一度食べたら病み付きになるニューヨーク・ピザって？

ニューヨークには現地でしか食べることができない美味しい食べ物があります。例えばベーグルやチーズケーキ、ステーキ、ホットドッグなど。そして意外と観光客に知られていない食べ物があります。それはニューヨーク・ピザ。安い、早い、美味しいと三拍子が揃っているので、現地のニューヨーカーがとにかく大好きな食べ物。ランチに、ディナーに、そして飲んだ帰りに食べる人も多いです。ニューヨークを来られる方、ぜひお試しください。

ニューヨーク・ピザのトリビア

アメリカのそれぞれの都市にピザは存在します。シカゴ・ピザやボストン・ピザ、コネチカット・ピザなどが有名。それではニューヨークのピザは他ものもと何が違うのでしょう？それはクリスピーな薄い生地、そしてトマトソースとモッツアレラチーズだけを使ったシンプルなトッピングにあり。生地にはニューヨーク市のミネラル豊富の水道水が使用されているのですが、その水はニューヨーク州キャッツキル山地の雪解け水なのです。そこからニューヨーク市へ送水管で運んでいるわけなのですが、大都会の水道水が美味しいなんて、ちょっと驚きですよね。

種類もいろいろ。何を注文すればいい？

ニューヨーク市内のピザ屋さんに行くと、ウィンドーにはたくさんの種類のピザがところ狭しと並べられていて、何を頼めばいいか躊躇してしまうかもしれません。ごく一般的なピザは「プレーン（またはレギュラー）」と呼ばれ、1枚平均$2.75～$3.50ほど。カウンター越しにオーダーすると直ぐにオーブンで温め直してくれ、その間にお会計を済ませるという流れ。プレーン以外にもペペローニやキノコ類、ブロッコリーなどのトッピングの乗っているピザもあり、トマトソースだけではなくホワイトソースもあります。他にもニューヨーカーに人気のものはピザを丸めたような形の「カルツォーネ」、どっしりとした四角い形の「シシリアン・ピザ」などが人気。どれも美味しくって病み付きになりそう。

食べ方で真のニューヨーカーかどうか分かる

ピザに食べ方なんてあるの？と思われるかもしれませんが、それがあるのです！ボストンではピザを手の平に置いて食べ、イタリアではフォークとナイフを使って食べるように、それぞれの地域で食べ方が全く違います。ニューヨーカーはピザを食べる時、真ん中を半分に折って片手で食べます。そうするとお皿から飛び出るほどの大きなピザでも、チーズやソースが溢れず、しかも手を汚さず綺麗に食べられるので、皆さんもぜひ試してみてくださいね。その食べ方で、本当のニューヨーカーかどうかが見分けられるという話はとても有名。