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西オーストラリア州 パースのおすすめグルメ。オージービーフだけじゃない!
オーストラリア料理ってどんなの?
こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。
あなたが「オーストラリア料理と聞いてイメージするのは・・・?」
「オージービーフ!」
う~ん、そうでしょう そうでしょう!やっぱりオーストラリアというとお肉が真っ先に浮かびますよね。
オージービーフのほかには?
「味つけはシンプルに塩」
うんうん、そうですね。フランス料理のように凝ったソースや味つけはなさそうですよね。
「素材を活かしたワイルドさが魅力だけど大味で繊細じゃない味(あ、言っちゃった!)」
日本人にとってオーストラリア料理と言えばおおよそそんなイメージかもしれません。
私もそう思っていました。「オーストラリアの食事は正直あんまり美味しくない!」と。。。
が!オーストラリアのみなさん、ごめんなさい!
私が間違っていました!私が世間知らずでした。
今回、西オーストラリア州のパースという街に訪れました。
そこで食べた料理は上記のオーストラリア料理のイメージを根底から覆す、驚きの味でした。
はっきりいいましょう!
今なら言えます。
「オーストラリア料理は美味しいんです!かなりレベルが高い!」と。
この記事では私が実食した西オーストラリアの"料理"を中心にご紹介していきたいと思います。
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目次
- ロットネスト島での船上シーフードランチ「ワイルド・シーフード・エクスペリエンス」
- パースのトリッグ・ビーチ沿いの「夕陽が見えるレストラン」で地中海料理
- スワンバレーのマンドゥーン・エステート(MANDOON ESTATE)でワイナリーランチ
- ピナクルズ近郊の町セルバンテスのローカルレストランで再びロブスター
- スワンリバー沿い マチルダ・ベイ(MATILDA BAY)のカフェでパンケーキの朝食
- ザ・ロイヤル・ホテル(パース市内)でクラシック&モダンランチ
- 西オーストラリア州 パースのおすすめおみやげ
ロットネスト島での船上シーフードランチ「ワイルド・シーフード・エクスペリエンス」
ロットネスト島とはパース沖約19kmに位置する西オーストラリア州を代表する島。日本の小豆島くらいの大きさで島全体がA級自然保護指定国立公園です。島には約60か所の白砂のビーチがあり、泳いだり、シュノーケリングをしたりして楽しむことができます。グルメでおススメなのは「Wild Seafood Experience(ワイルド・シーフード・エクスペリエンス)」というクルーズランチ(所要時間:約2時間半)です。
船でロットネスト島沖をクルーズし、獲れたて新鮮ロブスターを味わいます。ロブスターは餌を入れて仕掛けておいた木の網(籠)をロープで引っ張り上げて獲るのですが、これは参加者の中で希望者が引き揚げることもできます。
網(籠)は4~6個引き揚げられます。この日も大漁でした。
ロブスター、で、でかっ!
お腹部分(殻ではない所)が透きとおっていて穫れたての新鮮さを感じさせます。
ロブスターは半身にされ、船上でワイルドに焼かれます。
生(刺身)のロブスター。わさびと醤油も用意され、日本人に嬉しいサービスです。
こちらがグリル。日本でロブスターっていうと食べる身はあまり入っていないというイメージではないでしょうか?でもこのロブスターは身がぎっしりで食べ応え十分。個人的にはグリルの方が美味しかったです。
ロブスター以外にも盛りだくさんの料理が提供されます。まずは冷製オードブルでサーブされるシーフード盛り合わせ。エビ、牡蠣、サーモン、タコ、カニがこれでもか、と盛られています。
続いて淡白な白身魚のソテー。これをタルタルソースでいただきます。こちらも日本人が好きな味。
ブロッコリーと絹さやの温かいサラダをゴマだれソースで。
ライス。これは説明しにくいのですが・・・近い味としてはピラフのような感じでしょうか。軽い塩味でエビなどの旨みエキスが染みたさっぱり味でした。
そしてクルーズ乗船中はずっとワイン/スパークリングワイン/ビールなどアルコール含むドリンクが飲み放題!中には浴びるように飲んでいる人もいました(笑)
>>>ワイルド・シーフード・エクスペリエンスのサイトはこちら
パースのトリッグ・ビーチ沿いの「夕陽が見えるレストラン」で地中海料理
インド洋に面したパースの沿岸には白砂のビーチが並んでいます。今回はそんなビーチの中のひとつトリッグ・ビーチ沿いの美しい夕陽が見られるレストラン「Island Market Trigg Beach(アイランド・マーケット・トリッグ・ビーチ)」でディナーを食べました。(残念ながらこの日は曇りで夕陽を見ることはできませんでしたが。)レストラン内はこんな様子で多くの人たちでにぎわっていました。
このレストランは典型的なオーストラリア料理というよりは地中海料理風の創作料理でした。
先ずはビーツ(てんさい)のディップ。パースっ子はビーツが大好きでそのまま輪切りにしてサラダとして食べるなど日常的野菜だそうです。
ビーツのディップをピタパンに塗って食べます。いくらでも食べ続けられそうな飽きない味です。
続いて冷製のオードブル。マスとにんじんを合えたもの。さっぱりしたサラダ感覚です。
野菜サラダ。キャベツ、ウイキョウ、きゅうり、松の実をヨーグルトドレッシングで。
アスパラガスのソテー温玉のせ。しっかりした味のソースに温玉をつぶして混ぜるとマイルドになり、ワインが進むこと進むこと。
ラム肉とかぼちゃの煮込みです。やや甘めの濃厚な味でした。
カリフラワーを揚げたもの。私はカリフラワー、あのゴリゴリ感が苦手なんですが、バーベキューソースのようなややスパイシーで旨みたっぷりのソースがかかっていて、サクサクと美味しく食べられました。
イカ墨のリゾット。生臭さはなくにんにくのコクとうまみが凝縮されていて、見た目は正直「う~ん」ですが、美味しかったですよ。
メレンゲを固めたデザートです。白い部分は固く、パッションフルーツ、イチゴ、ヨーグルトクリームがトッピングされています。
>>>アイランド・マーケット・トリッグ・ビーチレストランのサイトはこちら
スワンバレーのワイナリー マンドゥーン・エステートでランチ
スワンバレーは西オーストラリア州最古のワイン産地でパースの街から車で30分程度。ワイナリー、レストラン、カフェ、ブルワリー、約150軒が点在していて、週末には多くのパースっ子で賑わう場所です。今回はその中のひとつ「Mandoon Estate(マンドゥーン・エステート)」でランチ。マンドゥーンとは「たくさんの木」という現地語から来ているそうです。こちらがエントランス。立派な構えの施設です。
3つあるダイニングの中から今回は「Home Stead Brewery(ホームステッド・ブルワリー)」でいただきました。写真の左テラスが見えるところで大きなビールタンクが見えるレストランです。
先ずは生ハム、サラミ、クロスティーニの盛り合わせ。
見たまんま。美味しくないはずがない。これに合うのは・・・
はい、ビールで乾杯!この日は気温が30度を越えていたので美味しかった!
続いて蒸したムール貝。にんにくが利いてコクがあります。味のしみ込んだオリーブオイルソースにパンを浸して食べます。
イカのフリット。もう見たまんま。絶対美味しいヤツです。ビールおかわり!
ドーン!ビーフにジェノヴェーゼソースをかけたもの&フライドポテト。オーストラリアではフライドポテトのことを「チップス」と呼ぶそうです。フィッシュ&チップスのチップスですね。
骨付き肉のグリル。このあたりになるともうお腹がパンパン・・・
ワイナリー脇の芝生。木陰には休日の団欒を楽しむ人たちが座っていました。とっても絵になりますね~。暑くても湿気がないので木陰にいると風が爽やかで快適です。
そして周りには遥か遠くまで連なる葡萄畑です。美しすぎます・・・
>>>マンドゥーン・エステートのホームステッド・ブルワリーのサイトはこちら
ピナクルズ近郊の町セルバンテスのローカルレストランで再びロブスター
地元の人が気の置けない仲間たちと気軽に集うローカルレストラン。そんなイメージ通りのレストランがこちら。ナンバン国立公園内のピナクルズから一番近い町セルバンテスの「Cervantes Bar & Bistro(セルバンテス・バー&ビストロ)」です。店内も気軽なカジュアルムードです。
このレストランでもロブスター満喫!
しかしでかいな、オーストラリアのロブスターは。
シンプルなグリーンサラダ。
イカのフリット。
エビのアヒージョ。オイルをパンにつけて食べます。
>>>セルバンテス BAR & BISTROのサイトはこちら
スワンリバー沿い マチルダ・ベイのカフェでパンケーキの朝食
パースに滞在する時、ホテルでの朝食もいいですが、たまには外で地元の人たちに交じって、暮らすように時間を過ごしたいものです。例えばスワンリバー。スワンリバーはパースっ子の憩の場です。
スワンリバー沿い、ボートが停泊しているマチルダ・ベイに佇むカフェが「Bayside Kithcen Matilda Bay(ベイサイド・キッチン・マチルダ・ベイ)」です。
こちらでどんな朝食が食べられるかというと・・・
マッシュルームブルスケッタ 21A$(約1,800円)。きのこ、ポーチドエッグ、トースト、クルミなどが入っています。これだけでお腹一杯になるほどのボリュームです。
パンケーキ スタック A$16.5(約1,400円)。ラズベリー&ストロベリーソースが掛かって、ピスタチオナッツ、チョコ、アイスクリームが入っています。
エッグ&アボカド 21A$(約1,800円)。アボカド半分にポーチドエッグ、トマトが入っています。
パースの人って朝からたっぷり食べますね~ どんな胃袋してるんだろ。
>>>ベイサイド・キッチン マチルダ・ベイのFacebookページはこちら
「ザ・ロイヤル・ホテル」(パース市内)でクラシック&モダンランチ
パース駅の向かい側にオープンしたばかりの瀟洒(しょうしゃ)なパブ「The Royal Hotel(ザ・ロイヤル・ホテル)」。前身は1882年にオープンしたホテルで人気を博していたそうですが、近年レストランとして新たに生まれ変わった最近パースで話題のレストランです。(現在はホテルではありません)
クラシカルな英国調の大人の趣のある内観です。
テラス席も開放的でパース駅を見下ろしながらのランチです。場所柄ビジネスマンも多くいらっしゃいました。
いただいたメニューはこちら、
まずはエビのグリル。見た目通りの味です(もちろん美味しいという意味です)
続いてこの店オリジナルのフィッシュアンドチップス。
ん?フィッシュ&チップスってあの~、ちょっとイメージが違いますね。この魚、見た目は少々「あれ~」ですが、白身でさっぱりしたクセのない味の魚。表面の衣がカリカリサクサクで美味しかったです。
チップス(フライドポテト)もべたっとしておらずカリッとクリスピーです。ビールのつまみに最高です。
こちらはカンガルーの肉に、ゴマを付けて素揚げした海苔をトッピングした珍しい料理。海苔は最近海外でも浸透してきているようです。カンガルーは赤身で脂がすくないヘルシーな食感で今まであまり食べたことのない味でした。
ラム肉。これはガツンときます。脂身もしっかりある"肉らしい肉"。「俺今、肉食ってる~」って感じです。
にんにくの芽のグリル。箸休め的な日本の居酒屋にもありそうなメニューです。
これなんだと思います?
ビーフハンバーガーです。ブリオッシュのバンズの中にはハンバーグではなく薄切りのビーフが層をなして挟まれています。日本では食べたことのない味。レストラン自体はトラディショナルな外観と内装ですが、メニューはかなり挑戦的でモダンな創作料理です。
>>>ザ・ロイヤル・ホテルのサイトはこちら
西オーストラリア州 パースの食事、いかがだったでしょうか?イメージとはずいぶん違っていたのではないでしょうか?
個人的に今回食べたレストランの中で一番気にいったのは、スワンバレーのワイナリー マンドゥーン・エステートのホームステッド・ブルワリーです。素材の味を活かし、かつ豪快でリッチなメニューでした。レストランを囲む環境も抜群でしたね。
さてでは次におススメのおみやげをご紹介しましょう。
西オーストラリア州 パースのおすすめおみやげ
THE HOUSE OF HONEY (ザ・ハウス・オブ・ハニー)(はちみつ)
スワンバレー地域にある地元でも人気のはちみつ屋さんです。郊外のショップらしくエントランスも自然がたっぷりです。
庭にはカフェも併設され、はちみつ入りのアイスクリームや雑貨も売っています。
ショップのカウンターにて数種類のはちみつの試食が出来ます。
このお店でおススメのはちみつがこのJARRAH HONEY(ジャラハニー)です。
このジャラハニー、初めて味わう味です。ジャラとは西オーストラリア州固有のユーカリ種の木です。日本のスーパーで売っているはちみつとはまったく別物です。味はどちらかというと黒糖に近いように感じました。その特徴は非加熱であることです。はちみつは蜂を育てる万能栄養食です。ただ加熱することにより栄養分はかなり消えてしまうそうです。非加熱のはちみつは元々持っている栄養を残しています。現地ガイドさんのおススメのはちみつの摂り方は料理の甘味として使うより1日スプーン1杯を直接舐めることにより、体の免疫力などが強化されるそうです。ちなみにこのジャラハニーは西オーストラリア特産です。
私は250g入りでの瓶を買いました。A$14(約1,200円)。その他に80gと370g入りが売っています。
現地ガイドさんが「このお店来たら、私もやっぱり買っちゃうのよねえ」と言ってました。
>>>THE HOUSE OF HONEY の公式サイトはこちら
Whistlers Chocolate Co (ウィスラーズ・チョコレート)
こちらはパースで40年以上の歴史を誇る老舗のチョコレートカンパニー「ウィスラーズ」。スワンバレー地域にあり、店内はチョコレートで満ち溢れていてチョコ好きにはたまりません。パースっ子はチョコレートを始め甘いものが大好きなんだそうです。
地元で人気なチョコはこちらのふたつ。
まずはROCKY ROAD(ロッキーロード)。
チョコの塊の中に何が入っているかというとマシュマロとアーモンドです。チョコの塊をかじるような食感でワイルドで食べ応え充分です。200g入りで8A$(約680円)
続いてもうひとつのおススメチョコはこちら、PRETZELS(プレッツェル)です。
プレッツェルの塩味がチョコの甘さを引き立てて想像以上に美味です。日本人も大好きな味でしょう。200gで7.5A$(約630円)
オーストラリアといえばお約束のコアラのチョコも売ってました。
>>>ウィスラーズ・チョコレートのサイトはこちら
パース空港でのおみやげを買うには
1階のチェックインフロアをエスカレーターで上がったところにおみやげショップがありました。
ここでのおすすめはユーカリキャンディーです。ハーブ系のすっきりした後味でクセのない、誰にも好かれる味です。
その他にもパース産のチョコを中心にカラフルなおみやげが揃います。
そしてオーストラリアの定番中の定番みやげといえば、有名な「TimTam(ティムタム)」ですね。
マカダミアナッツ類もありました。
いかがでしたか?
オーストラリア、パースに対するイメージが随分変わったのではないでしょうか?
下記の関連記事でグルメ&おみやげ以外のパースの魅力を語っていますので、読んでみてください。
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。