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おうちごはん!手軽に作れるポーランド料理のすすめ
外出自粛、ステイホーム。家で過ごす時間が増えた今、食事で旅行気分を味わってみませんか?レパートリーも増えて一石二鳥!特別な材料は必要ありません。簡単でおいしいポーランドの家庭料理をご紹介します。今日の晩御飯・おやつにいかがですか?
目次
ポーランドのとんかつ&副菜4品と野菜スープ
ポーランドの家庭料理といえば、Kotlet Schabowy(コトレット スハボヴィ)。ポーランドのとんかつです。日本との違いは、ハンマーでロース肉を薄く叩きのばすこと。
左がとんかつ用ハンマー。右はマッシュポテト用の調理器具。
Kotlet Schabowy(コトレット スハボヴィ)の作り方
<材料>
- 豚ロース
- たまご
- パン粉
- 塩・こしょう
- 油
<作り方>
1. 豚ロースを、薄く叩きのばして、塩・コショウで下味をつける。(ソースは使わないので、しっかり塩味をつけることがポイント)
2. 溶き卵→パン粉をつけて揚げ焼きにする。(日本のとんかつより少ない油で作れます!)
付け合せは、今回はマッシュポテトにしましたが、茹でじゃがいも、フライドポテト、ベイクドポテト、もちろんごはんでも、お好きなものでOK。
副菜4品(キャベツ・ビーツ・にんじん・きゅうり)
副菜も、定番のものから4品。上の写真左から、Kapusta zasmażana(カプスタ ザスマジャナ:キャベツ炒めディル風味)、マッシュポテト、Buraczki zasmażane(ブラチュキ ザスマジャネ:ビーツ炒め)、Surówka z marchewki(スルフカ ズ マルヘフキ:にんじんとりんごのサラダ)、Mizeria(ミゼリア:きゅうりサラダ)。どれも簡単・シンプル・スピーディーに作れます!
Kapusta zasmażana(キャベツ炒めディル風味)
<材料(2人分)>
- キャベツ(白菜でも):4分の1
- ディル(乾燥でもOK):適量
- バター:1かけ
- コンソメ:2分の1キューブ
- 水:100ml
<作り方>
1. キャベツを荒めの千切りに、ディルは細かく刻んでおく。
2. フライパンでバターとキャベツを軽く炒め、水とコンソメを加えて柔らかくなるまで数分煮る。
3. 水分がほぼなくなったら、塩コショウで味を整え、最後にディルを加える(盛り付ける直前)
Buraczki zasmażane(ビーツ炒め)
<材料(2人分)>
- ビーツ:2つ
- 砂糖:大さじ1
- 塩:少々
- レモン汁:大さじ1
- バター:ひとかけ
<作り方>
(下準備)生のビーツを使う場合は、皮ごと鍋で1時間ほど茹でるか、アルミホイルに包んで200℃のオーブンで約1時間。
缶詰や、真空パックのものはそのまま使用します。
1. ビーツをスライサーで千切りに。
2. フライパンでバターとビーツを炒めて、砂糖、塩、レモン汁を加えて味付け。
Surówka z marchewki(にんじんとりんごのサラダ)
<材料(2人分)>
- にんじん:1~2本
- りんご:半分
- 塩:少々
- 砂糖:少々
- レモン汁:大さじ1
<作り方>
1. にんじん、りんごをそれぞれスライサーで千切りにする。
2. 塩、砂糖少々とレモン汁で味付け。
冷蔵庫で少し味をなじませた方がおいしくなります。にんじんだけでも良いですし、レーズンを加えても良いです。
スライサー(千切り)はこのタイプ。チーズおろし器でも作れます。
Mizeria(きゅうりのサラダ)
<材料(2人分)>
- きゅうり:1本
- ディル:少々
- サワークリーム(ギリシャヨーグルト):50g
- 塩・こしょう:少々
<作り方>
1. きゅうりを輪切りに、ディルは細かく刻んでおく。
2. きゅうりに塩を振り少し置いて、軽く絞り水気を切る。サワークリーム(ヨーグルト)と塩・コショウを加え味付けしたら、最後にディルを加える。
スープはZupa jarzynowa(ズパ ヤジノヴァ:野菜スープ)
ミルキーな味わいの野菜たっぷりスープ。冷蔵庫にある野菜で作れます。冷凍野菜でもOK!
<材料(2人分)>
- にんじん:1本
- じゃがいも:1個
- 玉ねぎ:半分
- ブロッコリー:4分の1個(カリフラワー、いんげん、芽キャベツなどお好きな野菜で)
- バター:1かけ
- 水:600ml
- コンソメ:1個
- サワークリーム(生クリーム・ギリシャヨーグルトでも):大さじ2~3
- ディル(パセリ):適量
- 塩・こしょう:少々
<作り方>
1. 玉ねぎ、じゃがいもは角切り、にんじん、ブロッコリーも適当な大きさに切る。
2. 鍋にバターとブロッコリー以外の野菜を軽く炒めて、水とコンソメを加え、じゃがいもに火が通るまで煮る。
3. ブロッコリーを加え、火が通ったら塩、こしょうで味をととのえ最後にサワークリーム(生クリーム)を加える(クリームは分離しやすいので、小さなボウルにクリームを入れ、そこにスープを少しずつ注ぎ、その都度よく混ぜてから鍋に加える)。
4. 食べる直前にディル(パセリ)をトッピング。
<左:サワークリーム、右:ギリシャヨーグルト>
おやつにりんごパンケーキ!
おやつ、朝食におすすめなりんごパンケーキ、Racuchy z jabłkami(ラツヒ ズ ヤプカミ)。ポーランドのパンケーキ(Racuchy)はイーストを加え、たっぷりの油で揚げ焼きしますが、今回は手軽に作れるようにベーキングパウダーで代用、たくさん食べても胃もたれしないように少量のバター(油)で焼くレシピを紹介します!ふわふわしっとり、りんごがシャキシャキ!甘さ控えめです。
<材料(直径7cm位で8個分)>
- 小麦粉:150g
- 牛乳:130ml
- たまご:1個
- 砂糖:大さじ2
- バニラシュガー:大さじ1 (バニラエッセンス少々で代用OK)
- ベーキングパウダー:小さじ1
- りんご:1個
- バター(油でも):適量
- 粉砂糖:適量
<作り方>
1. りんごはスライサーで千切りに(スライスでもOK)
2. 粉類を全て合わせて、卵、牛乳を加えさっくり混ぜる。りんごを加え軽く混ぜる(混ぜすぎないように!)
3. フライパンにバターをひき、生地を大さじ1くらいずつ、丸く広げて弱火で焼く。
4. 焼きあがったら、粉砂糖をかけたり、お好みのジャム、シロップと一緒に。
スライサーで千切りにしたりんごは生地に混ぜますが、スライス(薄切り)にした場合は、生地とは別にして、フライパンに生地を広げ、その上にスライスりんごを乗せて焼きます。りんごの代わりにバナナで作ってもおいしいですよ!
この機会にぜひ、ポーランド料理をご家庭で作ってみてはいかがでしょうか?
smacznego!(スマチネゴ:召し上がれ!)
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EliilE
- 結婚を機に2010年よりポーランド、クラクフ在住。文化の違いや言葉の壁にぶつかりながらも子育奮闘中!
趣味はカフェ巡りと旅行。まだまだ知られていないポーランドの魅力をお伝えします!