おうちごはんがグッと豪華に!?フランスの冷凍食品「ピカール」とは

美食の国・フランスでは、冷凍食品もクオリティ抜群!冷凍食品専門店「ピカール(Picard)」には、前菜からメイン・デザートまで、ハイクオリティな商品が豊富に揃っています。日本にも東京と神奈川に店舗を構えているほか、通販も利用できるため、おうちで本格フレンチが気軽に楽しめますよ!この記事では、フランスのパリで長期滞在を経験した筆者の視点から、フランスの冷凍食品事情とおすすめの冷凍食品を5つ紹介します。おうちごはんを充実させたい方や海外の冷凍食品を試してみたい方は必見!お気に入りの冷凍食品を見つけたら、ぜひ「おうちでフレンチ」を試してみてくださいね。

目次

<1. フランスは冷凍食品が充実している?>

<2. フランスの冷凍食品メーカー「ピカール」とは>

<3. フランスのおすすめ冷凍食品1:鴨肉のコンフィ>

<4. フランスのおすすめ冷凍食品2:クロワッサン>

<5. フランスのおすすめ冷凍食品3:ミニエクレア>

<6. フランスのおすすめ冷凍食品4:ラタトゥイユ>

<7. フランスのおすすめ冷凍食品5:クレープ>

1. フランスは冷凍食品が充実している?

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<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)>

1.1 共働き生活にとって冷凍食品は強い味方!

フランスは共働き家庭が多いため、独身の人だけでなく家庭がある人にとっても、便利な冷凍食品は重宝されています。特に外食をしようとすると高くついてしまいがちなパリでは、節約ランチとして利用する会社員の姿も。平日は仕事があるため冷凍食品を活用し、週末に時間をかけて料理をするというフランス人も多いのだとか。 また、週末に一週間分の食料をまとめ買いする家庭も多いため、魚や肉などは長く保存ができる冷凍食品を購入することで、買い物の手間を減らそうとする人もいます。

1.2 フランスは冷凍食品消費が多い国?

2012年時点のデータではありますが、三井物産戦略研究所の資料によれば、フランスにおける1人当たりの冷凍食品消費額は世界第6位の75ドル(※)となっています。第7位の日本が44ドルであることから、フランスは日本以上に冷凍食品の消費が多いことがわかりますね。フランスでは、スーパーはもちろん専門店で冷凍食品を購入するのも一般的。冷凍食品専門店の「ピカール(Picard)」はフランス全土に約1,000店、パリだけでも約100店舗をかまえていることなどから、フランスにおける冷凍食品の需要の高さがうかがえるでしょう。

※>>>参考:三井物産戦略研究所|冷凍食品市場の現状(pdf、外部サイトへ遷移します)

※編集部註:EU圏ではドイツが世界5位の94ドル、調査対象国の中で最も冷凍食品の年間消費額が高いのはカナダの122ドルです

1.3 フランスの冷凍食品を食べる時の注意

フランスの冷凍食品は、オーブン調理が必要なものが多い印象です。フランス語でオーブン調理は「Au four」、電子レンジ調理は「Au micro-ondes」、フライパン調理は「À la poêle」と表記されます。オーブンを持っていない方は、買ったはいいものの家に帰ってから「うちでは調理できない!」とならないよう、購入前に調理方法をしっかり確認しましょう。また、冷凍食品のサイズやボリュームを考慮して購入するのも大切。ものによってはファミリーやパーティー向けの商品もあり、単身世帯の場合は量が多すぎることがあります。またピザなどは、トースターのサイズが小さいと入らないケースもあるため、商品のサイズも購入前に確認しておくと安心です。

2. フランスの冷凍食品メーカー「ピカール」とは

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<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)>

フランス発祥の冷凍食品専門店・ピカールは、フランス全土に約1,000店舗を展開しています。フランス料理を中心に、前菜にパン・メインディッシュからデザートまで揃っており、ピカールの冷凍食品でフレンチのフルコースが再現可能です。おしゃれな見た目かつ本格的な味を楽しめる冷凍食品ブランドとして、フランス人の「忙しいけどおうちごはんを充実させたい!」という願いを叶えています。

2.1 ピカールは日本にも出店!

実はこちらのピカール、2016年に日本へ進出しました。2020年5月時点で東京に11店舗、神奈川に3店舗を構えています。都内のイオン系列ショッピングモールには、「プティピカール」として特設コーナーを設け、ピカール商品を取り扱う店舗が2店舗あります。通販にも対応しているほか、公式サイトではピカール商品のおいしい食べ方などを紹介しています。冷凍の鴨肉のコンフィを使用したサラダや、冷凍の野菜ミックスを使用したポトフなど、冷凍食品のやアレンジレシピを参考にでき便利ですよ。

>>>ピカールについて詳しく見てみる(公式サイト)

次の項目からは、筆者がおすすめしたいフランスの冷凍食品について、5つピックアップしてご紹介します!

3. フランスのおすすめ冷凍食品1:鴨肉のコンフィ

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<写真はイメージです。Photo by Eric McNew on Unsplash

最初におすすめしたいフランスの冷凍食品は、鴨肉のコンフィ。そもそもコンフィってどんなもの?と気になる方もいるかもしれません。そのため、料理についての説明も合わせて載せています。

3.1 鴨肉のコンフィってどんな料理?

鴨肉のコンフィ(Le confit de canard)とは、鴨肉を脂とともにじっくり低温で加熱する「コンフィ」という方法で調理する料理です。この調理法はフランス南西部で誕生し、冷蔵・冷凍技術のない時代に肉を保存するために活用されていました。 コンフィされた鴨のもも肉は、しっとり柔らかくジューシーに仕上がります。フランスでは、ビストロと呼ばれるレストランの定番料理とされている鴨肉のコンフィ。フランスの伝統料理として、現在も広く親しまれています。

3.2 冷凍鴨肉のコンフィの特徴やおすすめポイント

鴨肉のコンフィを自分で作る場合は、肉をじっくり煮た後、さらに外の皮をカリッと焼いてから盛り付けるなど、時間と手間がかかります。しかし冷凍鴨肉のコンフィなら、電子レンジなどで数分温めるだけで簡単に食べることができます。日本では鴨肉が手に入りづらいため、手軽に本場の味を楽しむチャンス!皮はパリパリで肉は柔らかく、鴨肉の臭みもない食べやすさが人気の秘密。冷凍とは思えない、本場フランスのビストロに匹敵する味がおうちで楽しめますよ。付け合わせとして、ベイクドポテトを添えて食べるのもおすすめ。塩味がよく効いているため、ワインなどのお酒のお供にもぴったりです。 日本のピカール通販サイトでは、360gを1,599円(税込)で購入できます。

>>>ピカールの鴨肉のコンフィについて詳しく見てみる(公式サイト)

4. フランスのおすすめ冷凍食品2:クロワッサン

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<写真はイメージです。Photo by Josselyn Solorzano on Unsplash

日本でもなじみ深いクロワッサン。クロワッサン(Le croissant)は、フランス語で「三日月」を意味します。外はパリパリ、中はしっとりの何層にも重なった生地が魅力。パン生地にバターをたっぷり折り込んで焼く、バターの豊かな風味が特徴のパンです。

4.1 フランスではクロワッサンに分類がある

フランスでは、クロワッサンに使われている油脂の違いを示すために、形を変えて作っていると言われています。両端が真っ直ぐのクロワッサンは、クロワッサン・オ・ブール(croissant au beurre)。フランス語でブールは「バター」を意味することから、生地にバターが使われたクロワッサンになります。 両端がカーブした三日月形のクロワッサンは、クロワッサン・オルディネール(croissant ordinaire)。オルディネールは「日常の」という意味で、マーガリンなどの油脂を使っているクロワッサンを指します。

4.2 冷凍クロワッサンの特徴やおすすめポイント

ピカールのパンシリーズのなかでも、不動の人気を誇るクロワッサン。1日に3,000個も売れているという大人気商品です。素材は全て、フランス産にこだわっているのが特徴。フランス南西部シャラント県産のAOP認証発酵バターを、24%配合しています。フランスの発酵バターは、日本のバターに比べて非常に濃厚なため、まろやかなバターの風味が存分に楽しめます。冷凍クロワッサンは、バターが有名なフランスならではの冷凍食品です。冷凍とはいえ、外はパリパリ・中はしっとりの食感がしっかり再現されています。好きなときに食べたいだけ焼けるのも嬉しいポイント。 もちろんそのまま食べてもおいしいクロワッサンですが、サンドイッチにアレンジするのもおすすめです。冷凍クロワッサンを焼いた後に切り込みを入れ、野菜やチーズ・肉をはじめ、生クリームやフルーツなどの具材を挟めば、あっという間におしゃれなサンドイッチの出来上がり!フランス産バターの風味を生かした贅沢なランチやおやつが、手軽に楽しめます。日本の通販サイトでは8個入りを735円(税込)で購入できますよ。

>>>ピカールのクロワッサンについて詳しく見てみる(公式サイト)

5. フランスのおすすめ冷凍食品3:ミニエクレア

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<写真はイメージです。Photo by Xenia Bogarova on Unsplash

19世紀初頭のフランスで誕生したと言われるエクレア(éclair)。細長い形のシュー生地にカスタードやホイップクリームを入れ、チョコレートなどでコーティングしたお菓子。フランスのパン屋では、必ずといっていいほど見つかる、定番のフランス菓子です。

5.1 エクレアはフランス語で「雷」?!

エクレアはフランス語で「雷」や「稲妻」を意味しています。名前の由来はユニークなものが諸説あり、「生地を焼いたときにできる表面の亀裂が稲妻に似ている」「チョコレートなどのコーティングが稲妻のように光る」「中身のクリームが溶けたり飛び出したりしないように、稲妻のごとく素早く食べなければいけない」といった3つの説が有力と言われているそうです。

5.2 冷凍ミニエクレアの特徴やおすすめポイント

カラフルで可愛らしい見た目が特徴の、冷凍ミニエクレア。ピカールの「食いしん坊のミニエクレア」という商品では、一口サイズの4種類のエクレアが、3個ずつ入っています。

  • ピスタチオ
  • フランボワーズ
  • チョコレート
  • レモンメレンゲ

ピスタチオのエクレアは、ピスタチオで作られたグリーンのペーストとオレンジ風味の砂糖でコーティングされ、中のクリームの甘さを引き立てます。フランボワーズのエクレアは、甘いピンクのペーストとフランボワーズ風味の甘酸っぱいクリームが、バランス良くマッチした味わいが特徴。 チョコレートのエクレアは、中にビターチョコレートのクリームが入っているため、甘いものが苦手な方でも食べやすい印象です。レモンメレンゲのエクレアは、サクサクのレモンメレンゲがトッピングされ、レモンの酸味が効いたクリームとよく合います。

ミニエクレアは見た目の可愛らしさだけでなく、冷凍食品とは思えない本格的な味も魅力的!また、食卓を一気に華やかにさせるため、ホームパーティなどのおもてなしにもぴったりの冷凍食品です。日本の通販サイトでは12個入りを1,599円(税込)で購入できます。

>>>ピカールの「食いしん坊のミニエクレア」について詳しく見てみる(公式サイト)

6. フランスのおすすめ冷凍食品4:ラタトゥイユ

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<写真はイメージです。Photo by Pixabay(CC 0)>

南フランス発祥のラタトゥイユ(ratatouille)は、フランスの家庭料理として親しまれています。トマトやズッキーニ、玉ねぎ、ピーマン、なすをはじめとする夏野菜を中心に使用し、香草とともにオリーブオイルで炒め煮にした料理です。

6.1 ラタトゥイユはシンプルなレシピが基本

日本では市販品でラタトゥイユの素なども見かけますが、本場フランスのラタトゥイユは野菜の旨味に塩胡椒とにんにくを加えた、シンプルな味付けが特徴。フランス語のトゥイエ(touiller)には「混ぜる」という意味があるように、ラタトゥイユは具材をゆっくりかき混ぜながら炒め煮にするのがポイントの料理です。

6.2 冷凍ラタトゥイユの特徴やおすすめポイント

ピカールの冷凍ラタトゥイユは1kgとボリューム満点ですが、食べたいときに好きなだけ解凍して食べられるため、単身世帯でも気軽に購入できます。野菜を切ったり長い時間煮込んだりする必要もなく、フライパンか電子レンジで調理するだけで簡単に食べられます。色とりどりの夏野菜がゴロゴロ入っている冷凍ラタトゥイユは、トマトで煮込んだ旨味が凝縮された濃厚な味わいが魅力。パンと一緒に食べるのもよし、パスタの具として加えるのもよし、さまざまなアレンジが効く優秀な冷凍食品です! 日本の通販サイトでは1kgを843円(税込)で購入できます。

>>>ピカールのラタトゥイユについて詳しく見てみる(公式サイト)

7. フランスのおすすめ冷凍食品5:クレープ

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<写真はイメージです。Photo by Austin Paquette On Unsplash

フランス北西部のブルターニュ地方で誕生したクレープ(crêpe)は、小麦粉にバターや牛乳、砂糖、卵などを加えた生地を薄く焼いたお菓子です。フランス語のクレープ(Crêpe)には「絹のような」という意味があるとおり、焼いたときにできるちりめん状の模様から、クレープと呼ばれるようになりました。

7.1 フランスのクレープはシンプル

日本には1970年代後半にフランスから伝わったとされ、今では定番の食べ歩きスイーツとなったクレープ。日本ではさまざまな味付けが特徴ですが、本場フランスのクレープは砂糖にバターやはちみつ、チョコレートのみなど、シンプルな味が特徴です。 ただし、中にはオレンジジュースとオレンジの皮、カラメルソース、グラン・マルニエというオレンジのリキュールをフランベした、クレープシュゼットというお菓子も存在します。フランスにはクレープリーというクレープ料理をメインとするレストランがあるほど、ポピュラーなお菓子となっていますが、こうしたレストランで頂く場合はお皿に乗せられたものを食べるのが基本です。

7.2 冷凍クレープの特徴やおすすめポイント

ピカールの冷凍クレープは6枚入りで、日本の一般的なクレープよりも焼き目がしっかり付いているのが特徴。ほどよく厚みがあるため、張り付くことなく1枚ずつきれいに取り出せます。電子レンジかフライパンで、1分ほど温めれば完成! 時間がないときでも、手軽に本場フランスのクレープが食べられます。冷凍食品とは思えない、もちもちした食感が魅力です。 バターと砂糖やはちみつをかけたフランス流クレープは、シンプルながら厚みのある生地は食べ応えがあり、大満足のデザートになります。デザートだけでなく、チーズやベーコン、卵などを乗せて作るおかずクレープもおすすめです。 日本の通販サイトでは6枚入りを627円で購入できます。

>>>ピカールのクレープについて詳しく見てみる(公式サイト)

おうちで過ごす時間が増えた今だからこそ、日頃の食事にはバリエーションを持たせたくなるもの。とはいえ、なるべく簡単に時間をかけず準備できたら嬉しいですよね。 そんなときに便利なのが、冷凍食品。ピカールをはじめフランスの冷凍食品を用意すれば、本格フレンチを手軽に楽しめるだけでなく、おうちごはんがグッと豪華になります。ぜひこの機会に、フランスを含めた世界の冷凍食品を試してみませんか?

編集部註:本記事は2020年7月に公開しましたが、2021年4月に一部修正しています。

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パリ在住のフリーランスライター&ブロガー。WORK HARD, TRAVEL HARDERをモットーに、世界30カ国への旅やパリライフの経験をメディアで発信中。パリをはじめ、現地の生活に溶け込んで得たリアルな情報をお届けします!

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