【ジョージア】えっ、こんなところまで?無料で楽しむトビリシおすすめスポット

観光となれば、できるだけ多くの場所を訪れ、様々なものを目にしたい・体験したいですよね。とはいえ、旅の予算も限られている中で、あまり多くの場所には行けないかも...

そんなふうに思っているなら、次の旅先は、東欧・ジョージアがおすすめです。

なぜかというと、ジョージアでは、無料で訪れることができる場所がたくさんあるからです。全くお金をかけずに様々な文化や芸術、歴史に触れることができるんです!なかでも首都・トビリシに関していえば、無料で街歩きをしているだけであっという間に時間が過ぎてしまい、足りないほど。

今回は、そんなトビリシを訪れた際には必ず立ち寄ってほしい、おすすめスポットを紹介します。

>>>トビリシ市公式サイトはこちら(グルジア語、英語)

目次

荘厳な教会と周囲の庭園が美しい、サメバチャーチ

トビリシに限らず、ジョージア観光で外すことができないのが、教会巡りです。ジョージアはキリスト教徒人口が大変多く、教会も至る所に建設されています。

特にジョージアでの教会巡りをおすすめする理由は、ジョージアで主に信じられているキリスト教が、ロシア正教だから。

ヨーロッパやオセアニア、アジアなど、日本人が比較的多く訪れる場所にもたくさんの歴史ある美しい教会があります。しかし、それらのほとんどはカトリックもしくはプロテスタントの教会です。

ロシア正教は、同じキリスト教でありつつ、独自の習慣や教え、様式を持っています。そのため、教会もその他の教派のものとは異なる点が多く見られます。ヨーロッパなどで様々な教会を見てきた人であれば、扉を開けた瞬間少し違和感を感じるかもしれません。しかし、細いキャンドルに照らされた薄暗い室内を歩くうちに、いつしかここにしかない美しさに気づくことでしょう。

トビリシを歩くなら、このサメバチャーチがおすすめです。「サメバ」とはジョージア語で「三位一体」のこと。英語でいう「トリニティチャーチ」と同じものです。

>>>トビリシの教会や自然、街並みなど(ジョージア政府観光局)

トビリシの中心街「リバティ・スクエア」からメトロで1駅、「アブラバリ」駅から歩いて5分程度の場所にサメバチャーチはあります。

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この教会はトビリシ全体の大聖堂となっていることもあり、大変広大な敷地を有しています。教会内は何層にもなっている上建物も複数つながっており、開けた迷路のよう。そのすべてがロシア正教式に荘厳に、そして華やかに飾り立てられています。

歴史を感じる色あせた宗教画も美しく、一瞬自分がいつの時代、どこにいるのかわからなくなることでしょう。

教会を堪能した後には、周りの庭園も楽しんでください。バラをはじめ様々な季節の植物が植えられており、春や夏には散歩して歩くだけであっという間に時間が経ってしまうほどです。この庭園だけでも何度でも訪れる価値があると、個人的には感じています。

入場料ナシ!街を一望できる遊園地、ムタツミンダパーク

週末になると多くの家族連れや友達同士で賑わう遊園地が、「ムタツミンダパーク」です。

「ムタ」はジョージア語で「山」、「ツミンダ」は「聖なる」という意味です。つまり、「聖なる山にある公園」という名前の遊園地で、その名の通り山の頂上にあります。

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このムタツミンダは、トビリシのほぼ中心地にあり、トビリシ全体を一望できます。

観光客はケーブルカーを利用して景観を楽しみながら登ることが多いようですが、一般の路線バスも通っていますし、徒歩で登ることもできます(舗装路だけで上がって来られます)。

遊園地のアトラクションを楽しむためには別途料金がいりますが、公園を利用するだけなら無料!稜線に沿って伸びる展望テラスも、写真スポットも無料で利用することができます。

アトラクションも1回分から好きな回数分だけ利用することができ、リーズナブルです。ただし、アトラクションによっては「3人以上集まらないと動かさないよ」と言われてしまうこともあるので、注意が必要です。

小腹が空いたら、展望テラス脇にあるカフェで一休み。ドリンクとスイーツのメニューが大変豊富で目移りしてしまいます。もちろん、テラス席を利用すれば景観を楽しみながらのティータイムが可能です。本格的に食事をしたい場合にも、園内にはレストランがたくさんあります。価格も市中のレストランとあまり変わりません。中心広場付近には個人的にトビリシで一番美味しい(と思っている)シュクメルリ(チキンのガーリック煮込み)を出すお店もあります。

光と水のショーは圧巻!リケパーク

旧市街から、トビリシの象徴としても有名な「平和の橋」を渡った先が、トビリシ市民の憩いの地、リケパークです。

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端から端までのんびり歩いて15〜20分もかかろうかという広大な範囲に、噴水や芝生広場、遊具、スポーツフィールド、ロープウェイ乗り場まであります。

10月には「トビリソバ」と呼ばれる、トビリシで一番大きなお祭りの会場の一つにもなる他、年中何かしらのイベントが行われている、トビリシのストリートエンターテイメントの中心ともいえる場所です。

リケパークで特におすすめなのが、光と水のショー!

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公園中心近くに大きな噴水があるのですが、夜になるとライトアップされます。しかも、公園内に設置されたスピーカーから流れる音楽に合わせて、ライトや水が様々な動きを始めます。それはさながら、光と水のミュージカル。日本でなら高額な入場料を支払ってテーマパークで見るしかなさそうな豪華なショーですが、リケパークでは夏の間毎晩、無料で開放されています。

夜のトビリシを楽しむなら、絶対外せないスポットのひとつといえます。

無料でも十分楽しめる、トビリシの街歩き

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トビリシの街を歩いていると、都会にいるのか田舎にいるのかわからないような、不思議な感覚を抱くことがよくあります。街は間違いなく「都会」と言える発展度なのですが、そこに暮らす人々はなんだかのんびりしていて、田舎を感じさせるようなホスピタリティに溢れているからなのでしょう。

ジョージアの人々は、お客様を招き、もてなすことが大好きです。私自身、ジョージア国内を歩いていたとき、知らない人から呼び止められ、ワインや食事、お茶をご馳走になるという体験は何度もありました。そのおもてなしの精神は、街中にも溢れています。基本的なレジャーやエンターテイメントは無料。トビリシを訪れた人に、めいっぱい堪能し、幸せな気持ちで帰ってもらいたいという旨のことを、何度も言われました。

今回紹介した以外にも、無料で楽しめるスポットはトビリシ市内、あるいはジョージア全土にたくさんあります。ジョージアを楽しむためには、たくさんのお金は必要ありません。街歩きを楽しみつつ、気になった場所にふらっと入ってみる。そんな小さな勇気さえあれば、無料でも十分に楽しむことができるのです。

ぜひ無料で様々な場所を見て歩いて、地元の方々の気持ちや笑顔に触れてみてください。何度でもここに戻って来たくなること間違いなしですよ。

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Mayu K.

東欧・ジョージア在住の新米ママ。縁もゆかりもない土地で家族3人楽しく暮らしています。学生時代から旅好きで、全大陸訪問経験あり(南極は上空を周遊しただけですが)。なかなか馴染みの少ないマイナー国のひとつですが、ジョージアの魅力がたくさん伝わればいいなと思っています!

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