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冬休みのギリシャ旅行、楽しみ方や注意点は?
目次
今年のアテネのクリスマスはどんな感じ?
ギリシャはそれほどクリスマス商戦が激しくはないのですが、12月に入り、徐々にクリスマスムードが高まってきました。記事執筆時はまだアテネ中心エリアのクリスマスツリーやクリスマス飾りはほとんど設置されておらず普段とあまり変わらない街並なのですが、シンタグマ広場のツリー(もしくはそれに準ずるもの)は毎年12月半ば頃に設置され、オープニングセレモニーが開催されます。
経済危機以降はちょっと引くほど地味クリスマスな年もあったりしたアテネ。以前のツリーや飾りを使い回したりもしていましたが、今年はスポンサーを募るという試みで、多くの企業や団体が参加。ここ最近では一番華やかなクリスマスになるとのことで期待が高まっています。
今年は12月7日からアテネ市のクリスマスイベントがスタートし、1ヶ月間さまざまな催し物で市民や旅行者を楽しませてくれそう。
下記リンクからイベントプログラムが見れますのでチェックしてみて下さい。
お店やアーケードは早い時期からクリスマスのデコレーションがされているところも多く、目を楽しませてくれます。
クリスマスシーズンならではのショッピングやグルメを楽しもう
普段日曜日はお店が閉まっているギリシャですが、この時期は日曜も営業しています。冬のセールが始まるのは1月半ば頃からなのですが、12月はみんなクリスマス用の買い物をしたりするので、消費が上がる月。ギフトにぴったりな商品も充実しています。ギリシャらしいお土産のひとつとしては、新らしい年の幸運を祈るラッキーチャームなどいかがでしょう?縁起物とされるザクロをモチーフとしたものなど可愛らしいです。
ギリシャのクリスマス菓子もぜひ食べてみて。代表的なものは、アーモンド入りスノーボールのような「クラビエデス」、蜂蜜シロップをたっぷりしみこませたスパイス風味のクッキー「メロマカロナ」など。クラビエデスは崩れやすいので持ち帰る時にあまり乱暴に扱わないよう注意ですが、どちらも日持ちするのでお土産にもぴったりです。
クリスマスの料理は七面鳥や肉のローストなど食べる家庭が多いですが、アヴゴレモノ(卵レモン)ソースで仕上げたギリシャ風のロールキャベツ、同じくアヴゴレモノソースの豚肉とセロリの煮込みなども伝統的なクリスマス料理。これらはレストランでも食べることができます。多くのレストランではクリスマスや新年の特別メニューも出しているので、ぜひチェックしてみて下さい(※クリスマスや大晦日のディナーは要予約の場合が多いです)。
この時期注意するべきこと
クリスマスはギリシャの重要な祝日のひとつで、ご存知の通り宗教的なお祝いの日なので家族で集まって過ごすのが一般的。雰囲気としては、昔の日本のお正月のような感じでしょうか?多くのお店や観光施設も閉まってしまうので旅の日定を組む時に気をつけて下さい。
ギリシャではクリスマス当日12月25日とその翌日26日が休日となり、アテネのアクロポリスをはじめ遺跡や博物館なども閉まるので注意。新年は1月1日と6日が休みです(多くのお店は2日も休み)。また、クリスマス前後と新年の前後はメトロやバスなどは運行していますが、鉄道は運休となる路線が多いので要確認です。
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。