関東イチのマニアック島に上陸しよう 千葉県【仁右衛門島】

本日は東京から近いようで遠い「仁右衛門島(にえもんじま)」についてご紹介いたします。

千葉県の南房総の海に浮かぶ仁右衛門島は、島一周歩いて1時間ほどの小さな島です。仁右衛門島の最大の特徴は、島全体が個人の所有物でありながら、お散歩コースの整備された素敵な島ということです。島へのアクセス方法をはじめ、おすすめの過ごし方を徹底解説します!

目次

仁右衛門島への行き方

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仁右衛門島に渡る船乗り場までの行き方は、最寄駅まで電車で行くか、車で船着き場まで行くかの2択です。

電車での行き方

仁右衛門島に渡る船着き場の最寄駅は、JR内房線「太海(ふとみ)駅」です。

JR品川駅からの場合、JR外房線・総武本線直通の横須賀線に乗車し、2度の乗り換えを経て「太海駅」に到着します。所要時間は2時間30分〜3時間30分で、料金は2,300円〜3,300円です。

おすすめは新宿駅から出ているバスを利用すること。新宿から館山行きのバスが2時間に1本程度出ており、それに乗車し館山駅で降りたのち、JR内房線に乗り換えて40分ほどで「太海駅」に到着します。所要時間は3時間程度で3,300円と料金は少し高いですが、乗り換えが1回で済むので楽ちんです。

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太海駅から船着き場までは徒歩10〜15分ほどです。旅館や小さなご飯屋さんを通り過ぎ、海沿いを歩いていくと船着き場に到着します。駅からいくつか看板もあるので、船着き場まで迷わず行くことができました。港町の雰囲気や海風を感じながら島に向かうのは新鮮で、とても気持ち良かったです。

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車での行き方

館山自動車道君津ICより房総スカイライン、鴨川有料道路、国道128号経由で港付近に到着します。新宿近辺からの場合、有料道路を利用して2時間弱で到着します。港付近には専用駐車場がないため、有料駐車場を利用する必要があります。

船着き場から仁右衛門島までは専用の手漕ぎ船が航行しています。仁右衛門島までは5分ほどの航行で、小さな手漕ぎ船ですが揺れはほとんどないため、普段船酔いしてしまうという方も安心して乗れると思います。

仁右衛門島のお散歩コース

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仁右衛門島は1935年に千葉県指定文化財に指定され、1950年代には新日本百景に選定されました。海の透明度はもちろん対岸に見える太海の町並みや、周遊コースに咲き誇る花などたくさんの写真スポットがあります。

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岩場が多い島ですが周遊コースが整備されており、コース通りにのんびり歩いて1周1時間程度です。島内にはレストランやカフェがないため、島に来る前に飲み物や片手で食べられるような食事をもって、海を見ながらピクニックをするのがおすすめです。

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周遊コースの途中には島の持ち主である平野仁右衛門氏の自宅をみることができます。現在の平野家の家屋は、宝永元年(1704年)に建て直されたとされたものだそうで、代々島主が平野仁右衛門氏を名乗る伝統を持ち、現在の島主が推定で38代目だそうです。

仁右衛門島には源頼朝が潜伏したとされる洞窟や様々な伝説が残っています。小さな島ですが、歴史を感じることのできる豊かでのんびりとした島です。

仁右衛門島に持っていくべきもの

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仁右衛門島には大きなお土産物屋さんや商店などはありません。島の入り口にお土産はいくつか販売していますが、お昼を食べる場合は飲み物やサンドイッチなどを購入してから島に行くことをおすすめします。

そして、私が仁右衛門島を訪れた際に持っていくべきだったと思ったものは【双眼鏡】です。仁右衛門島の海には魚の影が見えたり、空にはトンビが旋回していたり、仁右衛門島の小高いところに登れば対岸の町並みがよく見えます。

ですが仁右衛門島には展望台や望遠鏡の設置がないため、仁右衛門島のあふれる魅力をより細部まで楽しむためには双眼鏡がもってこいなのです。ぜひみなさんも双眼鏡片手に仁右衛門島の冒険を楽しんでみてください。

仁右衛門島の料金&営業時間

仁右衛門島に渡航するには、1人1,350円(観覧料金+往復渡船料)が必要です。ペットの持ち込みは出来ません。

島の観覧可能時間は午前8時半~午後5時までで、船の営業も同様ですが気象条件によっては渡船が運航できない場合があります。また、仁右衛門島で人気のアクティビティが【釣り】です!釣りをしたい方は、仁右衛門島への観光用渡船と別に釣り用渡船があるため、船着き場で事前に問い合わせてみてください。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。個人的には、関東の中でもトップを争うほどのマニアックな島である、仁右衛門島。個人が所有されている島ということもあり、少し人のお家にお邪魔しているようなワクワク感と島ならではの開放感がある面白い島です。

小さな島ですが、お天気のいい日や波が穏やかな日は何時間でもぼ~っとしていられて幸せな気持ちになります。どうぞ春が近づいてきた際には、千葉県の南房総まで足を延ばしてみてください。

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Islander なんばなう

東京都在住の20代女性です。大学は観光学を専攻しました。世界遺産巡りが好きだった母にくっついて、幼い頃から世界中を旅してきました。その反動からか大学時代にコスパよく楽しむ島旅・日帰り1人島旅・贅沢な古民家ハウスへ宿泊する島旅など国内の島旅にハマりました。

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