
公開日:
最終更新日:
【兵庫県】JR福知山線「廃線敷ハイキング」ってどんなコース?

こんにちは!
たびこふれ編集部のシンジーノです。
JR(旧国鉄)福知山線の廃線敷がハイキングコースとして一般の人も歩くことができるようになり、最近人気と聞いたので、実際に歩いてみました。
目次
廃線敷ハイキングをする時の注意点
このコースはいわゆる一般的な観光ハイキングコースとは少々違います。下記注意事項を確認の上で通行することをおすすめします。
- 廃線敷には 駐車場がないため、公共交通機関をご利用ください
- 廃線敷は自己責任の上で、マナーを守って静かに通行してください
- トンネル内には照明がなく暗闇です。ヘッドライト、懐中電灯などをご用意ください
- ハイキングコースを外れた箇所の設備は未整備の為、危険ですので侵入しないでください
- 廃線敷内にはトイレ、ごみ箱はありません
廃線敷ハイキングの魅力
今も残る廃線跡の枕木、6つのトンネルと3つの橋を渡る約4.7kmのコースが2016年から一般開放されています。トンネルの長さは400mを超えるものもあり、昼間でもトンネル内は真っ暗闇で日常生活では味わえない世界を感じることができます。
この旧福知山線は武庫川の渓谷沿いを走っていた風光明媚なルートで、単に廃線跡を歩くだけではなく、美しく雄大な渓谷美、渓流、春の桜、秋の紅葉を楽しみながら歩くことができます。映えるフォトスポットも満載です。道はアップダウンも少ないので、子供から高齢者まで歩くことができますが、歩きやすい靴と動きやすい服装をおすすめします。
廃線敷ハイキングの行程
JR生瀬駅またはJR西宮名塩駅からJR武田尾駅までの約4.7kmです。入口付近に駐車スペースはありませんので、公共交通機関を利用しましょう。
![]()
私は生瀬駅から歩いて廃線敷入口まで行きました(約15分)。こちらが生瀬、西宮名塩側の廃線敷ハイキング入口です。
![]()
![]()
注意事項が書かれた表示板が立っています。準備万端整えて、いざ出発!
![]()
道は基本的には、平たんで歩きやすいです。
![]()
しかし、枕木が残っているところはデコボコしているので、歩きやすい靴(スニーカーなど)がおすすめです。特にトンネル内は真っ暗なので足を取られやすいため、要注意です。
![]()
コース上には、何か所か注意書きの標識が立てられていました。
![]()
武庫川の渓谷を右に見ながら進みます。私が歩いた日は11月10日で、紅葉が色づき始めた頃でした。川の流れは豊かで渓流の音が歩くリズムを作ってくれます。
![]()
この廃線敷ハイキングコースには6つのトンネルがあります。400mを超えるトンネルもあり、入口からは出口が見えません。正直ちょっと怖かったです。
![]()
先が見えない不安は想像以上でした。できればひとりで来ない方がいいかも。。。(笑)
![]()
黒沢 明監督の映画「夢」に、確かこんなシーンがありましたね。
![]()
トンネルと渓谷美が繰り返し現れ、「おっ、カメラカメラ」と出し入れするのが忙しかったです(笑)。
![]()
出口が見え、光が差してくると嬉しくなります。人間は本能的に暗闇に対する畏れが備わっているようです。トンネルをひとりで歩いていて、出口に人が見えたらほっと安心します。
そしてこちらがこの廃線敷ハイキングコースのシンボル的橋「第二武庫川橋梁」です。
![]()
この橋を越えた辺りから、さらに視界は広がって美しい風景が現れてきます。
![]()
![]()
橋を渡ったので、今度は武庫川を左に見ながら歩きます。
![]()
後半の親水広場、桜の園辺りがこのハイキングコースで一番気持ちいいところです。
![]()
ところどころにベンチもあるので、私はこの辺りで持ってきたおにぎりを食べました。
![]()
川辺まで降りることもできます。
![]()
![]()
武田尾側の廃線敷ハイキング入口(出口)の先には田舎料理が堪能できる畑熊商店があります。ここからJR武田尾駅までは徒歩8分で到着します。
廃線敷ハイキングまとめ
いわゆる普通のハイキングコースとは違う、独特の世界でした。また一部のマニアのためのスポットという感じでもなく、非日常の世界と渓谷美、渓流の癒し効果、紅葉狩りなど、いろいろな魅力の詰まった、とても楽しめるルートでした。
ただ冒頭に書いたように、あくまで自己責任。十分に準備した上で歩かれた方が良いと思います。また、近隣にお住まいの方々に迷惑がかからないように、マナーを守って歩くという意識も大切です。私はこのハイキングコース、すっかり気に入りました。今度は桜の時期に訪れたいと思いました。あなたもぜひ!
関連サイト
![]()
関連記事
Ranking兵庫記事ランキング
-

シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。




























