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世界遺産の島・宮島で絶景とパワースポット!自然や歴史を楽しみながら弥山ハイキング!

記事投稿日:2020/06/15最終更新日:2020/06/15

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世界遺産の嚴島神社がある広島県の宮島。トリップアドイザーの2019年版では「外国人に人気の日本の観光地スポット」の3位に選ばれるほど、海外でも知名度が高い日本を代表する観光地です。日本人旅行者の多くは嚴島神社だけを見て帰ってしまいますが、ここはせっかくなので信仰の山として名高い弥山(みせん)に登り、瀬戸内の眺望を楽しんでみましょう。また宮島観光で覚えておくといい、ちょっとしたトピックも紹介します。

目次

宮島と嚴島、どう違うの?

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<宮島観光のハイライトとなる嚴島神社。嚴島という名前もこの神社が由来だ>

「宮島なのになぜ神社の名前は嚴島と言うの?」と疑問に持った方もいると思います。結論から言うと、宮島は正式には「嚴島(いつくしま)」と言い、「宮島(みやじま)」は通称になります。「宮島」は神社(宮)がある島ということで呼ばれるようになり、古くは平安末期の書物で確認することができます。

嚴島は元々「伊都岐島(いつきしま)」と呼ばれており、宮島という呼称が生まれる前からあったので今でも「嚴島神社」と呼ばれていますが、島自体を指す場合は現在は「宮島」と呼ばれることが多く、ここでもそれに準じますね。ちなみに国土地理院の地図では「嚴島」で(Google Mapも)、行政の単位では「宮島町」と宮島が使われています。

>>>宮島の歴史について詳しくはこちら(一般社団法人宮島観光協会)

手つかずの自然が残る弥山山頂

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<弥山山頂付近に残る原生林は天然記念物で、世界遺産登録物件のひとつにもなっている>

宮島は古来より自然崇拝の対象でした。嚴島神社の「いつく」は「心身を清めて神に仕える」というような意味で、島自体が神聖なものと考えられていました。そのため開発も限定的なもので、人の手が入らない自然が多く残されているのです。気候は温暖な瀬戸内海気候。特に標高535mの島の最高峰である弥山(みせん)山頂付近には、手つかずの原生林が残っており、この林も世界遺産にも登録されています。

また弥山の山頂付近には巨石群があり、それらもこの山を神聖なものにするのに一役買っています。伝説では平安時代に空海(弘法大師)が弥山を開山し、以降はパワースポットとして真言密教の修験道場となったといいます。

宮島にはなぜシカが多いの?

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<宮島のいたるところにシカがいる。餌をねだってくるが餌やりは禁止だ>

宮島では、町なかを歩くシカの姿が目につきます。宮島ではシカは「神の島にすむ鹿」として大事にされ、昔から残飯などを与えられており人を恐れないのだそうです。ただし、現在はシカへの餌やりが禁止されています。面白いのは、シカを保護するためか、宮島では長い間イヌを飼う習慣がなかったそうです(かつては犬が何かの拍子で迷い込むと、本州側に捨てに行っていたとか。現在はイヌを飼っている住民もいらっしゃいます)。

他にも、宮島独自の習慣として島にはお墓がありません。これは死の「穢れ(けがれ)」を避けるためで、人が死ぬと対岸の本州側に船で運んで葬られてきたのだそうです。同様に出産なども、本州に渡って行われていたそうです。

ロープウェーで獅子岩展望台へ

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<ロープウェーの高度が上がるにつれ、眼下に海が見えてくる>

宮島で、嚴島神社の次に人気がある観光地が弥山です。古くから山岳信仰の対象とされていた聖山ですが、今では瀬戸内海の絶景が見渡せることから、観光客がロープウェーを利用して展望台を目指します。ここでは実際に筆者が体験したコースを紹介しますね。

嚴島神社からロープウェー乗り場までは徒歩で約20分。途中には緑豊かな「紅葉谷公園」があり、散策が楽しいところです。特に紅葉の季節は美しいことで知られています。公園にはトイレやレストランもありました。

ロープウェー乗り場の紅葉谷公園駅までは「ホテル岩惣」前から無料送迎バス(約3分)も20分間隔で出ていますが、歩いた方が早い場合もあります(このバス停まで来れば、ロープウェー乗り場までは徒歩7分ほどです)。ロープウェーは途中で乗り継ぎが1回あります。乗ったゴンドラが徐々に高度を上げるにつれ、眼下に瀬戸内海が大きく見えてきます。終点が展望台のある獅子岩駅です。獅子岩展望台は標高433m。瀬戸内海の美しい島々と海のパノラマが見渡せ、その絶景に十分満足できるはずです。

弥山山頂への登山道を歩く

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<弥山山頂からの景色。巨石からエネルギーを感じるパワースポットだ>

ここで満足して帰ってしまう観光客も多いですが、余裕があればさらに登山道を歩いて獅子岩展望台より標高が100m高い弥山山頂を目指してもいいでしょう。ただし登りが結構きついので、体力に自信のある人向けです。獅子岩駅から往復で1.5〜2時間ほど見ておいたほうがいいでしょう。獅子岩駅には無料のロッカーがあるので、服や荷物を預けると楽ですよ。

獅子岩駅から登山道に入るとしばらくは下りが続き、途中で紅葉谷に降りる登山道の分岐があります。ここまでが約10分。ここを過ぎると後はずっと登りになり、20分ほどで弘法大師・空海が修行した場所「弥山本堂」に到着します。ここにはベンチがあるのでしっかり休んでおきましょうね。本堂の向かいには、空海が焚いた護摩の火が1200年以上燃え続けているという「消えずの火」の「霊火堂」があります。

ここから再び階段を10分ほど登ると、巨石群が現れますが、その中に「くぐり岩」と呼ばれる岩のトンネルがあり、落ちないとわかっていても通るときにはハラハラしますね。ここを過ぎれば間もなく弥山山頂に到着です。眺めのいい展望台があるので、360度のパノラマを楽しみましょう。巨岩と海が同時に見渡せるのはここだけです。帰りは下りが多いので、ロープウェー駅までは30分ほどで到着します。

宮島名物の牡蠣とあなごを食べてみよう

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<宮島には様々な牡蠣料理があるが、これはシンプルな牡蠣うどん>

宮島ではせっかくなので名物を食べていきたいですよね。桟橋から嚴島神社に続く表参道商店街では、牡蠣料理を提供する食堂やレストランがあります。波が穏やかな宮島周辺の海では、大きくて甘い牡蠣が良く育ちます。旬は1〜2月ですが、10〜5月までは味わえるので、この時期に宮島を訪れたら是非食べてみましょう。

また宮島のもう一つの名物が「あなごめし」です。これは100年ほど前に考案された郷土料理で、あなごのかば焼きをご飯の上に敷き詰めたもの。値段は2,000円前後ですが、普段あなごをお腹一杯食べることはあまりないと思うので、これも是非トライしてみたいですね。

宮島へのアクセス

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<宮島へは2社のフェリーが日中はそれぞれ15分間隔で運行。運賃はどちらに乗っても同じ>

宮島へはまず対岸の本州側にある「宮島口」まで行き、そこからフェリーで海を渡ります。

広島市内から宮島口へ

  1. 鉄道で行く
    JR広島駅からJR山陽本線で岩国行きなどに乗り約30分、「宮島口」下車。1時間に2〜4本運行。運賃440円。
  2. 広電(路面電車)で行く
    JR広島駅から広島電鉄2号線・広電宮島口行きに乗り約70分。「原爆ドーム前」からなら約60分。「広電宮島口」下車。8〜15分間隔で運行。運賃250円。

鉄道の方が断然早いですが、出発時間がうまく合わなかったり、市内の広電乗り場の方が近かったりするなら、路面電車の旅も雰囲気があっていいものです。JRと広電の宮島口駅はほぼ隣接しており、徒歩2分ほど。

宮島口から宮島へ

宮島口桟橋からJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社のフェリーが交互に運行しており、乗船時間は共に10分。どちらに乗っても大差ないので、来た方に乗ればいいでしょう。日中は共に15分間隔で運行しているので、実質10分おきぐらいで船が出ている感じです。運賃は共に片道180円。往復割引はないので片道ずつ買えばいいでしょう。

コインロッカーを利用すれば移動の途中に寄ることも

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<宮島のフェリー乗り場にもコインロッカーがある>

荷物を持って移動中に宮島を観光したい人もいるでしょう。筆者は広島のホテルをチェックアウトした後、宮島観光の後にそのまま福山に向かいたかったので、宮島口にあるコインロッカーを利用しました。

宮島口桟橋のフェリー乗り場には、正面にJR西日本宮島フェリー、その左脇に宮島松大汽船のコインロッカーがそれぞれあります。駅から来ると、正面にあるJR西日本のコインロッカーがいっぱいでも、脇にある松大汽船のコインロッカーが空いていることがありますのであきらめないでください。共にスーツケースが入る大きなサイズのものもあります。それらがいっぱいでも、JR山陽本線の宮島口駅改札出たところにもコインロッカーがあります。

また預け先が見つからずにフェリーに乗ってしまっても、宮島でフェリーを降りたところにある観光案内所の脇にもコインロッカーがあるので大丈夫ですよ。

まとめ

いかがでしたか?今回は嚴島神社以外の宮島の見どころとして弥山ハイキングを紹介したほか、宮島の名物料理、宮島のシカなどについても紹介してみました。

ここでは書ききれませんでしたが、できれば宮島に一泊するのもおすすめですよ。昼間の観光客の数が減って、静けさを取り戻した夜の島の雰囲気も忘れがたいものになります。それでは宮島と弥山を楽しんできてください。

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<岩が重なってできた「くぐり岩」と呼ばれるトンネル。弥山山頂の手前にあるパワースポットだ>

宮島ロープウエー

  • 運行時間:9:00~17:30。12〜2月は~17:00
  • 定休日:無休
  • 入場料:大人往復1,840円、片道1,010円、小人往復1,840円、片道1,010円
  • URL:miyajima-ropeway.info/

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前原利行
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記事投稿日:2020/06/15最終更新日:2020/06/15

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