2020年秋・歩行者天国延長!今も昔も上海で一番の繁華街<南京東路>をご紹介

こんにちは!今回は上海観光の定番中の定番である、南京東路(中国語読み:ナンジンドンルー)をご紹介します。筆者が上海に住む前から、上海を訪れる際にほぼ毎回立ち寄ったのが、ここ南京東路。車両進入禁止の歩行者天国をゆったりと歩いて散策を楽しめます。道の両側にはデパートや商店がずらりと建ち並び、観光客は上海ならではの雰囲気を楽しめる上、上海人に昔から親しまれている老舗も数多くあることから、観光客のみならず上海人にも人気スポット。いつ来ても非常に人通りの多い場所です。

上海の道に歴史あり!まず南京東路の歴史についてみていきましょう。

目次

南京東路の歴史

南京東路の旧名は「南京路(ナンジンルー)」といい、1865年に開通しました。名前の由来は、上海が外国により開港させられた「南京条約」にちなんでいると言われています。南京路開通当時、ここはイギリスとアメリカが管轄する共同租界でした。上海で初となる、幅が広く長い距離の道路だったため、「大馬路(ダーマールー)」という通称で親しまれました。

南京路開通初期、沿道にはイギリスなど外国資本による、上海在住外国人の為の商店が立ち並んでいました。1901年以降、旧上海時代のイギリス人不動産王・ハードンが南京路の沿道の土地を所有。1906年、彼は巨額の投資をし、インドから取り寄せた木を道路に敷設し南京路のステータスを上げました。このことでハードンの所有する沿道の土地価格が急騰し巨額の富を得ることになります。1908年、南京路には路面電車が開通しました。

その後中国では辛亥革命が起こり、1912年に中華民国が建国されます。民族資本を支援する当時の政府の後押しもあり、1914年以降経済力をつけて台頭した華人による大規模百貨店が南京路に次々と開業。その数は1店舗にとどまらず4店舗に及びました。大規模店舗の周辺に中小規模の店舗が集積し、南京路沿道はますますにぎやかに。「中華商業第一街」とたたえられました。

2020年に南京東路歩行者天国が外灘(ワイタン)まで延伸!

1945年に南京路は「南京東路」に名称変更され、上海一の商業地としての地位はその後も続きました。1999年、南京東路は大きな変化を迎えます。南京東路の東端から約1kmの区間が歩行者天国化しました。

そして今年(2020年)9月、歩行者天国が外灘まで延伸。外灘は上海の旧時代の建築と、近年の中国の経済的な繁栄としてのシンボリックな存在である浦東の超高層ビル群を一望できる、上海随一の観光スポット。歩行者天国の延伸により南京東路と外灘という2大観光スポットのアクセスが改善し、ぐっと観光しやすくなりました。

上海人に親しまれる店舗が集結!南京東路沿道の老舗をたどる

では南京東路を外灘まで歩いてみましょう。南京東路は上海の老舗の一大集結地。観光客として歩くと街並みの雰囲気に圧倒されがちなのですが、老舗店もなかなか面白い存在です。南京東路を西に外灘方向へ向かい、順に老舗の紹介をしていきます。

歩行者天国東側スタート地点最寄り駅は「人民広場」駅

南京東路歩行者天国の東のスタート地点は、地下鉄1・2・8号線「人民広場」駅が最寄り駅となります。南京東路歩行者天国までは地下鉄出口から地下道を渡り直結しています。

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上海初のエスカレーター設置デパート「第一百貨商業中心(旧大新公司)」

歩行者天国に降り立つとまず見えるのが「第一百貨商業中心」というビル。

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こちらの前身は1936年開業の華人資本の百貨店「大新公司」です。「公司(ゴンス)」とは中国語で「会社」を意味します。南京東路沿いの華人資本の大型百貨店は「4大デパート」と呼ばれるのですが、「大新公司」は4店舗の中で最も遅く開業しました。「大新公司」は上海初のエスカレーターを設置したデパートで、開業当時大きな話題になりました。

老舗食品店「泰康食品公司」

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泰康食品公司は1926年設立。

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店内に入ると昔から上海人に愛されているお菓子や各種食品がひしめき合っています。

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オールド上海をテーマにしたパッケージのお菓子も売られていました。上海旅行土産にいかがでしょうか。

ガラス張りのラジオスタジオで話題に!「上海第一食品店(旧新新公司)」

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「上海第一食品商店」の前身は1925年に設立された「新新公司」。新新公司は広東省出身、オーストラリアで商売をしていた華人が設立した会社で、英語名はSun Sun & Co.。「日進月歩」の意味が込められているそうです。新新公司は沿道の華人系「4大デパート」の中で3番目に開業しました。

当時、上海で開局間もなかったラジオ局の放送スタジオを1階に設置し、ガラス張りにして中の様子を見えるようにしました。ラジオが各家庭にあることすら珍しかった時代のため、一目見ようとする人が絶えず、観光スポットにまでなりました。

老舗広東料理店「新雅粤菜館」

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粤菜(ユエツァイ)とは広東料理のこと。新雅粤菜館は1927年に広東省出身の蔡(ツァイ)氏により設立された広東料理店です。上海では古くから広東省人が移民していたことから、老舗広東料理があります。新雅粤菜館本店は別の場所にあり、この南京東路のお店は元々1932年に開業した支店でした。戦後に南京東路のこのお店が本店扱いになった経緯があります。レストランの他、通りに面した店舗では新雅粤菜館ブランドの食品をはじめ、各種食品が売られています。

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レストラン入り口には月餅販売ブースに長蛇の列が。中国では秋のお月見である中秋節に月餅を食べる習慣がありますが、上海周辺の江南エリアの月餅は、皮がパイ生地に豚肉餡の「肉月餅」が定番。撮影時、既に時は11月で中秋節は過ぎていたのですが、新雅粤菜館の月餅はこの人気ぶりです。

沿道で最も早く開業した華人系百貨店「上海時装商店(旧先施公司)」

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香港系「先施公司」が前身のこの店舗。「4大デパート」の中で最も早い1917年に開業を果たしました。先施公司社長が人の流れや購買行動を見極めてこの地を見定めてここの土地を購入、3年の工期を経て開業しました。

1階が「騎楼(チーロウ)」と呼ばれるアーケードになっており、上海で初の商業施設に付帯した騎楼建築と言われています。「騎楼」は中国の広東省など南の地域で多く見られる建築様式で、亜熱帯気候特有の強烈な日差しやスコールを避けるために作られます。「先施公司」が香港の会社であったことも関係しているのかもしれませんね。

先施公司館内は店舗だけでなく、上階に遊戯場や屋上に遊園地や庭園を設置し、当時としては斬新な「朝から晩まで過ごせる百貨店」として人気を集めました。

華麗な建築!「華聯商厦(旧永安公司)」

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「香港永安公司」の創業者一族が上海で「上海永安公司」を設立、百貨店「永安公司」をこの地に開業しました。先に開業していた先施公司の対面に立地しています。先施公司が店舗用地を購入したケースと異なり、永安公司の敷地は南京路の歴史を紹介した際に触れた不動産王・ハードンの土地でした。永安公司はハードンの土地を25年契約で借り、百貨店を建造したのです。1918年開業。基本的な店舗のレイアウトは先施公司と同様で、店舗の他に上階に娯楽施設を設けました。

この2つの老舗デパートは南京東路を挟んで対面の位置関係にあり、左右に迫る巨大な近代建築の姿を見るのは圧巻の一言に尽きます・・・。

ノリ月餅が人気!「三陽南貨店」

「三陽南貨」は1855年開業。当時上海に移り住んできていた浙江省寧波出身の人向けに寧波のお茶菓子などを製造販売したのがスタートです。1870年からここに店舗を構えています。

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今年の中秋節に大きな話題となった苔菜月餅(のり月餅)が人気で長蛇の列ができていました。店舗内には三陽南貨製造の各種お菓子、食品が販売されていました。

西日に照らされまばゆいばかり「老鳳祥銀楼」

「老鳳祥銀楼」は1852年創業。「銀楼」とは金・銀をはじめとする宝飾品の加工・販売を行うお店のことです。旧上海は経済的な発展が目覚ましかったため、中国有数の銀楼集積都市でした。1946年、時の政府による金の売買規制が行われ「老鳳祥銀楼」はじめ民営の銀楼は全国的に閉鎖。1980年代後半の改革開放政策後に銀楼が復活しました。

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写真ではわからないのですが、この建物全体に金色に反射する装飾が施されており、足を運んだ際にはちょうど西日に照らされ、建物全体が黄金のきらめきを放っていました。これぞまさに宝飾店・・・という趣に感嘆のためいきが出ました。

ひっそりとたたずむ道教寺院「虹廟」

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大通り脇道にひっそりと建つ「虹廟」。旧名「保安司徒廟」という道教寺院です。明の時代に創建されました。本殿が1901年の火災で焼失した以外は明の建築を残しているそうです。2006年に大規模修復が行われ、集会所ともなる文化センターも併設されました。訪問時は寺院の扉は閉ざされており、参拝はできませんでした。

刃物のことならなんでも!「張小泉剪刀店」

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石庫門(シーク―メン)という上海旧時代の集合住宅入り口をリノベーションした特徴ある店舗入口。「剪刀(ジエンダオ)」とは中国語で「はさみ」の意味です。「張小泉剪刀店」は浙江省杭州で創業、340年の歴史をもつ有名老舗。皇帝が地方巡幸の際に同店の刃物の切れ味を称賛し、名声を集めたというエピソードがあります。

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中華包丁をはじめ、各種ハサミ、爪切りまで様々な刃物を取り扱っています。各種類の刃物の売り場にお店スタッフが配置されているため、じっくり相談してお気に入りの一本を探せそうです。

上海で一番大きな漢方薬局「蔡同德堂」

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浙江省寧波出身の蔡氏が創設した1882年開業の薬局。他に支店を開設せずに南京東路のここの店舗のみで経営しており、8階建のビル一棟が店舗になっています。上海随一の規模を誇る漢方薬局です。

現在では美術品オークション業にも進出「朵雲軒書画店」

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伝統的な中国建築風の門が印象的なこの店舗は「朵雲軒書画店」。1900年開業。扇子や書道に使用する硯や筆、紙などの道具の販売から開始。

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「朵雲軒書画店」は1990年代の中国改革開放後、新中国初の美術品オークション会社と骨董を取り扱う会社を設立し、茶器や美術品の販売も行うようになりました。

食べたらやみつき?!味付け貝が人気の「邵万生南貨店」

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邵は中国語でシャオと読みます。「邵万生」は1852年に浙江省寧波出身の邵氏が設立した食品店です。長らく上海人に愛されている味を販売し続け、「上海派美食界のリーダー」と呼ばれています。

現在邵万生で人気がある商品は「金牌黄泥螺」。「金牌黄泥螺」は「泥螺」、日本名ヒナギヌガイという、海で獲れる薄く柔らかい殻の貝の一種をさっとゆで、醤油やお酒などを混ぜて作った浸け液に浸けた加工食品。お粥の付け合わせや、おつまみにぴったり。食べればやみつきになる味なんだとか。筆者も気になり今回購入しようと思うも、うっかり買い忘れ...次回南京東路に行ったときは必ずゲットします!

中国における写真館の草分け「王開照相館」

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中国における写真館のパイオニア的存在の「王開照相館」。北京で設立され、社長の王氏が1920年に上海のこの地に開業。大規模な写真館を建て上海随一の写真館になりました。1980年代、ここで結婚写真を撮ることが上海で一大ブームになり、早朝から行列ができていたそうです。誰でもきれいな写真を気軽に撮れるようになった現在でも、中国では結婚写真は一生に一度レベルに力を注ぐ一大イベント。現在でも「王開照相館」のブランド力は抜群ということです。

2020年秋より開通した歩行者天国延伸エリア

ここより先は2020年9月に開通した歩行者天国延伸エリアです。

ファーウェイグローバル旗艦店

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日本でも有名な中国通信キャリア「ファーウェイ」の新製品がいち早く体験できる旗艦店です。このビルは旧上海の不動産王・ハードンの所有だったため、かつては「ハードンビル(哈同大楼)」の名称でした。

ご存知日系デパート「大丸百貨店」

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こちらは日本人にお馴染みの、大丸百貨店の上海支店です。館内のらせんエスカレーターは開業時に大きな話題となりました。

こんなところに!?「KAKAOフレンズキャラクターショップ」

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南京東路歩行者天国延伸に合わせ韓国のチャットアプリ、KAKAOのキャラクターショップが上海にオープンしました。開業当初は入場制限をするほど人が殺到したため、店舗入口には現在でも行列整理の為のレーンが設けられています。

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このお店、店舗開設工事中に上海旧租界時代の遺構が発見されたことで話題になりました。かつてここに事務所を構えていたアメリカ系不動産会社「CHINA REALTY Co.,Ltd」の看板の字が残されていたのです。

筆者はその後の動向が気になっていましたが、現在字は保存され、キャラクターショップの看板下から文字が見えるように工夫されていました。過去に上海では経済発展を追求するあまり開発を急いだ結果、歴史的な価値があるものも考慮せずに破壊してしまった、との反省が市民の間でも意識共有されており、そのことが今回の措置につながったと筆者は感じています。破壊もせず、完全に隠すこともせず、お店の雰囲気も保たれるという、とてもいい歴史遺物の保存事例になりました。

老舗商店の新業態店舗が続々オープン!

KAKAOキャラクターショップが入っている建物の歴史はかなり古く、元をたどるとハードンが所有した旧租界時代の建築物です。その建物のテナントには、今回の歩行者天国延伸に合わせ、南京東路で長らく商売をしてきた老舗商店の新業態のお店が続々オープンしており、新風を吹かせています。

老舗茶館の新業態カフェ&ショップ「黄隆泰」

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こちらは南京東路エリアにある老舗茶館「黄隆泰」が新業態でオープンさせた花茶専門店。テラス席を設けており、花茶やフルーツティーを楽しむことができます。美容にいいとされるローズ茶、フルーティなブルーベリー茶などを取りそろえ。テラス席でお茶を飲むこともできます。このお店の「ハワイカクテル」という名前のお茶がネットで話題になりました。

お米に注目!「老大同善米店」

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「老大同善道米店」は上海老舗食品店「老大同」の新ブランド店。お米にクローズアップし、北は中国東北部、南は広東省など、中国各地から取り寄せたブランド米の詰め合わせのほか、米アイス、米パック、米ハンドクリームなど米を使った新商品を開発し製造販売。こちらではご飯メニューの「米御膳」など食事も可能です。

筆者が訪れた際、お店のPRで店頭でライブ放送が行われ、ちょっとした人だかりができていました。

途絶えたケーキが復刻販売「三陽南貨店カフェ」

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記事内でも紹介した老舗食品店「三陽南貨店」の新業態カフェ。シンプルで明るい店舗でコーヒーが楽しめます。

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かわいらしいネコやカニの形をしたケーキに、復刻販売された馬蹄蛋糕(マーティダンガオ:馬のひづめの形のケーキの意味)がショーケースに並んでいました。

かなり歩いて足も疲れたので、ここでちょっとひと息することに。復刻販売された馬蹄蛋糕をいただくことにしました。筆者はかつて上海で人気を誇った馬蹄蛋糕の話を聞いたことがありました。浙江省寧波エリアに宋の時代から伝わるお菓子で、小麦粉と卵を混ぜた生地を馬蹄(馬のひづめ)の殻に入れて焼いたことからこの名に。その後店舗で量産する際は馬のひづめの形の型に入れて焼くことが伝統になりました。

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寧波出身の商人が設立した「三陽南貨店」では、上海での開業以来、馬蹄蛋糕を製造していました。寧波の伝統的なお菓子の馬蹄蛋糕ですが、上海でもとても人気がありました。しかし、1990年代末になると各種洋菓子の人気に押され、馬蹄蛋糕は不人気になり販売終了。

今回の復刻販売にあたっては「三陽南貨店」で伝えられているレシピを基に、寧波の菓子職人の協力を得てレシピを再開発。復刻版レシピでは現代の消費者の好みに合わせ砂糖と油の使用を控えめに、手土産として喜ばれるよう、輸入バターを使用するなど原料にもこだわり、味の改善を図ったということです。

馬蹄蛋糕を食べてみたところ、オリジナルが宋の時代のお菓子とは思えないほど洋菓子に近い味わいと食感のお菓子でした。コーヒーにもお茶にも合う、お茶の時間にぴったりのお菓子です。次に近くを訪れた際はまた買いに行ってしまいそうです。

ネットで人気のブランドも誘致!「泰康食品店」

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記事内でも紹介した「泰康食品」。こちらの新店舗では上海老舗食品スーパーには珍しく、ネットで人気の食品ブランドも取り扱っている異色の存在です。定番の月餅や「泰康食品」ブランドの各種食品の他、人気カフェのコーヒー、イタリアンジェラートまで楽しめます。

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こちらは上海で一番有名なミルクキャンディ―と言っても過言でない、「大白兎」。近年、コラボ商品でリップクリームやハンドクリーム、アイスクリームをリリースして注目を集めています。昨年は「大白兎」販売60周年を記念して、中国各地で記念ブースが開設され、これまでの歩みの紹介や、キャンディーのみならず、トートバッグなどの各種「大白兎」グッズも販売され、多くの人が買い求める人気商品になりました。

そして歩行者天国のゴールの外灘へ

ここまで来るといよいよ前面には、川を挟んで対岸の浦東の超高層建築群が迫ってきます。ゴールはもうすぐです。

オールド上海を代表するホテル「和平ホテル(旧キャセイホテル)」

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外灘の有名建築の「和平ホテル」。1929年に建設されました。オーナーのヴィクターサッスーンにちなみ「サッスーンビル」とも呼ばれていました。今でもバーでは毎晩オールドジャズバンドの演奏があり、オールド上海を語る上で欠かせない存在です。内装もとても美しいので機会があれば館内を見ることをお勧めします。

上海に現存する最古のホテル建築「和平飯店南楼(旧パレスホテル)」

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1906年築、上海に現存する最古のホテル建築です。現在和平ホテルの南楼となっていますが、かつてはパレスホテルという別のホテルでした。

歩行者天国はここで終了です。計1.7kmの散策ルートを歩きました。

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目の前の道路を渡り、黄浦江の遊歩道へ上がると外灘の旧建築と対岸の浦東の超高層建築を一望することができます。

実は昼よりも夜の訪問がおすすめ!

今回紹介した南京東路の歩行者天国全行程ですが、筆者は夜間に散策することをおすすめします。外灘の夜景もそれはそれはきれいなのですが、南京東路も沿道の商店がライトアップされ、またたくネオンサイン、ムーディな光に浮かび上がる近代建築、壁面のレリーフの陰影がとてもムードがあります。外灘では夜間にライトアップショーを行う事もあり、華麗でダイナミックな夜景を楽しめます。

■南京東路歩行者天国アクセス

  • 中国語表記:南京东路步行街
  • 全 長:1.7km
  • アクセス
     ・東端最寄り:地下鉄1・2・8号線「人民広場駅」から5・6・7・19番出口降りてすぐ
     ・西端最寄り:地下鉄2・10号線「南京東路駅」から7番出口降りてすぐ
     ※ちょうど2020年秋開通の延伸分から外灘までの散策をスタートできます。

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