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12月にイタリア・パルマ旅行。逃したくないタイミングは?
カトリックの国イタリアでは、キリスト生誕の日クリスマスは一大行事。12月24日のクリスマスイブと25日クリスマスは家族で過ごす人がほとんどです。12月になると日本と同じで、友人同士で忘年会をする人たちも多く、レストラン、バールなど、多くの人が集まります。イルミネーションも美しく、この時期のヨーロッパは一度は見ておきたいものです。
目次
聖母マリア受胎の日
ショーウインドーは11月からクリスマス色一色ですが、カトリックの国イタリアでは、正式にクリスマス時期となるのは12月8日です。この日、聖母マリアが処女でキリストを受胎したと天使から伝えられます。国民の祝日で、25日クリスマスにむけて様々な行事が始まります。
街の中心の広場にはクリスマスツリーが準備されていますが、12月8日の夜、イルミネーションが点灯されます。点灯を待って、広場は人で群がります。
街のイルミネーションを見ながら
街はどんなに小さな小道でもイルミネーションがつけられ、暖かい雰囲気で一杯になります。人々はクリスマスプレゼントを探し、通常は日曜日閉店している商店も開いています。とても賑やかで「イタリアでは日曜日閉店している」というのを忘れても良い唯一の時期ですよ!屋外マーケットの出店もあります。お買い物をしたら、クリスマスプレゼント用にパッケージングしてくれるところもあります。
お買い物の後は、街のカッフェッテリアで一休み。街ゆく人を観察したり、暖かいカッフェッテリアやバーでのんびりとワインなどでアペリティフするのも素敵です。
パルマのクリスマス料理
まず、クリスマスイブ。伝統的にはとても質素なお料理をいただきます。イブには肉を食べません。パルマは海から離れているので、ポー川で取れるナマズのフライをマリネにしたもの、小魚のフライをマリネにしたもの、そしてパスタに少量のトマトソースをかけていただくのがカトリックのクリスマスイブ料理ですが、それだけでは寂しいので、トルテッリというラビオリをいただくのがパルマ風です。
パスタの中にはリコッタチーズとブタン草の入ったもの、もしくは南瓜の詰め物がパルマの伝統的なトルテッリです。近年では、美味しい豪華なお魚料理をいただくことも多くなりました。いずれにしても24日は肉ではなく、お魚というのが決まりです。
翌25日クリスマスには盛大な豪華なお料理。休日なので、お昼に家族が集まって、マンマの手作りアノリーニとボッリート(茹で肉)でお祝いします。レストランで集まることもありますので、この日にレストランに行かれたい方は、かなり前もって予約しておくことをお勧めします。
レストランでも、パルマ料理アノリーニとボッリートは欠かせません。この2つのパルマ料理は、パルマ人の大好物。
パルマっ子オススメの伝統料理の美味しいお店はCOCCHI。
大鍋をテーブルまで持ってきて、目の前で熱々のお肉を切ってくれます。
Cocchi
- 住所:Viale Antonio Gramsci 16/A 43126 Parma
- TEL:+39.0521.981990
- HP:https://www.ristorantecocchi.it/
2020年イタリア文化首都パルマ
パルマは2020年イタリアの文化首都に選ばれました。来年は今まで以上に観光に力を入れて、様々な催しが行われます。
まず、第1弾として、この年末年始に小型電車での市内観光ができます。(2019年12月23日から2020年1月6日まで)
もし、この時期にパルマに来られる場合は、ぜひ乗ってみてくださいね!
イベント情報:https://parma2020.it/(イタリア語)
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西村明美
- 食の街パルマに住んでいます。パルマの習慣、美味しいものをお伝えできれば嬉しいです。