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インドの家庭料理の基本とは?レストランとは異なる魅力が家庭にはあるんです♪
こんにちは。田澤ともきです。
これを読んでいるみなさんは、インド料理に少しでも興味のある方が多いのではないでしょうか?実は日本にあるインド料理屋さんのスタッフはほとんどがネパールやバングラディシュの方なのです。そのため、インド人が日本にいってインド料理屋に行くと違和感を覚えるのだとか。今日は、そんな彼らにとって懐かしすぎる家庭の味を紹介します。
目次
1. インド家庭料理とレストランの味の違い
<南インド料理の定食「ミールス」>
こちらは、南インド料理のレストランのミールス(またはターリー)といういわゆる定食です。いろんな野菜のカレー炒めやカレー、ヨーグルト、スイーツも入ってボリューム満点です。カレーが好きで、食べたくて、インド料理屋さんに行く人はたくさんいるかもしれません。そんな皆さんにぜひおすすめしたいのが、家庭の味、インドマミーの手作りインド料理です。
インド家庭料理は実はシンプル
<ちぎった食パンをスパイスで炒めた「ブレッドポハ」>
たとえば、朝食。普通のホテルでは、サンバル(すっぱい豆のカレー)やイドゥリ(米と豆でつくった蒸しパン)などが定番です。でも毎日同じだと飽きますよね。でも家庭料理はバリエーションが豊かなうえに、胃にもたれない優しい味が多いんですよ。
これはインド西部の都市プネのブレッドポハ。ちぎった食パンをスパイスで炒めるだけの簡単料理なんですが、これが朝食にぴったり。このようなものはレストランでは食べられないし、それぞれのご家庭の味が楽しめるのでぜひおすすめです。
2. インド家庭料理の基本
<素朴なクレープ「チラ」>
インド家庭料理の基本は、実は「辛くない」です。
私が初めてインドを旅した時、インド料理なんて今までタンドリーチキンしか食べたことがないぐらいでしたが、いろんなカレーがあって食べてみると、すべて辛すぎて結構大変な思いをしました。
そのため家庭料理も辛いんだろうな、と思いきや。プネのホームステイは全然辛くない!聞くところによると、家庭によりけりですが、どちらかというと北、東、西、南の順で辛いんだそうです。
ホテルはペーストが事前に作られていて、ベースの味を変えていく方法をとっています。家庭でも料理は時間のかかるものが多いのですが、簡単でしかもできたては本当においしいです。写真はチラという、異なる麦の粉を使って作った素朴なクレープです。手前はレモンピクルスと左は自家製のバター!これがやみつきになりました。
3. インド家庭料理のポイントは?
インド家庭料理のポイントは「作りたてが食べられる」です。インド医学のアーユルヴェーダでも、調理後3時間以内で食べなさいと指摘されているほどです。保存には限界がありますし、せっかくのいいエネルギーが逃げてしまうのです。これは日本で食事をとる時にもあてはまります。
4. インド家庭料理は意外と簡単につくれます
<インドのおかゆ「キチュリ」>
キチュリというインドのおかゆです。これは、本当に簡単。圧力鍋でスパイスとピーナッツ、みじん切りした玉ねぎを加えます。なかったらなんでもOK。そのあと、洗ったお米を入れて少し沸騰させた後、さらに水をかぶせて蓋をします。圧力鍋から蒸気が出始めたらできあがりです。
水が少ないとまとまり感がないので、お米より2倍の水をいれるとお粥っぽくなります。
インド家庭料理を体験しよう!
インドは「人と触れ合う旅」が楽しいです。もちろん、最低限の自己防衛は必要ですが、ぜひインド人のお宅へお邪魔してみることをおすすめします。インド家庭料理は奥が深いので、自分でオリジナルのインド料理をつくっちゃうのもおすすめです。
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田澤ともき
- アーユルヴェーダがきっかけでインド在住。ハイテクから古代伝統まで、100人100色楽しめますよ。インドならではの出来事や、インド生活についてお届けします。