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ヨーロッパのおすすめハイキング!チロル・ドロミテへようこそ!
目次
- 女性的な牧歌風景が広がる「チロル」と、男性的な豪快な山容を擁する「ドロミテ」
- おすすめその1. ドロミテ「トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード」
- おすすめその2. ドロミテ「チンクエ・トーリ」
- おすすめその3. チロル「ゼーフェルダー・シュピッツェ」
- 最後に
女性的な牧歌風景が広がる「チロル」と、男性的な豪快な山容を擁する「ドロミテ」
まずはチロルとドロミテって、どこにあるの?
6月末から8月にかけてベストシーズンを迎える、ヨーロッパハイキング。ヨーロッパは登山や、トレッキングが文化のひとつとして根付いているかのようです。そのなかでも今回はヨーロッパ中部、オーストリアとイタリアに跨るアルプス山脈東部の「チロル」と、オーストリアとイタリアの国境地帯に広がる美しい渓谷「ドロミテ」をご紹介します。
チロルは女性的な牧歌的な風景が広がり、「アルプスのハート」とも言われています。一方ドロミテは男性的な豪快な山容で針のように尖った峰が続くのが特徴的です。どちらも比較的近いので、一回の旅行でチロルとドロミテのふたつの地域の、ハイキング・トレッキングを楽しむのが一般的です。
今回の旅行ではチロル・ドロミテで、何か所かハイキング・トレッキング、さらには散策を行いましたが、おすすめのポイントをご紹介します!
おすすめその1. ドロミテ「トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(イタリア)」
ドロミテの山々でも、とても特徴的な山容なのが「トレ・チーメ」。まるで人間の手で造られたかのようで、造形的な美しさも醸し出しています。トレ・チーメの峰の「トレ」は、イタリア語で数字の「3」を意味し、山全体が3つに分かれています。今回は3つに分かれたトレ・チーメを望みながらのハイキングで、歩を進める度に3つの峰が姿を変えて行き、スタートから途中の山小屋までは平坦なハイキング道で、最後の折り返し地点までちょっと勾配がありました。折り返し地点では3つの峰を真下から仰ぎ見ることができ、その風景は正に圧巻です!
おすすめその2. ドロミテ「チンクエ・トーリ(イタリア)」
トレチーメに続いてもう1か所、ドロミテにあるチンクエ・トーリのハイキングをご紹介。 こちらもイタリア語で「5つの塔」を意味するチンクエ・トーリは、巨岩を目出ながら一周するハイキングで知られています。一番高いトーレ・グランデ(2,366m)の絶壁に挑む人々の姿は平和そのもので、巨岩に果敢に立ち向かうクライミングする人々の姿を見ながら、ぐるっと歩いてきました。一方、チンクエ・トーリは第一次世界大戦中にオーストラリア軍の前線基地として使われ、今でも防空壕や、弾薬庫、野戦病院の遺構が野外博物館として残されており、複雑な歴史も体感することができます。
おすすめその3. チロル「ゼーフェルダー・シュピッツェ(オーストリア)」
オーストリアのチロル州の州都であるインスブルックから、西へ約30km離れた可愛らしく小さな町ゼーフェルト。夏は避暑地、冬はウインタースポーツの中心地として知られています。ゼーフェルトの鉄道駅から20分歩き、ケーブルカーの駅に到着し、ケーブルカーとリフトに乗り換えました。リフトで降りた先の標高2,064mに位置するゼーフェルト・ヨッホから、標高2,220mのゼーフェルダー・シュピッツェまでの稜線ハイキングを楽しみました(ちょっと怖いですが)。ハイキング当日は天気が良く幸運なことに、隣国ドイルの最高峰である標高2,962mのツークシュピッツェを望むことができました。
最後に
10日間のチロルとドロミテのハイキングでしたが日頃の行いもよく(?)、連日晴天に見舞われて避暑地でクールダウンする予定でしたが、なんと予想外の暑さが押し寄せる毎日になりました。現地では親子連れでハイキングを楽しむ幼いこどもたちから、仲よくご夫婦で手を取り合って登り降りをされるシルバー世代まで、皆さんがまさに老若男女問わずに、それぞれ思い思いに自由に歩かれている姿が印象的で元気をもらいました。皆さんも国内外でハイキング・トレッキングをされると思いますが、元気をお裾分けしてしながら楽しんでください。
またどこかのハイキング・トレッキングでお会いしましょう!
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