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タイ北部からラオスのルアンパバーンまで豪華スローボートの旅!メコン川をのんびり2日間船旅しました♪
人生5回目のタイ旅行でしたが、今回はまだまだ未知の国・ラオスに足をのばしてみました。タイ国境の街チェンコーンから、ラオスにある世界遺産の街ルアンパバーンまで、メコン川でのスローボートの旅についてお伝えします。
目次
タイとラオスの違うところ
タイからラオスに入るとすぐに目につくのが、物資の少なさや、走っている車のボロさです。ガソリンも高いので、交通費も高い!ちょっとタイへ戻りたくなります笑。
100ドルの両替をすると手元に来たのが89万キープ!ラオスのお金の単位は桁が大きくてびっくりします。思わず写真を撮ってしまいました。
宿や食事の値段は、タイとあまり変わらない印象ですが、ビールはタイの値段の半分。食事もタイ料理に似ていますが、パン類はラオスの方が充実しています。元フランスの植民地だからでしょう。
ルアンパバーンへ行く船は3種類ある
タイ北部の街チェンコーンからラオスのファイサイに渡ったら、世界遺産の街ルアンパバーンへ行くのが多くの長期旅行者のプランだと思います。私の旅もそうでした。
ルアンパバーンへの交通手段はバスか船。バスだと夜行バスで14時間山道が続くため、かなりしんどい夜を過ごしたというフランス人カップルの感想を聞き、迷いもなく船にします。ラオスは山が多く、くねくね道がたくさんあるうえに、道があまり整備されていないため、少しの移動でも時間がかかるのです。
船には3種類あります。
スピードボート
所要時間6時間。でも、これは事故が多いし高いらしく、あまり評判がよくないので却下。
定期船のスローボート
1番メジャーで、23万キープ(2020年2月)、日本円で約3,000円。2日の行程でルアンパバーンに到着します。これだと、2日にわたって7時間くらいずつボートに乗りメコン川を下ります。乗客の殆どは観光客ですが、地元の人も少しいるので彼らの乗り降りの時に時々止まります。船の乗客は100人くらいなので、あんまりゆったりと過ごすことはできませんが、乗客同士が仲良くなって楽しく過ごすことはできるみたいです。
豪華スローボート
私たちは定期船のスローボートにしようと思いましたが、船の会社に、同じスローボートだけど豪華でのんびりできるのがある、今なら普段の半額以下!と勧められてそれにしてみました。そのツアーにした理由は
- 2日かけてルアンパバーンに到着する行程は一緒だが、船は豪華で、乗客は20人程度なのでスペースがたくさんあってゆったり過ごせる。
- あたたかい昼食付き
- コーヒーサービスとフルーツサービスがある
- 英語を話すガイドが同乗し、3箇所に立ち寄れる
- ルアンパバーンの船着き場から街のホテルまで送迎付き
かなり魅力的な内容です!これが、日本円で15,000円くらい。一生に一度ならそれの方が良くないですか?(しかも、ラッキーなことに私が行った時はたまたま半額でした。コロナウイルスの影響で中国人観光客がいないせいでしょうか?)
豪華なスローボート
朝8時、ホテルにスローボートの車が迎えに来てくれて街から5kmくらいの港まで行き、いざ出航!のんびり風を切って進む心地よさを感じます。
景色に飽きたら昼寝や読書。各自が好きなように過ごすことができます。出航後2時間くらいで、最初の村に到着。ガイドと一緒に村を散策しました。まだまだシンプルな生活をしている村人たちの様子を見るのは少しカルチャーショックかもしれませんが、良い経験になると思います。一緒に乗船していたアメリカ人の女の子と地元の子供たちのショット。
船に帰るとランチタイム!ボートの船長の女将さんが腕を振るってくれました。船の上で料理する姿が興味深い!
どれもとても美味しかったです。
それから流れる景色を眺めて楽しみました。川辺で草を食べる牛たち、遊ぶ子供たち、そして砂金をとる人たちがたくさんいました。現金収入が少ないこの地域の人たちにとっては、砂金をとるのは良い収入の手段だとか。
4時半ころ本日の宿泊地となる村、パックベンに到着です。
ホテルはガイドさんにお願いするか、自分で予約をしておくか自由です。村ではマーケットやお寺を散策しました。タイと比べるとラオスはまだまだ発展途上国の国であることがわかると思いますが、人々はのんびりしておりメコン川に反射する夕日がとてもきれいでした。
翌朝、ラオスらしい托鉢の風景に出会いました。ラオスの人は熱心な仏教徒の人が多いようです。また、教育のためや家庭の事情で10歳過ぎの子供をお寺に預けることもよくあるのだとか。
朝日とともに出航!今日も良い天気です。ちなみにスローボートは乾季のみ。五月くらいからは雨が増えメコン川の水量が増すので欠航になるそうです。
途中いくつも、建設中の橋を見かけました。
ガイドさんによると、今中国との直通道路や線路の工事が進んでいて、完成するとぐっと中国が近くなるそうです。中国との行き来が簡単になれば、勉強に行くこともできるし、経済発展にもつながると、ラオスの人たちは期待を寄せているそうです。実際、街でもたくさんの中国語の企業の看板を見ました。
お昼前にまた村に寄りました。織物と焼酎が有名な村だそうです。学校も見学させてもらうことができました。
その後はまた作り立てのお昼ご飯を頂き、午後は、ブッタがたくさんあるという洞窟に寄りました。
ここは、ルアンパバーンからも行けますが、スローボートに乗れば通り道なので、余計な工程を経なくてお得だと思います。
そして、このお寺で面白かったのがおみくじです。ラオスのお寺では結構おみくじが置いてあって仏様が助言をしてくれるらしいです。私もひいてみましたが、もちろん意味不明です笑。
ガイドさんに訳してもらって理解できました。
その後小一時間で、ルアンパバーンの船着き場に到着。ミニバンに乗り換えて、予約していたホテルまで送ってもらって旅はおしまいです。最後までメコン川は穏やかでゆったりとしていました。
最後に
今回は、アジアの大河・メコン川をボートで行くツアーについて紹介しました。船で一緒だったドイツ人のご夫妻は、ルアンパバーンへ行くならこれで行ってみたいということで、わざわざタイ北部の街チェンライまで飛び、タイ国境を越えてファーサイまで船に乗りに来たそうです。
到着したルアンパバーンは、噂通り、古い立派なお寺、古い建物を使ったおしゃれなカフェや雑貨屋も多く、とても素敵な街でした。また、織物や竹細工、家具など手仕事のものが素晴らしく感動しました。飛行機でさくっと到着するのもいいですが、スローボートに乗ってラオスのゆったりとした川と時間を感じながらの旅もおすすめですよ。
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IZUKAWAUSO
- 日本青年海外協力隊員。チリ南部の田舎暮らしも8年半になります。趣味は旅行(特に屋台めぐりと温泉)と料理。地元の週末フリーマーケットでおにぎりと味噌汁売ってます。