的で雰囲気も抜群。バンコクに居ながらにして、本格南タイ料理を楽しめるレストランです。また、平日はお得なランチセットもあるので、女子会にもおすすめ。

プーケット・タウン (Phuket Town)

まとめ

タイ料理とひとことで言っても、北部、南部、中央部とその地域によって使う素材や味付け、スパイスなどが異なります。また、同じ北部でもお店によってこだわりや特徴があり、同じ料理でも食べる店によって味が様々。スクンビット通り沿いは特にグルメなタイ人や日本人が多く集まる地域でもあり、幅広いタイ料理レストランが所狭しと連なっています。

そこで今回は、タイの滞在時間が短い人や、バンコク以外の別の地域に行けない人で色々なタイの地方料理を試してみたい人のために、特におすすめ5店舗をご紹介しました。ぜひ次回タイを訪れた際の参考にしていただけたら幸いです。

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ゆかりん

ロサンゼルス在米27年を経て2016年からバンコクに移住。グラフィック・デザイナーの顔も持ちながら、海外在住ライターとして活躍中。趣味は料理と映画鑑賞で過去イタリアとタイで料理学校を卒業した経験があり、世界中の料理学校を制覇するのが夢。自他ともに認める食いしん坊で、常に美味しいものを探して放浪中。バンコクをはじめとする海外のご当地グルメの情報はおまかせあれ。

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