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レトロでちょっと不思議?ジョージア・トビリシ動物園を紹介します
ジョージアの首都・トビリシの中心地の一角、英雄広場の隣に、トビリシ動物園はあります。
動物園という言葉から想像するよりずっと小さく、独特な雰囲気のある公園ですが、他のどこにもない魅力と、なによりジョージアらしさを味わうことのできる場所です。
ガイドブックに載っていることもほとんどない小さな施設ですが、トビリシを訪れた際にはぜひオススメのスポットの一つです。
目次
- 市民の憩いの森、トビリシ動物園
- 園内には可愛い動物がたくさん
- 日本とは一味違う?なんだか不思議な光景も
- 一番奥にはちょっぴり怖い?遊園地ゾーンも
- 疲れた時にはちょっと休憩
- なんだかんだでやっぱり動物はかわいい!
市民の憩いの森、トビリシ動物園
トビリシの中心駅、ステーションスクエアから中心市街地へ向かうバスの途中に、トビリシ動物園はあります。こちらは、バス通りから動物園を見た写真です。
...え、どこ?と思いますよね。
木に囲まれて中の様子はほとんど見えないのですが、この奥に動物園があります。
実際に入ってみると、自然も多く、動物だけでなく子どもが楽しめる遊具やゲームもあります。観光客は少なめですが、地元の人たちに愛される、可愛い動物園なのです。
園内には可愛い動物がたくさん
園内には、大小さまざまな動物が暮らしています。触れ合えるコーナーはないのですが、あまりしっかりした柵もなく、動物との距離がとても近いのが印象的です。私が訪れた時には、道端の草をちぎって勝手にアルパカにあげている家族も見かけました。
もちろん、トラやゾウなど、子どもに人気の大型動物もいます。餌やりや水浴びなど、飼育員さんが世話をしている様子も間近で見ることができます。
日本とは一味違う?なんだか不思議な光景も
とはいえ、ここはジョージア。日本でイメージする動物園とは、ちょっと違う光景もやはり目にします。
例えば、上の写真。なんの写真だと思いますか。
メインの道から「白鳥」の文字を見つけ、道無き道をずんずん歩いていった先の光景です。
白鳥は...?と周りを見渡すと、高く茂った草の向こうに、小さな池が。確かに、その池に2羽の白鳥が仲良く泳いでいました。
白鳥たちにとっては邪魔をされない良い環境かもしれませんが、動物園のイメージからするとちょっと違和感がある展示という印象です。
さらに衝撃的だったのは、この展示。この写真のシロクマは作り物です。
池は大人の足で大股3歩くらいの広さ。池の中心に作られたシロクマの像に、多数の亀がわらわらと集っています。
これが亀の展示だったのか、はたまた池を作ったら誰かが亀を連れてきていつの間にかこうなってしまったのか。地元の人に聞いてもよく分からずじまいでした。
一番奥にはちょっぴり怖い?遊園地ゾーンも
動物を見ながらのんびり進んでも、30分くらいで園の一番奥に着きます。
園内には、動物の他、遊園地のような遊具がいくつか設置されています。
この写真は、中でも最も大きな遊具である、観覧車。この観覧車はバス通りからも見えるランドマークの一つです。
それなりに高さのある観覧車なのですが、ゴンドラには壁などはなく、鉄筋で作った籠に座って登っていきます。細い手すりのような柵から身を乗り出すと、地面と自分の間にはなにもありません。景色はとても綺麗なのですが、風の強い日だったこともあり、スリリングな時間でもありました。
ちなみに、園内にはこんな不思議なメリーゴーラウンドも。他にも古い遊具に色を塗り直したり絵を描きなおしたり、あるいは布が破れているものも。
子どもが見たら夢に出て泣いてしまいそうな遊具も、ある意味ジョージアらしい見どころの一つです。
疲れた時にはちょっと休憩
のんびり歩いて30分といっても、動物を見ながらゆっくりしていると、いつの間にか時間も経ち、疲れてきます。そんな場合でも、園内にはたくさんのベンチや椅子、売店がありますから、その点は安心です。
トビリシには、ソフトクリームの屋台がそこかしこにあります。
こちらのソフトクリームは1つ1ラリ(約36円)。コーンから落ちそうなくらいたっぷり乗せてくれますし、最後もコーンの一番下までしっかり詰まっています。
ちなみに、ジョージアのチョコレートソフトクリームはとっても濃厚でチョコレートの味もしっかりしていて、値段に比べて大満足。とってもおすすめです。
なんだかんだでやっぱり動物はかわいい!
他の国の動物園と一味違う魅力をお伝えしてきましたが、もちろん、かわいくて見応えのある動物もたくさんいます。トラやゾウなどの定番の動物のほか、アルパカやラクダ、アナグマなど、ちょっと珍しい動物も。
爬虫類館もあり、小さいながら、とても多彩で魅力的な動物に触れることのできる、とても魅力的なスポットです。
ガイドブックには載っていない、地元の人に愛されるスポットを訪れてみたい方には、ぜひオススメです。
Tbilisi zoo
- 営業時間:
12〜2月:10〜18時
3〜4月・10〜11月:10〜19時
5月・9〜10月:10〜20時
6〜8月:10〜21時 - 入園料:
3歳以下:無料
3〜12歳:1ラリ(約36円)
12歳以上:2ラリ(約72円) - HP:http://www.zoo.ge
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Mayu K.
- 東欧・ジョージア在住の新米ママ。縁もゆかりもない土地で家族3人楽しく暮らしています。学生時代から旅好きで、全大陸訪問経験あり(南極は上空を周遊しただけですが)。なかなか馴染みの少ないマイナー国のひとつですが、ジョージアの魅力がたくさん伝わればいいなと思っています!