ロンドンで無料Wi-Fiが使えるのはどこ？

海外旅行をする前に気になることのひとつに、スマホでのインターネットへの接続状況があるかと思います。ネットへの接続を確保するために、ポケットWi-Fiをレンタルしたり、SIMカードを購入したりといった対処法はロンドンでももちろんありますが、無料のWi-Fiでも「ある程度」は対応が可能です（ネット依存度における個人差や、機種・プロバイダにより違いがあるので、明言はできませんが！）。ということで、今回はロンドンで無料のWi-Fiが使える場所についてご紹介します。

まずは空港から

ヒースロー空港をはじめ、ロンドン近郊の空港ではどこでも、もちろん無料でWi-Fiに接続することができます。「_Heathlow Wi-Fi」といった分かりやすい名称のWi-Fiを見つけて、あとは画面の指示に従って登録するだけです。空港から移動する前に、日本や英国内にいる家族や友人に向け、LINEやメールなどで「無事到着したよ」と報告をしておくのもいいかもしれませんね。

公共交通機関、駅

ロンドンに発着する鉄道網では、ほとんどの列車で無料Wi-Fiが利用できます。主要な鉄道駅については、Wi-Fiがあるところと、駅自体にはないけれども、すぐ近場にWi-Fiのホットスポットがある、というところがほとんどです。

地下鉄については、イギリスの携帯ネットワークのユーザーであれば、駅構内でWi-Fi無料接続が可能なのですが、それ以外のユーザーがWi-Fiを利用するにはVirgin MediaのWi-Fiパスを購入しなければなりません。いずれにせよ、トンネル内に関しては、2020年3月以降にやっと、ジュビリー線の一部の区間で4G接続が可能となるとのこと。古い古いロンドン地下鉄で、設備がすべて整うには、まだまだ時間がかかりそうです。

ホテル・B&Bなどの宿泊施設

多くの宿泊施設で、無料のWi-Fiが提供されています。しばしば「Complimentary Wi-Fi」とされていますが、このComplimentaryには、好意・敬意を表すために無料でどうぞ、といった感が含まれています。ホテルによってはWi-Fiが有料のところもありますが、それでも（24時間中）最初の30分は無料、などの設定もありますので、賢く利用したいものです。

飲食店（カフェ、レストラン、パブなど）

旅行者にとっては、何と言っても強い味方なのが飲食店です。英国を代表するカフェのチェーン店、Costa、Pret A Manger、Caffè Nero、そして日本でもおなじみのスターバックスやマクドナルドといったお店で無料Wi-Fiが使えます。レストランやパブも同様です。

じつは、こうした多くのチェーン店で使われているのが、O2 WifiやThe Cloud WiFiなどの無料Wi-Fiのサービスで、いったん登録すれば、そのサービスを使用している店舗やロケーションで自動的につながってくれるので便利です。O2 Wifiでは、トラファルガー・スクエアやレスター・スクエアといった、屋外のホットスポットでも接続することができます。

O2 Wifiの詳細：https://www.o2.co.uk/connectivity/free-wifi
The Cloudの詳細：https://service.thecloud.net/assets/fastconnect/

博物館・美術館など

同じくありがたいのが、大英博物館やナショナル・ギャラリーをはじめとする、博物館や美術館などの施設。入場無料のところも多く、館内のカフェでネットに接続しながらひと休みするのもおすすめです。

デパート、ショッピングセンター、小売店など

ハロッズ、ジョン・ルイス、セルフリッジズといったデパートや。ロンドンの東と西に二店舗を構える巨大ショッピングセンターのウェストフィールドなどでも、もちろん無料Wi-Fiが使えます。

カフェを備えた店舗も多い、Waterstonesなどの書店も穴場です。他にも銀行の店舗や、あまりお世話にはなりたくありませんが、病院やクリニックでもWi-Fiに無料でアクセスできます。そしてダブルデッカーで観光名所をめぐる、観光バスツアーでも、ほとんどのルートで無料Wi-Fiが使えるとこのこと。有名な観光地を巡りながらビデオ電話なんていうのもいいですね。