公開日:
最終更新日:
見どころ満載&好アクセス「福井県立恐竜博物館」を徹底レポート!
旅行先としてなかなか候補にあがりづらい場所ですが、実は見どころが点在する福井県。中でもイチオシのスポットが「福井県立恐竜博物館」です。福井県が世界に誇るこの博物館を、今回はあますところなくご案内します!
※館内は撮影可能ですが、フラッシュ撮影は禁止されています。
目次
- 3.1 ダイノストリート(B1F)
- 3.2 展示室「恐竜の世界」(1F)
- 3.3 展示室「地球の科学」(1F)
- 3.4 展示室「生命の歴史」(2F)
- 3.5 ダイノラボ(1F〜2F)
- 3.6 化石クリーニング室(1F〜2F)
- 3.7 視聴覚ライブラリー(2F)
- 3.8 恐竜図書室(3F)
- 3.9 野外恐竜博物館
1. 福井県立恐竜博物館とは
恐竜や地球の歴史を学ぶことができる福井県立恐竜博物館。「世界三大恐竜博物館」の一つに数えられ、カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢恐竜博物館と並ぶ日本最大級の恐竜博物館なのです!
日本には、福井県の勝山ディノパーク、福岡県の北九州市立いのちのたび博物館、茨城県のミュージアムパーク、茨城県自然博物館、愛知県のディノアドベンチャー名古屋、群馬県立自然史博物館など、恐竜にまつわる施設や博物館が多数あります。
そのなかでも福井県勝山市の恐竜博物館は恐竜を中心とする地質・古生物学博物館として、国内最大級の規模を誇ります。
また、福井県勝山市での恐竜化石の発掘は、1982年、一本のワニの歯の化石が見つかったことから始まり、日本で発掘された恐竜化石の多くは、勝山市で発見されたものだそうです。
2. 福井県立恐竜博物館へのアクセス
公共交通機関を利用する場合は、JR福井駅で下車し、えちぜん鉄道にのりかえます。勝山永平寺線の終着駅、勝山駅が恐竜博物館の最寄り駅です。
勝山駅下車後は、コミュニティバス「ぐるりん」、または恐竜博物館直通バス(土日祝日・長期休暇のみ運行)で向かいましょう。バスにのれば約10~15分で到着します。
車で向かう場合、東京からは東名・名神・北陸自動車道経由で約7時間。大阪、名古屋からは名神・北陸自動車道・中部縦貫自動車道経由でそれぞれ約3時間半、約2時間半で到着です。
>>>福井県立恐竜博物館への公共交通機関でのアクセスについて詳しくはこちらから(公式サイト)
>>>福井県立恐竜博物館への車でのアクセスについて詳しくはこちらから(公式サイト)
3. 福井県立恐竜博物館の見どころ
いよいよ中へ! 恐竜の世界に足を踏み入れて行きましょう!
3.1 ダイノストリート(B1F)
入口からすぐ目の前にあるエスカレータを下ると、本物の化石標本が並ぶ通路、「ダイノストリート」が現れます。
薄暗くまっすぐな通路に並ぶ恐竜や植物たち。まるでタイムスリップしたかのような感覚に。この通路を抜けた先には、太古の世界が待ち受けています。
3.2 展示室「恐竜の世界」(1F)
ダイノストリートを通って階段を上がると、福井県立恐竜博物館の1番の見どころ、「恐竜の世界」が開けます。前方に待ち受けているのはこちら、「ティラノサウルス」。
見てくださいこの大迫力!
でかい!!
怖い!!!
実はこの恐竜、動くんです!
他にも、「恐竜のからだとくらし」、対面スクリーンの「ダイノシアター」、ジオラマ「中国四川省の恐竜たち」、「日本とアジアの恐竜」など、さまざまな恐竜たちに会える、見どころ満載のコーナーです。
肉食恐竜や草食恐竜など、実物大の化石標本がズラリ。展示の中には、なにやら鉄骨で固定されているものも。なんとこの模型、バラバラになった本物の骨をつなぎあわせて恐竜の姿を再現したものなのだとか!1体のみならず、10体もあるというのですから驚きです。
3.3 展示室「地球の科学」(1F)
順路を進んでいくと、次に待ち受けているのは「地球の科学」。
いん石や地層・岩石・鉱物など、地球の科学や歴史を目でみて体感することができます。何万年、何億年もかけてできた惑星が、私たちが生きている「地球」という環境になったのだと思うと、不思議な力を感じずにはいられません。
3.4 展示室「生命の歴史」(2F)
2階にあがると「生命の歴史」コーナーが。46億年におよぶ生命の歴史が展示されています。地球におけるはじめての生命誕生から現代までの、人類の進化を学べるこのコーナー。太古の海に生息した生物標本も必見です。
上の写真、左奥に見えるのは「マンモス」!
マンモスをはじめとするさまざまな生命が、絶滅や進化を繰り返し、長い年月を経て私たち人間が誕生したのだと思うと、感慨深い気持ちになります。このまま人類が進化し続けたら、1億年後にはどんな生物になっているのでしょう?
3.5 ダイノラボ(1F〜2F)
全長10メートルの恐竜標本(ティラノサウルス・レックス)が展示してある「ダイノラボ」というコーナー。1階と2階が階段でつながっています。
この全身骨格を身近に観察できるほか、実物化石や隕石にふれたり、クイズに挑戦できたり、子どもたちも楽しく学習できる空間です。
3.6 化石クリーニング室(1F〜2F)
発掘された化石は、この「化石クリーニング室」で石から取り出されます。
実際にクリーニングしている現場をガラス越しにみることができるので、大人も子どもも興味津々!化石を傷つけないよう、慎重に慎重に......。
3.7 視聴覚ライブラリー(2F)
2階には座って学べるコーナーも。
化石発掘の歴史や秘密など、ビデオをみながら恐竜について学べます。
3.8 恐竜図書室(3F)
3階に上がると図書室が。ここには5つの丸テーブルが設置されていて、恐竜や古生物、地球の科学に関する本を読むことができます。
恐竜折り紙コーナーで恐竜の折りかたを覚えたり、バラエティー豊かな世界の恐竜本を読んだりと、さまざまなアプローチで恐竜に親しんでみてください!
3.9 野外恐竜博物館
館内を見て回ったあとは、バスで20分の場所にある「野外恐竜博物館」にも足を延ばしてみてください。2014年にオープンしたこの施設では、実際に化石発掘を体験することができます。
恐竜発掘体験等ができるツアーに事前に申し込み、恐竜博物館の専用バスで向かいましょう!
この施設は、大きく分けると『展示解説』『発掘体験』『発掘現場見学』を楽しめる3つのゾーンに分かれています。『展示解説』ゾーンは上記写真左手前の緑の屋根の建物「展示場」、『発掘体験』ゾーンは上記写真中央の白い屋根の建物「化石発掘体験広場」、『発掘現場見学』ゾーンはその少し奥にあるエリア「観察広場」とそのさらに右奥にある山を切り崩したエリア「化石発掘現場」で構成されています。
ツアーでは約2時間(移動含む)、発掘現場の見学や歴史の解説を聞いて学び、最後に発掘体験があります。
化石発掘......。一度はあこがれたことがあるという方もいるのではないでしょうか?ドキドキ、ワクワク、大人も子どもも一緒になって、発掘作業を楽しみましょう!
>>>「野外恐竜博物館」について詳しくはこちらから(公式サイト)
4. 福井県立恐竜博物館のグルメ情報・ショッピング情報
恐竜たちとの触れ合い後は、こちらでひと息。恐竜博物館内にあるレストランをご紹介します。
4.1 カフェ&レストラン ディノ(3F)
光のさす明るい空間で、恐竜をテーマにしたオリジナルメニューを楽しめる「カフェ&レストラン ディノ」。
注文したのは「恐竜バーガー」。恐竜の足跡をかたどったバーガーです。かわいいでしょう?
フワフワ食感のバーガーに、ポテト、から揚げ、ドリンクがセットになって税込1,000円。このお値段で、このボリューム!から揚げもとってもジューシーで、おなかも心もいっぱいです。
>>>「カフェ&レストラン ディノ」について詳しくはこちらから(公式サイト)
4.2 DINO STORE
恐竜博物館を存分に楽しんだ後はこちら。恐竜グッズがずらりと並ぶディノストアに足を運んでみましょう。
ここではお土産にピッタリなグッズがたくさんみつかります。幼いころ、ここで両親にねだってねだって買ってもらった記憶が......。大人になった今でもワクワクするディノスストア。恐竜フィギュアを全部集めたくなってしまいます!
>>>「DINO STORE」について詳しくはこちらから(公式サイト)
5. 福井県立恐竜博物館の混雑情報と基本情報
ゴールデンウィークやお盆等は開館から閉館まで混雑しています。これまでゴールデンウィークに訪れた最大人数は124,000人!筆者は平日の11時頃訪れましたが、スムーズに見て回ることができました。
恐竜が好きな方、地球の歴史を知りたい方、福井県を観光してみたいという方。魅力満載な福井県立恐竜博物館に、ぜひ訪れてみてください!
福井県立恐竜博物館の基本情報
- 住所:福井県勝山市村岡町寺尾51-11
- 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 観覧料:
<個人>小・中学生260円、高校・大学生 420円、一般 730円
<団体(30名以上)>小・中学生 210円、高校・大学生 320円、一般 630円
※年間パスポートもあります
※毎月第3日曜日(7月~9月除く)の常設展観覧は無料です
※幼児・70歳以上の方は無料です
- 駐車場:1,500台収容
- 休館日:第2・4水曜日および12月29日~1月2日(夏休み期間は無休)
- アクセス:
<車利用の場合>
◎北陸自動車道 福井北JCT・ICから中部縦貫自動車道へ。その後、永平寺大野道路勝山ICで降りて一般道路で約30分
◎東海北陸自動車道 白鳥JCT・ICから中部縦貫自動車道へ。その後、油坂峠道路から一般道路で約1時間30分
◎各地からの所要時間
・東京から/東名・名神・北陸自動車道で約7時間
・大阪から/名神・北陸自動車道で約3時間30分
・名古屋から/東海北陸自動車道 白馬JCT・IC経由で約2時間30分、名神・北陸自動車道経由で約2時間30分
<鉄道利用の場合>
◎JR福井駅下車、えちぜん鉄道 勝山永平寺線「勝山行」乗車 約1時間 →勝山駅下車、タクシー 約10分
※勝山駅からは博物館経由のコミュニティバスが運行しています
◎各地からの所要時間
・東京から/北陸新幹線または東海道新幹線・北陸本線特急→えちぜん鉄道・コミュニティバスで約4時間30分
・大阪から/JR湖西線特急→えちぜん鉄道・コミュニティバスで約3時間
・名古屋から/JR北陸線特急→えちぜん鉄道・コミュニティバスで約3時間
- チケットの購入方法:福井県立恐竜博物館もしくは全国のローソン、セブン・イレブン、ファミリーマートで購入いただけます。割引券等お持ちの場合は窓口スタッフにお伝えください。
- HP:https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/
野外恐竜博物館の基本情報
- 開館期間:2019年4月25日~11月4日(休館日は上記の恐竜博物館本館に準じる)※2019年度の営業は終了しております
- 9:00~17:00 ※天候等の都合によりツアーが中止になることもあります
- 利用料
- <個人> 小・中学生610円 高校・大学生1,020円 大人1,220円
- <団体(10名以上)> 小・中学生510円 高校・大学生810円 大人1,020円
- ※恐竜博物館とは別料金になります
- 参加方法:ツアー参加2日前までにWebサイトから要予約。
- ツアー当日は、恐竜博物館前にある「野外恐竜博物館受付」でチケットを購入。※バス発車時刻30分前までに手続きがない場合は、予約無効となります。専用バス乗り場でチケットと掲示しバスに乗車。約1時間かけて、観察広場、展示場見学・解説、化石発掘体験。帰りはバスに乗車し、恐竜博物館に到着後解散となります。
- バスの運行時間
- ゴールデンウィーク・夏休み期間・夏秋の3連休/
9:00~11:00、10:00~12:00、11:00~13:00、13:00~15:00、14:00~16:00、15:00~16:00 - 土・日・祝日/10:00~12:00、11:00~13:00、13:00~15:00、14:00~16:00
- 平日/11:00~13:00、13:00~15:00
- ゴールデンウィーク・夏休み期間・夏秋の3連休/
- 持ち物:軍手または手袋、汚れてもよい服装(長袖・長ズボンが望ましい)、動きやすい履物、飲み物、雨具、他(帽子・虫よけ等)※ハンマー、タガネ、ゴーグルは現地で貸出
- HP:https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/visit/fieldstation
(福井県立恐竜博物館Webサイト内)
【福井一口メモ】
福井には恐竜博物館以外にも、恐竜博物館から近い永平寺など、さまざまな観光スポットがあります。下記でその観光スポットを効率よくまわれる格安ツアーからちょっとリッチなツアーまで、たくさんのツアーを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。ひとりや恋人、友人、家族だけで旅行を楽しみたい方はお得かつ手続きがとっても楽なフリープランもおすすめです。
<日数と費用>(関東発目安)
●旅行日数:2~4日間
●ツアー費用:19,900円~69,900円
Ranking福井記事ランキング
-
chiaki
- 旅・国際交流が大好きな旅するナース。来年は世界一周予定。