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【ポーランド】身近で豊富な種類「BIO」「ヴィーガン」「○○フリー食品」
欧州は日本に比べ、添加物などの規制が厳しく、近年ポーランドでは無着色、無香料、防腐剤不使用をアピールする商品が増えてきています。BIO(オーガニック)はもちろんベジタリアン・ヴィーガン用の食品や、グルテンフリー、ラクトースフリーをはじめとるす"○○フリー"食品も一般的で種類豊富!価格も手頃で大小問わず、スーパーでは専用の棚が設けられていることが多く、専門店も人気があります。カフェやレストランではほとんどのお店で特別食メニューが用意されています。
日本ではまだ珍しく、高価な印象のこれらの商品を今回はご紹介していきたいと思います。
目次
覚えておきたい表示いろいろ
特別食にはそれぞれマークが表示されています。この緑の四角の中に星で描かれた葉のマークはBIO(オーガニック)製品。ほかにもBIOは認定機関によりマークが異なりますがBIOとかECOとか葉っぱのマークなどがあります。
一つの商品にたくさんのマークが表示されていることも多く、左から、グルテンフリー、ナッツフリー、大豆フリー、ラクトースフリー、ヴィーガン。
BEZはポーランド語で"フリー"の意味。上から、BEZ GMO(遺伝子組み換え不使用)、Bez konserwantów(防腐剤不使用)、オメガ3配合、グルテンフリー
Produkt Polskiという白と赤のマークはポーランド製の商品についています。ポーランドでお土産を選ぶ際はこのマークがついたものを選んでみてはいかがでしょうか?
BIO(オーガニック)
日本でも定番になりつつあるオーガニック。こちらではBIOと表示されています。スーパーのBIO食品売り場は広く(写真はほんの一部!)穀類、調味料、飲み物、お菓子など、何から何まで揃っています。値段も手頃で写真に写っているものは日本円にして約100円~300円のものがほとんどです。
ベジタリアン・ヴィーガン
ベジタリアン・ヴィーガン人口は多く(年々増加中!)商品の種類もどんどん増えています。これだけ豊富に揃っていれば食事が制限されているという感覚にはならないのではないでしょうか?
ハム、ベーコン、ソーセージ、パテ、餃子やナゲットなどのヴィーガン食も年々クオリティーが上がっています。おしゃれなパッケージも多く、値段はこちらも日本円にして約100円~300円。
観光案内所などでは、ベジタリアン・ヴィーガン専門店を紹介したパンフレットも入手可能。
グルテンフリー、ラクトースフリー、○○フリー
○○フリーはここ数年で爆発的に商品数が増えています!上の画像はグルテンフリー(produkty bezglutenowe)コーナーのほんの一部。パン、クッキー、ケーキ、シリアル、パスタはもちろん、粉類も充実しています。トウモロコシ粉、米粉、ココナッツ粉、そば粉、タピオカ粉、何種類かブレンドしてあったり、混ぜるだけのお菓子やパンの素なども充実しています。
こちらはラクトースフリー(Bez laktozy)乳糖不使用の商品です。乳製品を食べるとお腹がゴロゴロしてしまう乳糖不耐症の方は日本人に多いといわれています。ポーランドでも数年前までは牛乳の代わりにヤギのミルク、もしくは植物性ミルクで対応するくらいでしたが、現在はほとんどの乳製品がラクトースフリーで販売されています!牛乳、バター、ヨーグルト、クリーム、チーズ各種。特に牛乳は普通のものより甘さが強くおいしいので人気があります。
植物性ミルクも、豆乳、ライスミルク、玄米ミルク、穀物ミルク、アーモンドミルク、ココナツミルク、カシューナッツミルク、ヘンプミルクなど、バニラやチョコレート風味もあります。豆乳、ライスミルク、穀物ミルクはクセが少なく飲みやすいのでおすすめです。日本ではまだなじみの薄いヘンプミルクはかなり個性的な味ですが、ミニサイズもあるので見かけたら試してみては?
食品以外にも
BIO、ヴィーガンは食品のみならず、コスメや洗剤などにも影響を与えています。動物実験も行わず、植物性の原料を使った自然に優しいエコな洗剤。食器、台所、お風呂、床、トイレ用などパッケージもかわいくて、お掃除が楽しくなりそう!
ヘアケア、ボディケア、コスメ、ベビー用品も充実しています。ミニサイズはお土産にもおすすめです!
最後に
スーパーフードと言われるチアシード、亜麻仁、キヌア、ケシの実、ビーポレン(ミツバチ花粉)などもポーランドでは一般的で、日本の半額以下で購入することができます。こちらもあわせてチェックしてみてください!
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EliilE
- 結婚を機に2010年よりポーランド、クラクフ在住。文化の違いや言葉の壁にぶつかりながらも子育奮闘中!
趣味はカフェ巡りと旅行。まだまだ知られていないポーランドの魅力をお伝えします!