バンコク最古の車道・ジャルンクルン通りでインスタ映えアートと美味しいグルメを満喫!

タイ・バンコクの旧市街の中心を通り、チャオプラヤー川と並行して走るジャルンクルン通りは、今から150年以上前に出来たバンコク最古の車道と言われています。ジャルンクルン通り周辺は、古い歴史を持つタイならではのレトロな街並みを持ちつつ、最近では大型のアート・デザイン施設が移転し、おしゃれなレストランやカフェが続々とオープンしているため、古い要素と新しい要素が混ざり合う独特の雰囲気を持つ街として最近注目を浴びています。

今回はバンコク最古の車道・ジャルンクルン通りで特にオススメしたい観光スポットをご紹介します。

目次

ムスリム食堂の絶品ビリヤニとヤギ肉のマッサマンカレー

ジャルンクルン通りへはBTSスカイトレインと呼ばれるバンコクで一番利用される交通手段を使って行くことが出来ます。

最寄りの駅はBTSサパーンタクシン。3番出口を降りた目の前の通りが、ジャルンクルン通りです。ジャルンクルン通りに出たら、まず行って欲しい店が「ムスリム・レストラン」。

ここはイスラム料理が食べれる有名店で、イスラム系の人に限らず、ローカルな中華系タイ人やバックパッカー風の外国人客など、さまざまな人たちに人気の食堂です。ここで絶対に食べて欲しいメニューがビリヤニとマトン・マッサンマンカレー。ここでいうマトンとはヤギ肉のことで、オープン当初は田舎からヤギを連れてきて、店でさばいてヤギ肉の卸売りもしていたんだそう。

ほんのりカレー風味のビリヤニはレーズンの甘さがアクセントになっていて、子供から大人まで幅広く好まれる味付け。月曜日と金曜日だけ食べれるマトン・ビリヤニ・スペシャルはカレー風味のご飯の中にゴロッと煮込んだヤギ肉が入っていて、食べ応えたっぷりです。

マトンのマッサマンカレーはヤギ肉の臭みが全くなく、スパイスが効いた濃厚なカレーでとても食べやすいのが特徴。タイ人はあまりヤギ肉を食べませんが、ここのはタイ人にも人気です。また、カレーに合わせて食べたいのがロティと呼ばれるクレープのような薄いパン。これをちぎってカレーにつけて食べるとロティのバター風味と良く合い、ご飯と一緒に食べるのとはまた違う美味しさが楽しめます。

Muslim Restaurant

住所:1354-56 Soi42 Charoen Krung Rd., Bangkok
電話:(+66)2-234-1876
時間:月~金 7:00~17:00、土日7:00~15:00

インスタ映えのウォール・アートを探せ!

ジャルンクルン通り周辺をを歩いていると、ところどころにウォール・アートを見かけます。

その中には有名なアーティストの作品もあれば、無名のアーティストの作品もあり、ウォール・アートの前で写真を撮るタイ人や観光客の姿もしばしば。

中にはユーモアに溢れる作品も沢山あって、思わずクスッと笑ってしまうウォール・アートもあります。

中でも三つ目ウサギのキャラクターで有名なアーティスト・ALEX FACEが一番人気。この作品を見つけたらラッキー!ぜひ一緒に写真を撮りましょう。

時間に余裕があるなら、散歩がてらいくつウォール・アートを見つけられるかみんなで競争しても良いですね。

アートがテーマの人気複合施設「Warehouse 30」

ジャルンクルン通りで今タイ人に一番人気なのが、アートがテーマの複合施設「Warehouse 30」。

ここはお洒落なカフェ、レストランや雑貨屋などが入っており、どの店舗もSNSで良く見かける人気店ばかり。

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古い倉庫を改造して作られた施設はそれだけでお洒落な雰囲気満載です。

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建物のところどころにもブラックユーモア溢れるアートが。

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施設内でオススメのお店一軒目はタイ人の有名シェフChef Vanがオーナーシェフを務める「THE DAG」。

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ここでは伝統的なタイ料理の技法を使いながら、最先端の味を目指すタイ料理が楽しめますが、注目して欲しいのはナイフが刺さって出てくるハンバーガー。トリュフチーズを使ったビーフのチーズバーガーはバンコクで一番美味しいと評判です。

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二軒目にオススメなのが「Someday Everyday」と言う名のタイ食堂。

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カオラートゲーンと呼ばれるタイ人に馴染み深いぶっかけ飯を、おしゃれスタイルかつ低価格で提供しています。実はこの店、2018年からスタートしたバンコク版ミシュランガイドで、2年連続一ツ星を獲得している高級タイ料理レストラン「Nahm」の元オーナーシェフのDavid Thompson氏と元エグゼクティブシェフのPrin Polsuk氏が手がけているため、味も100%保証つきです。

Warehouse 30

住所:52 60 Captain Bush Ln, Khwaeng Bang Rak, Khet Bang Rak, Krung Thep Maha Nakhon 10500
電話:(+66)88 244 2241
時間:月~日11:00~20:30

お寺巡りに飽きたらアユタヤ時代の歴史ある教会へ

ウォール・アートを探しながらジャルンクルン通りをぷらぷら歩いていると、黄色い建物の教会が見えてきます。

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タイとキリスト教の関係はポルトガルが大きく絡んでおり、16世紀にマラッカ海峡を制圧したポルトガルはチャオプラヤー川を遡上して当時のアユタヤ王朝と交易を開始しました。

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この聖ロザリー教会の設立は1782年と古く、現存の建物は3代目。最初はアユタヤに建てられ、それをチャクリー王朝がバンコクに都をおいた後の1786年にラマ一世によってこの地に移転させたものだそうです。

バンコクは仏教国なのでお寺巡りが主ですが、お寺に飽きたらたまには教会見学はいかがですか?

Holy Rosary Church

住所:987 Soi Wanit 2, Khwaeng Talat Noi, Khet Samphanthawong, Krung Thep Maha Nakhon 10100

築230年の歴史ある中国式住居を改造したカフェ

聖ロザリー教会をさらに北上したところにあるのが、築230年福建式の中華邸宅「So Heng Tai Mansion」。

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ツバメの巣の商売で富を築いたPhra Apai Vanit氏が建てたとされ、現在はその子孫がここに住みながら維持・管理しています。しかも8代目のオーナーが「使わないと家が古くなる」という理由から、15年前に敷地内のど真ん中にダイビング用のプールを作り、今ではダイビング・スクールを経営、ライセンス取得も可能です。

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敷地内の見学は自由で、併設されたカフェではドリンクもいただけます。

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2階にはテラスもあり、プールや邸宅を眺めながらゆっくりお茶を楽しむ人や、建物と一緒に写真を撮る人たちで連日賑わっています。

So Heng Tai Mansion

住所:282 Soi Wanit 2, Khwaeng Talat Noi, Khet Samphanthawong, Krung Thep Maha Nakhon 10100
電話:(+66)80 218 7000
時間:月~日09:00~18:00

パノラマの夕日を背に眺める絶景のチャオプラヤー川

ここはもともと屋上に何もなかったゲストハウス「River View Guest House」が最近リノベーションしてレストラン「River View Restaurant & Bar」をオープンさせました。

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このレストランは食材にこだわるヘルシーフードを売りとしていますが、もうひとつの売りはパノラマで眺めることが出来るチャオプラヤー川の景色。

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夕暮れ時に来れば、パノラマの夕日を背に見る美しいチャオプラヤー川の絶景を記憶に残すことができます。

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レストランはバーにもなっており、テーブル席の他にゆったり出来る大きなソファー席もあるので、お酒を飲みながら美しい景色を楽しむ事ができます。ジャルンクルン通りを1日観光した最後の締めくくりの場所として選んでみてはいかがですか?

River View Restaurant & Bar

住所:768 Song Wat Rd, Khwaeng Talat Noi, Khet Samphanthawong, Krung Thep Maha Nakhon 10100
電話:(+66)02 234 5429
時間:月~日07:30~23:00

まとめ

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古いものと新しいものが交差しているジャルンクルン通り。歩いて散策するのにもぴったりな場所なので、1日ゆっくり時間をかけながら観光するスポットとしてオススメです。バンコクに来たらぜひジャルンクルン通りを訪れてみてください。

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ゆかりん

ロサンゼルス在米27年を経て2016年からバンコクに移住。グラフィック・デザイナーの顔も持ちながら、海外在住ライターとして活躍中。趣味は料理と映画鑑賞で過去イタリアとタイで料理学校を卒業した経験があり、世界中の料理学校を制覇するのが夢。自他ともに認める食いしん坊で、常に美味しいものを探して放浪中。バンコクをはじめとする海外のご当地グルメの情報はおまかせあれ。

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