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【大阪】こんな時こそ!疫病退散!少彦名神社へ行ってきました
こんにちは!
お薬の神社・少彦名(すくなひこな)神社を知ってますか?
少彦名神社のある道修町(どしょうまち)は.大阪の中心部に位置し、寛永年間の頃に堺の小西一族の小西吉右衛門が、この地に薬種問屋を開いたのが始まりとされています。更に、第八代徳川将軍吉宗が、大坂の街で病に倒れた際に、道修町から献じた薬で病状が良くなった事をきっかけに、薬種商124軒に中買仲間の免許が与えられ、薬の町としての地歩を確立しました。(出典:なにわ地名 よもやま話道修町より)
目次
少彦名神社はどこにあるの?
少彦名神社の場所は、メトロ堺筋線の北浜駅6番出口が1番近くて、約6分ほど。御堂筋線や京阪の出口からでも10分位です。堺筋をまっすぐ南下して、薬屋さんの看板が見え始めたら(八ツ目製薬さんの看板がわかりやすいです)右折して下さい。オフィス街にありながら、この通りは製薬関係の会社も多く、雰囲気のある古い建物も多くて静かです。そんな中に、ちょこんと少彦名神社はあります。
私が訪問した2回は、残念ながら、いずれも日曜日でお休みでしたが、少彦名神社の隣には、『くすりの道修町資料館』があります。ここ以外にも、道修町には、製薬会社の資料館やミュージアムが、徒歩圏内にあと3つあり『道修町ミュージアムストリート』と名付けられていますので、ぜひ、お時間のある方はこちらの散策もおすすめいたします。
春琴の町の少彦名さんと神農さんを祀る神社
どどん!!入り口ではこの迫力でお待ちしております!!日本医神の祖神・少彦名命と中国医薬の祖神・神農炎帝をお祀りしています。新型肺炎の流行・蔓延の影響もあってか、無事と平癒を祈る人達が、絶え間なく人が訪れていました。
そして、きっちり、御神祭や御神徳、張り子の虎の謂れもしっかり説明が書いてあります。なるほど!!
そして、この説明板!!私が何より、ここを訪れたかった理由がこれ。道修町を舞台にした『春琴抄』です。宝塚歌劇団宙組の舞台で観てから、船場ことばのまろやかさや、町と時代が持つ独特の雰囲気に魅了されました。この説明板を見ているだけで、春琴の『佐助!』と呼ぶピシッとした声が聞こえてきそうです。
少彦名神社は小さくて静かな都会の憩いの場
私の訪れた時は、小径のバラも咲き、こじんまりとしていながら、人は訪れていても、静かで、とても良い雰囲気でした。製薬会社の名前の入った提灯がたくさん並んでいます。
そして、反対側には、こんな風に製薬会社から贈られたお薬が飾られたケースが。よく、知ってる物から懐かしい物、初めて見る物まで色々あります。
とてもコンパクトなので、あっという間の拝殿に。ここにも、しっかりコロナウィルス退散の文字が。
少彦名神社は、季節ごとに変わるご朱印や、ペット・医療関係の方向けのお守りなども充実していて人気です。清掃奉仕をした時に頂ける『内清浄外清浄』のご朱印は、今の状況が落ち着けば、是非とも行って、頂きたい、と思っています。(そもそも清掃ボランティアが趣味なので)
いにしえと近代とが行き来する神社
少彦名神社のホームページは英語版もあったり、最新の情報もどんどん掲載されており、ここで、人気のご朱印の最新情報を得ることもできます。また、Twitterも盛んですので、ご興味のある方は、是非とも、のぞいてみて下さい。江戸時代のコレラの流行を鎮めたと言われる『張り子の虎』にあやかって、最後は神社を出たところにいる(入る時は横顔ですが)虎の咆哮にて、この奇禍の平和を祈りたいと思います。大阪の祭りは、1月の十日戎で始まり、11月の神農祭で終わると言われています。神農祭が無事に行われる世の中であります様に。
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とうもと くみ
- 舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。