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中国の煙台市に行ってきました!実は知られざる○○の生産地!
目次
煙台ってどこ?
煙台市(えんたい/Yantai)ってご存じですか?
中国の山東省にある市です。ちなみに山東省はここです。
首都の北京と上海のほぼ中間に位置する山東省は、日本や韓国との貿易の拠点として経済発展を担う都市です。
有名なのは青島(ちんたお)市!
青島ビールの名前で聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。
さて、そんな山東省にある煙台市ですが、日本からは大阪・名古屋・福岡・静岡から直行便が出ています。また、2020年1月には東京からも直行便が就航する予定です。
今回は静岡から行きましたが、片道約3時間のフライトで、あっという間に到着しました!
まだまだ知名度は高くない煙台市。今回はそんな煙台の魅力をお伝えしていきます!
意外にも○○○の名産地
答えは「ワイン」!
中国でワイン?とイメージが湧かないかもしれませんが、中国でもワインは広く嗜まれており、中国国内で市場に出回る国産ワインのうち、煙台産のワインはなんと約60%を占めています!
山東省はフランスのボルドー地域と同緯度に位置し、サクランボやリンゴ、そしてブドウの栽培が盛んで、ワインを生産するのにとても良い気候なんです。シャトーやワイナリーも多く、その中でも有名なのは、なんといっても張裕(ちょうゆう)産のワインです。
張裕酒文化博物館を見てきました
中国で古くからあるワインの会社、張裕(ちょうゆう/Changyu)の歴史を感じる
1892年に設立された「張裕葡萄醸酒公司」という会社の工場がかつてあった場所にあり、かつての製造方法や、ワインボトル・ラベルが展示されています。
張裕は今でこそ先進技術でワインの製造をしていますが、この博物館では今でも地下でワイン樽での製造を行っています。
地下へはらせん階段で降りていきます。
ほの暗い地下はひんやりとして、ワイン樽が並び、ふんわりとブドウの香り、そして樽の香りがしていました。
また、かつて建てられた工場ではワインだけでなくブランデーも製造しており、ブランデーの販売・そしてブランデーの瓶詰体験ができるコーナーも。
楽しい!そしてお土産にも喜ばれそうです。
中国のワインは意外にも長いことを感じられる観光スポットでした!
ロンダイワイナリー
比較的新しいこのワイナリーはもはやSNS映えスポット!
漢字では王へんに龍(=ロン)、代のしたに山(=ダイ)で瓏岱(ロンダイ/Long Dai)と表記します。
この会社は2009年に設立され、畑を耕したりブドウの栽培をした後、2017年からワインの製造を開始した、比較的新しい会社です。
今回見学したワイナリーも、見学できるようにオープンになったのは、2019年の9月!できたてです。
マークも何やらおしゃれです。
ワイン樽の貯蔵室も、張裕の伝統的な雰囲気とはうってかわってひらけたスペースにオシャレに配置されている印章でした。
廊下も、季節ごとのブドウ畑の写真などが飾られておりデザイナーが設計したの?と思うほど。
建物内の空間が張裕とは異なり、一口にワイナリーと言っても時代によって雰囲気がガラリと変わるんだなあと感じました。
君頂シャトー
大学の研究もされている!最高級をめざすシャトー
「君頂(くんちょう/Junding)」は皇帝が河山を支配する気勢を表し、この会社が最高級な企業を目指す意味合いが含まれているそうです。
このシャトーは敷地面積が13.7平方キロメートルと広大な土地を保有し、地下の酒蔵はアジアでも最大級というほど。
今回は残念ながら酒蔵は見学できませんでしたが、ワインをテーマにワインの色、味わいを細かく細かく研究した資料、コルク栓の作り方や、様々なワインオープナーの販売など、ワインをあらゆる角度から楽しめるスポットでした。
またこの施設は大学の研究機関にもなっているようです。
山東農業大学の蓬莱ブドウ学部、という意味だそうです。
ワイン学部というのがある事に驚きです!
3つのワイン施設を見てきて
今回は3つのワイン施設を見学しましたが、ワインやお酒の会社の歴史、古くからの酒蔵や新しいワイナリー、大きなブドウ畑や酒蔵があるなど、煙台、中国にもワインというものが根付いているんだな、と知るきっかけとなりました。
これを読んで頂いているみなさんにとっても、煙台を知るきっかけになればと思います!
お酒好きな方はぜひぜひ煙台に注目してみてください!
山東半島はお酒が目白押し!!!
有名な青島のビールはもちろん、今回ご紹介した煙台のワイン。
お酒が好きな方にとっては魅力的なスポットではないでしょうか。
日本からの直行便も増える予定ですので、ぜひぜひチェックしてみてください!
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にぴやま
- 旅行会社に勤めています。ハワイに住みたい