【シンガポール】2019年8月にリニューアルオープン!ラッフルズホテルを気軽に楽しむ方法

130年以上の歴史を持つ名門、ラッフルズホテル(Raffles Hotel)が約2年にも及ぶ大規模な改装を経て2019年8月にリニューアルオープンしました!

全室スイート、バトラーサービス付のラッフルズ ホテル。宿泊はちょっと敷居が高いけれど、観光の合間に気軽にホテルを楽しみたい!という方に向けて、アフタヌーンティー、名物カクテル「シンガポール・スリング」発祥の地「ロング・バー」、ホテルのオリジナルグッズなどを扱う売店「ラッフルズブティック」の利用方法や様子をご紹介します。

目次

ラッフルズホテルを気軽に利用したい!

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ラッフルズホテルはホテル名の由来ともなった、スタンフォード・ラッフルズ卿のシンガポール上陸から70年近く経った1887年12月に開業しました。

イギリス植民地時代を象徴するコロニアルスタイルの白亜の建物が目印。世界でも数少ない現存する19世紀のネオ・ビクトリア様式のホテルは、シンガポールがイギリス統治下にあった開業当時、上流階級の人々や文化人の社交場でした。以降、シンガポールの歴史と共に多くの人たちに愛されながら歴史を刻んできています。

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エントランスでは白いターバンを巻いたドアマンがお出迎え。

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映画の題材になったり、サマセット・モームなどの文豪が執筆活動を行ったり、王族や皇族、チャーリー・チャップリンからマイケル・ジャクソンまで数多くの著名人が宿泊したことでも有名です。

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ホテルへのアクセスはMRTプロムナード(Promenade)駅徒歩1分、シティ・ホール(City Hall)駅からメインエントランスまでは徒歩5分程度と観光するにも大変便利なロケーションです。

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敷地内には中庭や噴水があり、都会の雑踏を忘れる優雅な空間が広がります。

リニューアルしたアフタヌーンティー

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ラッフルズホテルの本館、正面エントランスを入って目の前に見えるシャンデリアの左右に広がるのがアフタヌーンティーセットを提供するグランド・ロビー(The Grand Lobby)。

エントランスからホテルの中に入ると、白い大理石の床に吹き抜けの高い天井が広がり、白い制服を着た、姿勢正しいホテルスタッフが出迎えてくれます。

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リニューアル前はこちらのティフィン・ルーム(Tiffin Room)でハイティーが提供されていましたが、リニューアル後はグランド・ロビーでお昼の12時から夕方6時までアフタヌーンティーセットが提供されています。(ティフィン・ルームではランチはインドカレービュッフェ、ディナータイムはアラカルトメニューとハイティーのメニューは無くなってしまいました。)

※アフタヌーンティーとハイティーの違い。
シンガポールでハイティーと呼ぶ場合、アフタヌーンティー同様、お菓子とスコーンの他、飲茶などの食事がビュッフェ形式で提供されるのが一般的。アフタヌーンティーの場合はお菓子、スコーンとフィンガーフード(サンドイッチなど)が紅茶・コーヒーとともに提供されます。

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こちらがメニューです。最初に紅茶またはコーヒーを選びます。

セットに含まれている紅茶はセレクトされたマリアージュフレールのフレーバーから選べ、コーヒーはラッフルズのオリジナルです。最初に注文したフレーバーがお代わり可能、オプション料金を払うとリスト外にある、オプションの紅茶フレーバーやシャンパンなどのアルコールも注文可能です。

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楽しみにしていたアフタヌーンティーがこちら!スイーツとサンドイッチが3段トレーに乗ってやってきます。

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上段にはマンゴープリンとパウンドケーキ、中段はシンガポールスリングを意識したピンクのケーキ、シンガポールスリングにはピーナッツということでピーナッツのケーキとピスタチオのシュークリームが☆

ピーナッツのケーキの上に飾ってある、本物さながらのピーナッツは柔らかいクリームで出来ていて、細やかな作業に驚かされました。

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下段にはサンドイッチ、これもシンガポール名物のチリクラブを彷彿させる、カレー味のパンにカニを使ったフィリングを挟んだサンドイッチなど、シンガポールやホテルの歴史からインスピレーションを得た芸術作品のような品々。

そしてスコーンがまた美味!温かいスコーンの中はしっとりしていて、クロテッドクリームとバラの香りがするイチゴのジャムがなんとも優雅な味わいでした。

スコーンはお代わり自由です◎

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今回、リニューアルに伴いビュッフェ形式のハイティーからアフタヌーンティーに変更になり、シンガポール全体の物価上昇に沿ってセットの値段も1人68SGD(税・サ別)に上がったので、正直行く前は少し残念に思っていましたが、実際に行ってみて価格改定とともにクオリティも更に良くなっていたことが分かりました。(有名ホテルが凌ぎを削るシンガポールで、No.1のクオリティを提供したいのだろうなという気概を感じました!)

気軽に短時間でラッフルズホテルの伝統ある、上質なサービスや空間を味わいたい!という方には、こちらのアフタヌーンティーがとてもオススメです♪

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予約はホテルの公式ページ(日本語)からオンライン予約が出来る他、電話でも予約可能。いずれの場合も予約時にオンラインでクレジットカードの認証をし、予約日時24時間以内のキャンセルは、キャンセル料が発生します。週末や繁忙期などは早めの予約をした方がベターでしょう。

アフタヌーンティーの利用は90分でドレスコードはカジュアル・シック。予約時の注意事項によると、男女共にビーチサンダルやそれに準ずるカジュアルな履物、プールに行くような格好はNG(実際に断られているお客さんを見かけました)、男性は襟付きのシャツを着用、女性もカジュアルでも配慮のある格好で来るようにと記載されていました。

昼間から行列が出来るロング・バー

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ラッフルズ ホテルといえば、有名なカクテル「シンガポール・スリング(Singapore Sling)」発祥の地。

カクテルが考案された1915年当時、人前でお酒を嗜むことはエチケット違反とされていて、抵抗がある女性が多かったそうです。そこで女性が飲みやすいカクテルを作ろうと、ここロング・バー(Long Bar)のチーフバーテンダーだった嚴崇文(Ngiam Tong Boon)によって考案されたのが「シンガポール・スリング」でした。

※「スリング」とはスピリッツに甘みと酸味を加えて水で割った飲み物。

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このピンクがかったオレンジ色のカクテルはサマセット・モームがシンガポールの夕焼けを「東洋の神秘」と称えたことに因んで、夕焼けをイメージして出来たそうです。確かに一見、女性が飲んでいてもジュースなのか、お酒なのか分からない見た目。

ジンをベースにチェリーのブランデーやライム、パイナップルジュースにグレナデン・シロップなど何種類ものお酒やジュースが混ざっています。このレシピは長らく門外不出だったのと地域によっては材料の調達も難しいので、ラッフルズ ホテル以外で一般的に飲まれているシンガポール・スリングは簡素化されたレシピだそう。

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そして、ロング・バーと言えば、こちらも名物!ピーナッツが食べ放題。

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しかも殻は床に捨てるのが流儀。ポイ捨て禁止のシンガポールで唯一ポイ捨てが推奨されている場所です。(笑)

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ホテルと同じ敷地内、「ラッフルズアーケード」のブラス・バサー・ロード(Bras Basah Road)沿い2階にあるロング・バー。通常のバー同様、シンガポール・スリング33SGD(税・サ別)以外にもドリンクメニューがいくつか有り、軽食も提供しています。ドレスコードは特に無く、予約は受け付けていません。朝11時から営業していますが、日中でも行列が出来るほどの人気です。

Long Bar

  • 住所:#02-01, Raffles Arcade, 328 North Bridge Road, Singapore 188719
  • 営業時間:[日〜木曜日、祝日]11:00-24:00LO、[金・土曜日および祝日の前日]11:00-25:00LO
  • 電話番号:+65 6337 1886
  • HP:https://www.raffles.jp/singapore/dining/long-bar/

上質なシンガポール土産を探すならココ!「ラッフルズブティック」

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ホテルリニューアルと共にバージョンアップした「ラッフルズ ブティック(Raffles Boutique)」。名称も「ラッフルズ ギフトショップ」から変更になりました。

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場所もノース・ブリッジ・ロード(North Bridge Road)側のラッフルス アーケードエントランス前に移転しています。

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お店の面積も広くなり、店内にはコーヒー、紅茶などのドリンクとペストリーがテイクアウト出来るカフェが併設されていました。

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ここでドリンクとパンをテイクアウトして中庭のテーブルで食べている人を見かけましたが、とても気持ち良さそうでしたよ。

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お土産用の紅茶もリニューアルしカラフルなパッケージに。

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中でもイチオシのお土産がこちら。新発売の「プレミアム・パイナップルタルト」と「パンダンカヤタルト」共に小分けで8個入り、19.90SGD。箱もお洒落で中のタルトが小分けになっているところがポイント高いです!

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キーホルダーやポーチなどの小物やエプロンなどのキッチングッズ他、センスの良い雑貨も揃っていました。以前から人気のカヤジャム、家庭でラッフルズのシンガポール・スリングを再現する為の「シンガポール・スリング Premix」も健在でしたよ。

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リニューアル前のティフィン・ルームのゲートはギフトショップ内に飾られていました。

シンガポールで上質なお土産を探している方、どんなお土産を買ったら良いか迷っているという方には、まずはこちらのギフトショップを覗いてみて欲しいです。

Raffles Boutique

まとめ

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夜も美しいラッフルズ ホテル。

一度はゆったりと泊まってみたいものですが、ホテルのアフタヌーンティーやバー、ギフトショップを利用するだけでもその片鱗は味わうことができます!

意外と知られていませんが、第二次世界大戦中、日本占領時代は将校たちの宿泊施設にもなっていて、「昭南旅館」と呼ばれていた過去もあります。シンガポールの歴史的建造物にも指定されているホテルに是非足を運んでみてくださいね。

Raffles Hotel 「The Grand Lobby」

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ゆりさん

旅好きな30代。過去30か国以上を訪問。これまでに出会った人、景色やモノたちを皆さんに繋いでいけたら嬉しいです。現在、シンガポール在住。

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