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【ベトナム】巨大カルスト台地、ニンビン省の魅力を感じる旅に出かけよう!
巨大なカルスト台地で形成されているニンビン省は、1億年以上の歴史を持つ世界遺産の町。ハロン湾の兄弟と称されるチャンアン複合景観がありますが、実はチャンアン以外にも見どころは盛りだくさんです。
1日観光のツアーに参加していくのもいいですし、個人で足を運び、現地で宿を探すのも、また異国情緒感じる旅となるでしょう。ここではニンビン省の魅力をご紹介します。
目次
ニンビン観光の魅力と見どころ
ニンビン省は、石灰岩で形成されたカルスト台地となっています。辺りを見渡せば、大小奇妙な山々がそびえ、山間を縫うように蛇行する渓流など、まさに山水画のような風景を目の当たりにすることができます。ハノイ市内のようなお洒落なレストランやカフェバーはありませんが、大迫力の自然に旅情緒を感じることができるでしょう。
現地で宿泊する場合
1日ニンビン観光をして、「明日も引き続き観光したいから、周辺で泊まりたい」という場合もあるでしょう。その場合の宿泊エリアは2か所あります。1か所目はニンビンの市街地。世界遺産や名所が散らばるエリアから車で15分から20分ほど離れた場所にあり、ハノイには劣りますが、意外と大きな町です。4つ星、5つ星はありませんが、ミニホテルはたくさんあるので泊まる分には不自由しません。
2か所目はタムコック周辺エリア。手漕ぎボートに乗れる人気の名所、タムコック周辺には小さな旅人の町があり、安宿や食堂、オープンカフェなどが幾つかあります。ホテルの数は少ないので、事前に調査しておくのがいいでしょう。
山頂からニンビンの絶景を望もう
ニンビン観光の大きな見どころとなるのが、ニンビンの絶景です。特におすすめしたいのが、ご覧のような山頂から望む景色。眼下に望む山水、田園風景は都会の日本に住んでいると、滅多に見れるものではありません。腰を下ろししばらく景色を眺めながら心癒されてみてください。きっとハノイ旅行のかけがえのない思い出となるはずです。
数々の名所へ行こう
ニンビンといえば、世界遺産に登録されたチャンアンのボートクルーズが有名ですが、それ以外にも数多くの名所を有しています。その中でもおすすめしたいのが「ハンムア」と呼ばれる山頂に建つ小さな寺。
寺といっても祠のような殿舎のみなので、これだけでは見どころではないのですが、そこから望む景色はまさに絶景。タムコックの山水の風景を見下ろすことができ、お土産店に売っているポストカードの風景にも使われているほど。
東南アジア最大級の敷地面積を保有する仏教寺院「バイディン寺」。熱心な仏教徒が毎日参拝に訪れる様子を見ることができます。とはいってもしっかりと観光地化されていて、本堂までは旅行者向けに電気カートで行くこともできます。小さなお土産店や食堂も並んでいますので、ベトナム人と肩を並べて楽しむのもいかがでしょうか。
堂内外には500体以上の仏像が並び、圧巻のスケール。夜は本堂がライトアップするほか、堂内の黄金の仏像も見ごたえがあります。
タムコックとチャンアンの2大名所
ニンビン省内では、チャンアンとタムコックの2つのボートクルーズを楽しめます。似たような風景なので、基本的にどちらかを選択することになり、2つ同時に行くツアーはありません。
チャンアンは世界遺産に登録されるほどの圧倒的な大自然の中をボートで巡ることができ、タムコックはそこに生きる人々の生活風景を見学できます。川で魚を釣る人やボートに乗って物を売る人、オールを足で漕ぐのもタムコックだけで見られる風景です。事前に情報を収集して、当日までにどちらに行くか決めるといいでしょう。
ハロン湾に負けない最大級の観光地
ハノイ旅行における最大の名所といえばハロン湾を思いつくかもしれませんが、ニンビン省も負けず劣らずの規模を誇ります。ボートクルーズと山水風景を楽しむという点においては共通しているので、ニンビンとハロン湾のどちらか一方を検討する、という旅行者が大半となるでしょう。是非次のハノイ旅行はニンビン省に決めてみてはいかがですか。
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古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!