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人気沸騰中!ナミビアでみられる絵画のような不思議な景色『朝日の奇跡』!
ナミビアという国名を聞いてどこにあって何が有名なのかすぐに思い浮かぶ方は少ないかもしれません。
こんにちは!"ざき"と申します。元海外添乗員で自称絶景ハンターです。
ナミビアという国名は現地語で『何もない』という意味ですが、ナミビアには実は知られざる魅力が沢山あります。世界遺産の『ナミブ砂漠』、世界一美しい民族といわれる『ヒンバ族』、そして1000年以上生きるといわれている不思議な植物『ウェルウィッチア』、、、
今回はその中でも私が一番おすすめしたいナミブ砂漠の『朝日の奇跡』をご紹介します。
【目次】
朝日の奇跡って?
ナミビア国内で一番有名な観光地、ナミブ砂漠。世界最古とも言われるオレンジ色の美しい砂漠で今人気の絶景「朝日の奇跡」。
かつては沼地だった場所が干上がり、ひび割れた白い大地と何百年も前に枯れた木々が無造作に立ち並ぶ「デッドフレイ(死の沼地)」で、まるで絵画のような絶景がみられると某海外有名雑誌が表紙に掲載し、一躍人気となりました。
朝日の奇跡をみるには
まず、朝日の奇跡を見るためには前日の夜、ナミブ・ナウクルフト国立公園内に宿泊するのがおすすめです。国立公園は日の出とともにオープンするため、ゲートが開いてからだと間に合わないなんてことも、、、。
おすすめは国立公園のメインゲート内にあるキャンプサイトでテント泊!
夜には国際ダークスカイ協会が金賞に認定するほど美しい星空がキャンプ場上空に広がります。
朝日の奇跡も感動しますが、私はここの星空がいまだに忘れられません!
さあ、星空のもとキャンプ泊を楽しんだら早朝、日が昇らないうちに出発です。真っ暗な中オフロードをがたがたと進んで行きます。まだ真っ暗だと見えませんが、途中で一番有名なデューン45を通過します。デューン45の朝日はオレンジの砂丘とその影の陰影が美しく息をのむほどですが、それをみてからだとデッドフレイでの幻想的な瞬間には間に合わないのでここはぐっと我慢。デッドフレイまで急ぎます。
キャンプサイトを出発してから約1時間、ようやくデッドフレイ入口に到着。ここからは車を降りて徒歩で向かいます
デッドフレイまでの道のり
入口から『朝日の奇跡』と呼ばれるまるで絵画のような風景をみられる場所までは約1.1㎞。歩き始めはまだ暗いので、懐中電灯などがあると便利です。左手にビッグダディを見ながらひたすら砂丘の中を歩きます。
途中、日が昇り始めても、焦らないで大丈夫です。私も初めて訪れた際は、もう間に合わないと焦り砂丘を全力疾走で向かいましたが、日の出からすぐに朝日の奇跡が訪れるわけではないので、日が昇り始めても焦らず向かいます。少し明るくなってきた頃、デッドフレイに到着!
デッドフレイに到着したらお気に入りのスポットを見つけ、じっと『朝日の奇跡』を待ちます。
朝日の奇跡、撮り方ポイント
幻想的な風景が見られるのは1日の中でも約10分ほど。ビッグダディの後ろから昇ってくる朝日がその美しい景色を造りだします。日が高くなるにつれてだんだんと光があたり、全く違う風景になるので、その瞬間を逃すまいとカメラを構えます。少しずつ影が降りてきます。
10分しかチャンスがないので、あっちこっちに移動して写真を撮るよりは自分のお気に入りの木を見つけて、そこでじっと構えるのがおすすめです。
某海外有名雑誌のような写真を撮りたい場合は、ビッグダディ側まで下がり奥の方の木々を望遠で撮影。奥の砂丘の生えている枯草もキラキラと光って写り、まるで絵画のような写真がとれます。
ズームをせずに撮っても綺麗!
朝日の奇跡と呼ばれる瞬間が終わった後もそれはそれで綺麗でなんとも言えない気持ちになりました。
最後に
添乗員として訪れた国は約70ヵ国。世界中数々の絶景を見てきましたが、この朝日の奇跡はなんだか特別な景色に見えました。じわじわと降りてくる影にここまで心動かされるとは!ナミビアに行くときは、是非足をのばして訪れてみてください。
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ざき
- 元海外添乗員。自称絶景ハンター、世界の絶景情報をお届けします。