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南アフリカ発ファストフードを堪能しよう!
南アフリカの料理というと、みなさん何を思い浮かべるでしょうか?アフリカの料理というと、なかなかイメージがつかないかもしれません。
南アフリカは、アフリカの中でも美食の国として知られています。特に肉料理がおいしいと評判です。ケープタウンやダーバンなどの海沿いの都市では、シーフードも有名です。
歴史的にヨーロッパとの関わりも深く、植民地時代はインドやマレーシアのあたりからも多くの人が連れてこられたため、様々な国の食文化のエッセンスを体感できるのも特徴です。
目次
- オリジナルのファストフードチェーンがずらり
- Nando's(ナンドス)
- Roco Mamas(ロコママス)
- Chicken Licken(チキン・リッキン)
- Steers(ステアーズ)
- Kauai(カワイ)
- Anat(アナット)
- ほかにもたくさんのチェーン店が
オリジナルのファストフードチェーンがずらり
そんな南アフリカのファストフード事情ですが、実はかなり充実しています。マクドナルドやケンタッキー、バーガーキングなどのグローバルチェーンも進出していますし、ファストフード店ではないですが、スターバックスもあります。
それに加えて、南アフリカ独自のファストフード店も多く、南アフリカ人に愛されています。南アフリカ発のファストフードの中には、他のアフリカ諸国や中東など、グローバルに展開しているものもあるので、南アフリカを訪れた際は、ぜひ一度食べてみたいですよね。
都市部はもちろん、郊外にもたくさんのショッピングモールがあり、モールの中には必ずと言っていいほど入っている、南アフリカで人気のファストフード店をご紹介しようと思います。
Nando's(ナンドス)
はじめに紹介するのは、南アフリカの国民的ファストフード店といっても過言ではない、「Nando's(ナンドス)」です。ファストフードというよりもファミレスに近い雰囲気です。南アフリカのモールには必ずあると言って良いほどで、南アフリカに来たならばまず食べてみてほしいお店です。
ポルトガル風・モザンビーク風と唄っているのですが、南アフリカ発のファストフードとして、世界展開をしています。
名物は、スパイシーなペリペリソースがたっぷりついたチキン。
チキンはフル・ハーフ・クオーターからサイズが選べるのですが、フルチキンはどういう意味かというと、鶏丸ごと一匹からオーダーできるのです!チキンはお店でじっくりグリルしてくれるので、焼き立てのおいしいチキンが食べられます。ソースはマイルドからホットまで辛さが選べるのですが、ピリッと辛いホットペリペリソースがおすすめです。
ペリペリソースは南アフリカで大人気のソースで、ナンドス以外のお店でも食べられますが、やっぱりナンドスブランドは人気。スーパーマーケットにいくと、ナンドスプロデュースのペリペリソースを買うことができます。
Roco Mamas(ロコママス)
「Roco Mamas(ロコママス)」も、ほとんどのモールで見ることができます。
ハンバーガーやポークリブ、チキンが有名です。フードだけでなく、デザートやアルコールのメニューも充実しているので、子どもから大人まで、ランチもディナーも楽しめます。
一つのメニューがかなりボリューミーなので要注意!カロリーを気にしている人は、行かないほうがよいお店かもしれません。
お肉がおいしいことで有名な南アフリカのボリューミーな肉料理を楽しむには、うってつけのお店です!
Chicken Licken(チキン・リッキン)
こちらは南アフリカのケンタッキーこと「Chicken Licken(チキン・リッキン)」です。
名前の通り、チキンのメニューが充実しており、フライドチキンが有名です。アパルトヘイト時代の黒人専用居住区であるタウンシップに店舗をもっていたこともあり、黒人のファストフードとしても知られていました。
トランスファットフリーオイルを使っており、カリっとした衣が病みつきになります。南アフリカとボツワナにしかないファストフード、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
Steers(ステアーズ)
「Steers(ステアーズ)」は、1960年代にヨハネスブルグで誕生した老舗のファストフード店です。南アフリカだけでなく、南部アフリカやケニア、タンザニアなど、アフリカ大陸に広く進出しています。
100%ビーフを使ったパテのハンバーガーが有名ですが、チキンバーガーやベジタリアンバーガー(ベジタリアンバーガーはなんと4種類も!)もあります。
肉がおいしいことで有名な南アフリカのボリューミーなバーガー、ぜひご賞味あれ!
Kauai(カワイ)
「Kauai(カワイ)」は、これまでのちょっとジャンキーなチェーン店と異なり、野菜をたっぷり使ったヘルシー志向のお店です。店名のカワイは、ハワイにあるカワイ島から来ており、ナチュラルフードを売りにしています。
ベジタリアンやビーガンメニューも充実しており、ラップサンドやボール、スムージーなど、栄養バランスに配慮したメニューが魅力です。
南アフリカでは野菜メニューが充実したファストフードは少ないので、重宝しています。その場で調理してくれるスタイルでボリュームたっぷりなので、満足すること間違いなし!
Anat(アナット)
「Anat(アナット)」は、中東系料理のファストフードです。これまでご紹介したお店よりも、店舗数は少なく、都市部に多いお店です。アラブ系の創始者がファラフェルやシュワルマ(ケバブとも呼ぶ)のお店をはじめ、フランチャイズのチェーンとして広まっていったそうです。
ひよこ豆のコロッケのファラフェルや、チキン、ビーフ、ラムのシュワルマなどを、ピタパンやバーガーでいただきます。
ほかにもたくさんのチェーン店が
南アフリカには、今回筆者が紹介したお店以外にも、南アフリカ発祥のファストフードはたくさんあります。
ハンバーガーチェーンのWimpy(ウィンピー)やMochachos(モチャチョス)、パイショップのKing Pie(キングパイ)などもあります。
Wimpyは、実は日本進出も果たしたことがあるチェーン店ですが、残念ながら1998年に撤退しています。
Mochachosは、メキシカンがコンセプトなのですが、メキシカンだけでなくハンバーガーから肉料理まで楽しめます。
King Pieは紫と黄緑の内装が目印のパイ屋さんで、小腹が空いたときの持ち帰り用にぴったり。
ヨーロッパやアフリカ諸国、中東地域など、世界中から人が集まるからこそ、世界各地の文化が入り混じったおいしい料理も生まれる南アフリカ。お越しの際はぜひ、ローカルファストフードにも挑戦してみてはいかがでしょうか?
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ばん
- 南アフリカヨハネスブルグ在住。コワーキングスペースでリモートワークをしながら、南アフリカ人のパートナーとの南アライフを満喫中。