【愛媛県松山市】人気観光地「道後温泉」で美人の湯と歴史に浸かる

道後温泉

四国有数の観光スポット「道後温泉」。「日本書紀」や「風土記」にも登場する3000年の歴史を誇る日本最古の温泉で"美人の湯"として知られる肌に優しい泉質が魅力です。

125年の歴史を持つ重要文化財として有名な「道後温泉本館」や2017年に完成した道基本情報

後温泉別館「飛鳥乃温泉」、「椿の湯」の3つの浴場を楽しむことができます。

そんな松山市民に親しまれている公衆浴場の魅力を、歴史的背景に触れながら伝えていきます。

目次

<1. 道後温泉本館とは?松山観光のシンボル>

<2. 道後温泉本館へのアクセス>

<3. 道後温泉本館の4つの入浴コース(湯+休憩室+展示室)>

<4. 道後温泉本館の保存修理工事は令和6年度まで>

<5. 道後温泉は本館だけではない!周辺スポットをご紹介>

<6. 道後温泉本館の混雑情報と施設概要>

1. 道後温泉本館とは?松山観光のシンボル

松山観光のシンボル

道後温泉の代表的存在「道後温泉本館」。兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉と並ぶ日本三古湯のひとつと言われています。泉質はアルカリ性単純泉で肌触りが柔らかく、肌への刺激が少ないのが特徴。入浴後は肌が「すべすべ」するといわれ、"美人の湯"として知られています。

入浴コースは、大広間で休憩しながらお茶菓子が楽しめるコースや、個室休憩室を利用できるコースなどさまざまなコースがあります。また、皇室専用「又新殿」の見学もできます。

※入浴は保存修理工事期間中は神の湯のみ利用可能
※保存修理工事は~2024年に完了予定

ちなみに、「道後」という言葉の由来は645年の大化の改新までさかのぼります。当時、現在の今治市に伊予国の国府が置かれ、国府付近を「道中」、それより近いところを「道前」、逆に離れたところを「道後」と称していました。

これが今の道後温泉の名に引き継がれています。他の県でいえば、新潟にある「越前」「越中」「越後」も都(あすか)に近い方から前、中、後と称されていますよね。

1.1 道後温泉の発展に貢献!伊佐庭如矢

伊佐庭如矢
<写真提供:道後温泉事務所>

道後温泉本館が現在の国の重要文化財に登録されるまでの礎を築いた人物が伊佐庭如矢です。彼は「100年経っても誰にも負けない温泉施設」を目指し、神の湯本館を建設しました。

しかし、建設に伴う費用は莫大で、13万5,000円に達しました。木造3階建てという規格外の大きさ、浴槽には最高級の石材を使用、そして大工は松山城の修復を担ってきた名大工、莫大なお金がかかるはずです。

では、そのお金はどのように調達したのでしょう。

道後湯之町が銀行から多額のお金を融資してもらうには担保が必要でした。その際、地元の人々が所有する不動産を借金の抵当に入れてくれたのです。道後温泉本館は地元民の協力なくしては存在しなかったのです!

このような背景のもと道後温泉本館は世界から評価される建物として成長を遂げました。こうした道後温泉本館を作った人物のエピソードを知っておくと、実際に訪れたときの感動がまた違ったものになることでしょう。

1.2 1894年(明治27年)から続く歴史的な建造物

道後温泉事務所
<写真提供:道後温泉事務所>

道後温泉本館は4つの棟が接続し、ひとつの建物のようにできています。

4つの棟のうち、最も古いのが1894年にできた「神の湯本館棟」です。続いて1899年に「又新殿・霊の湯棟」、1924年に「玄関棟」とそれぞれ建築年代が異なります。後に付け加えられて複数の棟が連なることで、まるで一つの建物のように見えるのです。

これらの建物は一括で国の重要文化財に登録されており、内部を通ることで複雑な構造を目のあたりにできるのですが、今回の取材では保存修理工事で見ることはできませんでした。

1.3 世界が評価する!国の重要文化財・ミシュランガイドで三ツ星

三ツ星
<写真提供:写真AC>

2009年、ミシュランが発行する旅行情報誌『ミシュラン・グリーンガイドジャポン』において、道後温泉本館は最高の三ツ星を獲得しています。まさに世界が評価する建築物なのです!

ミシュラングリーンガイドの評価基準は以下の9つ!

  • 旅行者がその観光地を訪れた時に受ける第一印象
  • その場所の知名度
  • 文化財の豊かさ、レジャーの充実ぶり
  • ユネスコの世界遺産などの公的評価
  • 芸術品や史跡の固有の美術的価値
  • 美観
  • 作り物ではない本物としての魅力と調和
  • 旅行のしやすさと利便性(施設整備、アクセス、維持管理など)
  • 旅行者の受け入れの質


以上の評価項目を基に1つから3つまで星付けしていくのですが、最高の三つ星は「わざわざ旅行する価値がある」という意味が込められています。

今後も道後温泉本館は歴史的・文化的価値が希少な観光資源として評価され続けるでしょう。

1.4 『千と千尋の神隠し』のモデルの1つになったといわれる「近代和風建築」

近代和風建築
<写真提供:道後温泉事務所>

スタジオジブリ作品のなかでも言わずと知れた名作、『千と千尋の神隠し』。道後温泉本館は、主人公・千尋が迷い込んだトンネルの向こう側の世界に出てくる「油屋」のモデルの1つになったといわれています。

油屋は、木造による重厚な重層構造の共同浴湯として描かれており、実際に、製作スタッフは道後温泉に滞在。近代和風建築である本館のスケッチを行った記録もあるといわれています。

製作元も道後温泉本館がモデルであるとは明言していないものの、大いに参考にした場所として紹介しています。

振鷺閣とギヤマン
<写真提供:道後温泉事務所>

道後温泉本館は建築物の随所に、西洋の技術が見て取れます。それを示すのが写真に示す道後温泉本館の3階大屋根上にある振鷺閣(しんろかく)とギヤマン(ガラスを意味する外来語)です。

振鷺閣は道後温泉を発見したともいわれる白鷺をシンボルに建立されたもの。それを囲む赤ガラスのギヤマンは、当時の窓の主流が和紙だったことから珍しいものだったいわれています。

125年もの間、道後の街を照らし続けているシンボル、振鷺閣。夕方から夜には美しく明かりがともり、幻想的な光景を目の当たりにできます。道後温泉に訪れる際は、一度は見ておきたいスポットです。

刻太鼓
<写真提供:道後温泉事務所>

また、振鷺閣の中には「刻太鼓」が吊るされており、朝6時、正午、午後6時の計3回打ち鳴らされます。本館に響く音は環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選出。刻太鼓の音を聞きたい方は打ち鳴らしの時間に合わせて訪れると良いでしょう。

なお、見学は館外からのみ可能で、おすすめは以下の2箇所です。

道後温泉本館西面

(1) 道後温泉本館西面

刻太鼓の音をより身近に聞けるのが道後温泉本館西面。朝の6時になると人だかりができます。刻太鼓の音を合図にお風呂に行く流れだそうです。

空の散歩道

(2) 空の散歩道

本館前に比べて人も少なく、打ち鳴らすシーンを目の当たりにできるスポットです。

1.5 情緒あふれる石造りの湯釜と浴室

石造りの湯釜と浴室
<写真提供:道後温泉事務所>

道後温泉本館最大の見所はもちろん浴室です。巨大な石の「湯釜」は源泉から湯船にお湯を導く役割を果たし、歴史的情緒あふれる雰囲気を醸し出しています。

湯釜
<写真提供:写真AC>

現在の道後温泉本館にあるこの湯口と「湯釜」は明治時代に作られましたが、それ以前のものは奈良時代に造られたのではないかと推測されています。

奈良時代に造られた湯口と湯釜は、現在道後温泉本館からはほど近い、道後公園湯築城跡に置かれていますが、もともと明治の半ばまでは、実際に道後温泉本館で使われていました。

1.6 道後温泉の源泉は全部で18本!

分湯場

道後温泉の源泉は18本。源泉温度は20~55℃程度で低温と高温の湯を混ぜて適温にしています。

道後温泉第四分湯場

道後温泉駅から徒歩3分程に位置する「道後温泉第四分湯場」では源泉が流れる様子を見ることができます。

源泉が流れる配管

源泉が流れ出ている配管。最も左の配管は52℃の26・28号源泉、中央の配管は48℃の9号源泉、一番右の配管は50℃の6号源泉です。季節ごとに混ぜる源泉を組み替えて適温を保っているのだそうです。

源泉温度

こちらでは、それぞれの源泉温度を示しています。

1.7 全国で唯一!皇室専用浴室「又新殿」

又新殿
<写真提供:道後温泉事務所>

全国唯一の皇室専用の湯殿である「又新殿」。明治32年(1899年)に皇室の方々が道後にいらしたときに、温泉に入っていただくために造られたものです。

隅から隅まで優雅な造りで、写真手前から奥の順番で「前室」、「御居間」(上記写真の手前)、「玉座の間」(上記写真の奥)と続き、その横には警護の人が控える「武者隠しの間」といった部屋構成となっています。

ちなみに一番奥の「玉座の間」は天皇陛下だけがお使いになられたお部屋だといわれています。

※又新殿は現在、保存修理工事のため休館中です

1.8 夏目漱石も絶賛!坊っちゃんの間

坊っちゃんの間
<写真提供:道後温泉事務所>

こちらは本館3階の一室にある「坊っちゃんの間」。日本を代表する文豪、夏目漱石が滞在したといわれる部屋です。本館は、小説『坊っちゃん』の舞台といわれています。

夏目漱石は小説で、
「他のところは何を見ても東京の足元にも及ばないが、温泉だけは立派なものだ」
と書かれていたほど、道後温泉をこよなく愛されていたといわれています。

※坊っちゃんの間は現在、保存修理工事のため休館中です

1.9 パワースポット!玉の石

玉の石
<写真提供:道後温泉事務所>

道後温泉本館北側に奉られている「玉の石」。

その昔、大国主命(オオクニヌシノミコト)と少彦名命(スクナビコナノカミ)が2人で国づくりのため、旅をしていたときに少彦名命が急病で苦しみはじめました。

大国主命は少彦名命を手のひらに乗せて道後温泉に浸し温めたところ、元気を取り戻し石の上で踊り出したという伝説から、この石はお湯をかけてお祈りすると願いが叶うと言われるようになりました。

そして「玉の石」は、現在も願いを叶える石として親しまれています。

※玉の石は現在、保存修理工事のため見ることができません

湯玉石

飛鳥乃温泉の中庭にある「湯玉石」。現在、玉の石が使用できない代わりに湯玉石で願いかけができます。

2. 道後温泉本館へのアクセス

JR松山駅

道後温泉へはJR松山駅からアクセスするのが一般的。駅名のフォントもレトロですが、駅内も木造作りの有人改札や駅舎から歴史を感じます。

案内看板

改札を出て正面に進むと案内看板が見えてきます。こちらを左へ曲がりましょう。

オレンジ色の路面電車

徒歩数分で見えてくるのがオレンジ色の路面電車です。

路面電車の駅

JR松山駅から徒歩5分ほどで路面電車の駅へ!

路面電車旅

お値段は一律160円。道中も県庁や裁判所など、県の中枢機関の側を通り見どころ満載な電車旅を楽しめます。こちらに乗車して約25分の路面電車旅へ!

アナログ式

路面電車の運転席です。レトロ感満載の路面電車は操縦もアナログ式。これもまたデジタル化している現代には珍しい光景です。

また、道中は松山城や道後公園なども見れるので目が離せません。

道後温泉駅

25分程で「道後温泉駅」へ到着!

駅舎にはスターバックスがあり、和と洋のコラボレーションともいえるデザインです。

道後ハイカラ通り

道後ハイカラ通り入り口です。こちらの商店街を通って道後温泉本館へ向かいます。

道後村案内

歩いてまもなくすると道後温泉本館周辺の地図がイラスト入りで紹介されています。周辺の寺院も紹介されていますので寺院めぐりの際にも参考にしてみてください。

野外販売など

両脇にはお土産屋から飲食店が並び、食べ歩き客に向けた野外販売なども行われています。

突き当たりのローソン

道後ハイカラ通り入り口から歩いて5分程で突き当たりのローソンが見えてきます。こちらを右折すると「道後温泉本館」。左折すると「飛鳥乃温泉」、「椿の湯」へ向かうことができます。

道後温泉駅から各施設へ約10分程で行ける好アクセス。訪れる際は公共交通機関の利用をおすすめします!

3. 道後温泉本館の4つの入浴コース(湯+休憩室+展示室)

道後温泉本館の4つの入浴コースを紹介します。

3.1 入浴だけ楽しむ!神の湯・階下

神の湯
<写真提供:道後温泉事務所>

道後温泉を楽しむ4つのコースのうち、一番ベーシックなのが本館1階にある「神の湯」。気軽に道後温泉を堪能したいという方におすすめのプランです。

今回、筆者はこちらの温泉で入浴。アルカリ単純泉らしく無臭で肌に優しい柔らかさを有する泉質で、体感温度も約42℃と適温です。

特徴は約80センチの深さがある浴槽。80センチの深さは、貴重なお湯を無駄なく使うためと言われています。

浴槽の縁
<写真提供:道後温泉事務所>

また、神の湯でぜひ見てほしいのが浴槽の縁です。一般的な温泉だと、縁は角ばっていて滑りやすく、後ろへ持たれることを考慮されていないことが多いですが、神の湯では楕円形に近い縁になっていて、後ろへもたれかかっても心地よい設計に。

そして、縁を触ってみると少しきれいな円でなく、所々角ばっています。おそらく浴槽から上がって足をかけるときの滑り止め機能を施しているからでしょう。

細かな心配りをしている、おもてなしの心を感じる温泉だといえます。

※保存修理工事期間中は神の湯のみ利用可能で、入口は本館西面から北面に変わっています

3.2 手軽にゆったりと楽しむ!神の湯・2階席

神の湯2階席
<写真提供:道後温泉事務所>

「神の湯」にお茶とお茶菓子付きの休憩がついたプランが「神の湯2階席」。このプランでは、上記の神の湯の入浴後に、2階にある大広間の休憩室でくつろぐことができます。

また、神の湯階下のプランは浴衣などの貸し出しがなく、温泉を利用して終わりなのに比べて、神の湯2階席の場合は、浴衣の貸し出しもあり。入浴後は浴衣に着替えて、お茶・お菓子を大広間休憩室で楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができるのです。

こちらも神の湯階下と同様、坊っちゃんの間と展示室の見学が可能です。

※神の湯2階席は現在、保存修理工事のためお休みです

3.3 さらにゆったりと楽しむ!霊の湯・2階席

霊の湯2階席
<写真提供:道後温泉事務所>

3つ目のプランが神の湯だけでなく、霊の湯にも入ることができる「霊の湯2階席」。

こちらの霊の湯は、神の湯に比べて浴槽自体の大きさは小さいですが、全く異なる雰囲気を醸し出しており、いわゆるプライベート温泉のような感覚を味わえます。

もちろん霊の湯だけでなく神の湯も利用することが可能。2つの浴室を行き来することもできます。さらに坊っちゃんの間と展示室に加え、皇室専用の浴室「又新殿」の見学も可能です。

ちなみに、この霊の湯2階のプランから貸しタオル、湯玉模様の貸浴衣がつきますので、手ぶらで立ち寄っても温泉をしっかり利用できます。ちょっと贅沢に道後温泉を味わいたい方にはおすすめの楽しみ方といえるでしょう。

※霊の湯2階席は現在、保存修理工事のためお休みです

3.4 個室でくつろぐ極上なひととき!霊の湯・3階個室

霊の湯3階個室
<写真提供:道後温泉事務所>

道後温泉本館で最上級プランとなるのが、霊の湯3階個室というプランです。こちらは霊の湯の利用に加えて3階の個室休憩室を利用することが可能です。

道後温泉の休憩室は、神の湯用の2階大広間と、霊の湯専用の中2階の中広間、そして最上階である3階に連なる個室があり、個室を利用するにはこちらの霊の湯3階個室のプランを選ぶ必要があります。

個室は3畳が1室、4畳半が6室、6畳が1室の計8室。予約はできないので人数が多い時は待ち時間が発生する可能性も考えておきましょう。

霊の湯だけではなく神の湯にも入ることが可能。又新殿を見学できるのは霊の湯に入る方だけとなっています。

お茶菓子
<写真提供:道後温泉事務所>

霊の湯三階個室は80分利用可能で、お茶菓子もせんべいから坊っちゃん団子へグレードアップ。浴衣の貸し出しも湯玉模様から、道後温泉のシンボルでもある白鷺模様に変わります。

道後温泉をより堪能するならこちらの極上プランがおすすめです。

※霊の湯3階個室は現在、保存修理工事のためお休みです

4. 道後温泉本館の保存修理工事は令和6年度まで

保存修理工事

道後温泉本館は2019年1月15日より、文化財的価値を未来に残すために保存修理工事を行っています。これに伴い、道後温泉本館は神の湯のみの営業となっています。

■休館施設

  • 霊の湯浴室
  • 2・3階の休憩室
  • 又新殿
  • 玉の石
  • 坊っちゃんの間

■休館期間

  • 令和6年度(2024年)まで

>>>保存修理工事の詳細情報はこちら

5. 道後温泉は本館だけではない!周辺スポットをご紹介

本館周辺のスポットを紹介します。

5.1 松山市民の親しみの湯!椿の湯

又新殿

松山市民の生活に欠かせない公衆浴場として愛されている「椿の湯」。

椿の湯はこの聖徳太子の石碑を起源をもち、その名が付けられたもので、昭和28年「第8回国体」が四国各県で開かれたときに新設されました。その後、昭和59年(1984年)に一度改築。平成29年(2017年)にリニューアルオープンしました。

花こう岩造りの湯釜
<写真提供:道後温泉事務所>

本館と同じ形の花こう岩で造られた湯釜が設置されており、湯釜には俳人、正岡子規の句が記されています。松山市民の親しみの温泉を楽しめるはずです。

椿の湯の基本情報

  • 住所:愛媛県松山市道後湯之町19-22
  • 営業時間:午前6時30分から午後11時まで(札止め/午後10時30分)
  • 利用可能時間:1時間以内
  • 定休日:不定休(メンテナンスによる臨時休館あり)

  • 料金:大人400円、小人150円、65歳以上200円、85歳以上無料
    ※2019年10月から85歳以上の無料と大人料金の半額の制度を廃止します

  • 駐車場:有料と無料の駐車場含めて約200台収容
    <有料>
    ◎道後温泉駐車場/30分100円/収容台数100台
    ◎道後温泉祝谷東町駐車場/30分100円/収容台数43台

    <無料>
    ◎松山観光臨時駐車場/無料/収容台数60台/週末に開放

  • アクセス
    <電車の場合>
    ◎JR松山駅から道後温泉駅まで約25分
    ◎伊予鉄松山市駅から道後温泉駅まで約20分

    <車の場合>
    ◎西瀬戸自動車道「西瀬戸尾道IC」から約120分
    ◎山陽自動車道「岡山IC」から約210分
    ◎徳島道「徳島IC」から約160分
    ◎高知自動車道「高知IC」から約120分


5.2 飛鳥時代を描いた浴場!別館「飛鳥乃温泉」

飛鳥乃温泉

同じく2017年12月にグランドオープンした姉妹湯の「飛鳥乃温泉」。日本最古の湯として知られる道後温泉には、その長い歴史にふさわしく、数々の物語や伝説が残されています。飛鳥乃湯泉は、聖徳太子や斉明天皇が訪れたという飛鳥時代(592年〜710年)をイメージし、細部にまでこだわって建てられました。

陶板壁画
<写真提供:道後温泉事務所>

石造りの湯釜と愛媛の砥部焼で作られた陶板壁画が特徴の浴室です。男子浴室の壁画には石鎚山が描かれており、他の浴場にはないプロジェクションマッピング技術を搭載した演出を見ることができます。石鎚山が緑に輝き、それを覆う雲の湧出を堪能していただけるエンターテイメント浴場といえそうです。

飛鳥乃温泉の基本情報

  • 住所:愛媛県松山市道後湯之町19-22

  • 営業時間
    <1階浴室>
    午前6時から午後11時まで(札止め/午後10時30分)

    <2階大広間>
    午前6時から午後22時まで(札止め/午後21時)

    <2階個室>
    午前6時から午後22時まで(札止め/午後21時)

    <2階特別浴室・家族風呂>
    午前6時から午後22時まで(札止め/午後20時40分)

  • 利用可能時間:1時間30分
  • 定休日:不定休(メンテナンスによる臨時休館あり)

  • 料金
    <1階浴室>
    大人600円、小人300円

    <2階大広間>
    大人1,250円、小人620円

    <2階個室>
    大人1,650円、小人820円

    <2階特別浴室・家族風呂>
    1組2,000円+大人1,650円、小人820円

  • 駐車場:有料と無料の駐車場含めて約200台収容
    <有料>
    ◎道後温泉駐車場/30分100円/収容台数100台
    ◎道後温泉祝谷東町駐車場/30分100円/収容台数43台

    <無料>
    ◎松山観光臨時駐車場/無料/収容台数60台/週末に開放

  • アクセス
    <電車の場合>
    ◎JR松山駅から道後温泉駅まで約25分
    ◎伊予鉄松山市駅から道後温泉駅まで約20分

    <車の場合>
    ◎西瀬戸自動車道「西瀬戸尾道IC」から約120分
    ◎山陽自動車道「岡山IC」から約210分
    ◎徳島道「徳島IC」から約160分
    ◎高知自動車道「高知IC」から約120分

5.3 湯玉インスタ映えスポット!「円満寺」

円満寺

道後温泉本館の南棟から徒歩5分ほどに位置する「円満寺」。小さなお寺ですが、恋愛にご利益があると言われており、パワースポットとして立ち寄りたい場所です。隠れたフォトジェニックスポットでご利益をいただきましょう!

6. 道後温泉本館の混雑情報と施設概要

施設概要

温泉施設は近年の観光ツアーの減少などにより、特定の時間帯に混み合うことは少なくなったそうです。一方で個人観光の利用者、松山と台湾を結ぶ「エバー航空」の就航により外国人観光客も増えています。そのため、やはり休日は混雑するようです。

なお、平日の場合でも旅行客の他に地元民の方も多く利用されています。朝は刻太鼓を聞いた後に温泉を利用する地元民、16時~18時は周辺旅館の宿泊者が夕食前に利用します。

温泉が利用されやすい時間帯を考慮すると、狙い目は10:00~16:00、もしくは19:00以降となるでしょう。

3000年の歴史をもちながらもなお、進化し続ける道後温泉。最新の道後温泉で美人の湯と歴史に浸かってみてはいかがでしょうか?

道後温泉本館の基本情報

  • 住所:愛媛県松山市道後湯之町5-6
  • 営業時間:6:00~23:00(札止め 22:30)
  • 利用時間:1時間以内
  • 料金:大人410円、小人160円、65歳以上200円、85歳以上無料
  • 定休日:不定休(メンテナンスによる臨時休館あり)

  • アクセス
    <電車の場合>
    ◎JR松山駅から道後温泉駅まで約25分
    ◎伊予鉄松山市駅から道後温泉駅まで約20分

    <車の場合>
    ◎西瀬戸自動車道「西瀬戸尾道IC」から約120分
    ◎山陽自動車道「岡山IC」から約210分
    ◎徳島道「徳島IC」から約160分
    ◎高知自動車道「高知IC」から約120分

    • 駐車場:有料と無料の駐車場含めて約200台収容
      <有料>
      道後温泉駐車場/30分100円/収容台数100台
      道後温泉祝谷東町駐車場/30分100円/収容台数43台

      <無料>
      松山観光臨時駐車場/無料/収容台数60台/週末に開放

      • 公式サイト:道後温泉

        ※こちらの記事は2019年7月に取材した情報です。期間限定の情報もありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください

白川さん

今回の取材でご案内していただいた、道後温泉本館事務所の白川さま。

各施設の説明に加えて撮影ビュースポットやインスタ映えポイントなどを丁寧に教えていただきました。

【愛媛一口メモ】

愛媛には道後温泉以外にも、さまざまな観光スポットがあります。下記でその観光スポットを効率よくまわれる格安ツアーからちょっとリッチなツアーまで、たくさんのツアーを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。ひとりや恋人、友人、家族だけで旅行を楽しみたい方はお得かつ手続きがとっても楽なフリープランもおすすめです。

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日野 裕次郎

新卒会社員兼ライター。旅行一家に育ち、今までの旅行経験は沖縄以外の46都道府県。近年では北海道、仙台、神戸、長崎などあらゆる方面で旅行しています。会社での本業と旅ライターの複業スタイルを目指す。

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