公開日:
最終更新日:
台南食べ歩きの〆に!存続の危機を脱した武聖夜市へ
グルメの街、台南の3大夜市のひとつに挙げられる武聖夜市。今年に入ってから存続の危機に陥っていたローカル夜市ですが、このたび、運営の継続が決まりました。地元民に愛され続ける新生・武聖夜市をご紹介します。
目次
台南の夜市事情と武聖夜市
毎晩、台湾のあちらこちらで開催されている夜市ですが、台南の夜市は他と少し違い、それぞれの夜市により開催曜日が決まっています。最も有名な花園、大東、武聖の3つの夜市の頭文字を、月~日曜までの並びにあてはめた「大大武花大武花」という言葉は、地元民の間で合言葉のように使われています。
3つの夜市のひとつである武聖夜市は、30年以上の歴史を持つ夜市で、最大級の大きさをほこる花園夜市に比べると、地元民の割合が比較的多めなローカル夜市です。
今年初めには、地主の土地利用計画により廃業との話が持ち上がりましたが、長い歴史を持つ夜市だけに存続を望む声が多く、運営は新しいグループによって引き継がれ継続されることが決まりました。
武聖夜市へのアクセス方法
武聖夜市の会場へのアクセス方法は、タクシーかレンタサイクルを利用するのが一般的です。バスでも会場まで行くことはできるのですが、本数が少なくバス停からも少し距離があり迷いやすいので、あまりおすすめはできません。
タクシーの場合、台鉄台南駅から約10分の距離で、料金は150元ほどとリーズナブルです。大通り沿いではなく武聖路69巷という細い路地を入ったところにありますが、タクシーの運転手さんには「武聖夜市」とだけ伝えればすぐわかります。
ホテルで貸し出ししてる自転車や、台南の公共レンタサイクル「T-Bike」を利用しても、台鉄台南駅から約15分ほどでアクセルすることができ、細い路地もスイスイと行けて便利です。
新しくなった武聖夜市へGO!
それでは早速、武聖夜市へ行ってみましょう!
運営継続が決定されてから、筆者がここを訪れるのは今回が初めてです。今年はコロナウイルスの影響もあり、一時は全体的に夜市の観光客が少なくなりましたが、それでも土曜日ということもあり、たくさんのお客さんでにぎわっていました。新しくなった...と言っても、場所や規模、並ぶ屋台などは、以前とほとんど変わっていませんでした。
水曜と土曜という開催曜日も今のところ変更はないようです。パチンコや輪投げ、的当てゲームなど、昔ながらのゲームが並ぶスペースがとても大きなとこころも武聖夜市の特徴で、こちらも健在でした。
武聖夜市のおすすめグルメ
前述したように、台南では各夜市によって開催曜日が異なるため、それぞれの屋台がいくつかの夜市をかけもちする「流動夜市」というスタイルになっています。それゆえ、この夜市だけ!というような名物屋台はあまりないのですが、来るとついつい食べてしまう個人的なおすすめグルメを3つご紹介します。
まずひとつめは、サツマイモの粉をこねてつくるドーナツ、地瓜球(ディーグヮチョウ)です。これは、どこの夜市でもだいたい見かけることができますが、武聖夜市の地瓜球は他よりも若干生地が硬く、食感がいいような気がするのです。中は空洞になっていてほんのり甘く、病みつきになる一品です。
ふたつ目は、雞蛋糕(ジーダンガオ)というひと口カステラ。ひと口カステラもあちこちの夜市や路面にある定番おやつなのですが、路面店もある「阿堯師」の雞蛋糕は、長い歴史がありたくさんのファンがいます。生地がほんのり甘くフワフワした食感で、栗の形をしているのが特徴。クリームやアンコ入りもあります。
最後は、台湾風中華バーガーの割包(グァーバオ)。お財布型をした中華まんの生地にお肉や漬物野菜を挟んで食べる割包は、ボリュームたっぷり。定番の具材は豚バラですが、武聖夜市の屋台では、豚ロースやチキンサンドもありました。歩きながら食べられるのも人気の秘密です。
お腹いっぱい食べるのは、台南旅行の醍醐味。また安心して旅行ができるようになったら、ぜひ武聖夜市に足を運んで食べ歩きの〆を楽しんでくださいね。
武聖夜市
- 住所:台南市中西區武聖路69巷42號
- 営業日:水、土曜日
- 営業時間:18:00頃~翌1:00頃
Ranking台湾記事ランキング
-
ロータス
- ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。