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アメリカ版の夏祭りカウンティーフェアは食・音楽・遊び!と朝から夜まで楽しめます
屋台が並び、美味しい食べ物や射的などのゲームが楽しめるお祭り。夏はそんな楽しいイベントが日本も各所で行われていますが、アメリカでもそれに値する「カウンティーフェア」というものがあります。しかも、町や市の主催ではなく、郡(カウンティー)が行うので、その規模はまさにアメリカンサイズ!「食」「音楽」「遊び」真夏の楽しさ全てが凝縮された、まるで期間限定のアミューズメントパークのようなものなのです。
目次
ここでしか食べられない、フェアフード
私が毎年このカウンティーフェアで楽しみにしているのは、なんといっても食べ物。日本でも屋台メニューというと、お好み焼き、焼きそば、イカ焼き、焼きとうもろこしやかき氷など連想するものがたくさんありますがの、それと同じようにこのカウンティーフェアでしか食べられない、もしくはココに来たらどうしてか食べたくなるものが目白押しなのです。
ターキーはサンクスギビングに食べるものと思っていましたが、このターキーレッグはこのカウンティーフェアの代表的メニュー。「骨付きの鶏もも肉」のターキー版のような感じですが、そのサイズは人の肘下くらいあるので、かぶりつくときはまるで原始人になった気分です。炭火で焼かれたお肉はジューシーで本当に美味。肉本来の味が堪能できます。
あとは、カーリーフライをぎゅーっとサイコロ状(でもサイズは15センチ角ほど)にまとめて揚げたものにチーズやチリがドッテりとかかっているもの、大きな揚げドーナツ的なファンネルケーキなども、フェアフードとしての王道です。
私が今回食したのは、「バッファローチキン・チミチャンガ」という名のもの。トルティーヤでラップされたブリトーのようなものなのですが、その中身がすごいのです。タバスコで味付けされたチキンとマカロニ&チーズがたっぷり入って、一般的なブリトーの2倍にも3倍にもなりそうなサイズ。中身が中身だけにその重さもどーんという重圧。さらに、その切り口には真っ赤な辛いチートスを砕いたものがまぶしていあるという、見た目的にかなりインパクトの強いものでした。
爽やかなカリフォルニアの青空の下
お味は?というと、暑いながらもカラッと晴れて爽やかなカリフォルニアの青空の下、ビールとともに食べるグリーシーなアメリカン料理に、初めは「んん?美味しいじゃない!」という感じですが、ぶっちゃけ3口目くらいですぐに飽きます(笑)。ほとんど食べきれず、捨てるという惨敗ぶりでした。でもこれも、夏のいい思い出という感じでしょうか。
あとは、面白いメニューも盛りだくさん。これは、カエルの足の唐揚げ。正直、とても美味しいです。そして今回、私の目を引いたのは、クリスピークリームのドーナツをバンズに下ハンバーガー。しかもトリプルバーガーです。流石に食べる気にはなれず注文はしませんでしたが...(苦笑)。
デザート系でヒットだったのは、オレオ味のチュロス。オレオクッキーの生地に白いクリームが中に入っているというものなのですが、カリッとした外側、中はもっちりで、濃厚なクリームが口の中でとろける〜。これは是非また食べたいと思える美味しさでした。
大物アーティストのライブも見られる!?
私が食べ物のことばかり書いてしまうので、食が中心のイベント?と思ってしまいますが、色々あります。かなり大掛かりな移動遊園地、子どもも楽しめるミニ動物園なども。また、コンサートレベルのライブ演奏も。大物アーティストが来る場合も多々あるので、要チェックです。
今年は、14フィート以上(4.5メートルくらい)もあるワニが来ていて、大人しくてあまり動かないのですが、その姿はまるで怪獣のようでした。
あとは、クラフトフェアのコーナーや、地元に根付いたビジネスが、プロモーションでブースを出していたり、サンプルを配っていたりと、他にも見所はいっぱい。子どもから大人まで、朝から晩までたっぷり楽しめます。
まとめ
私はずっと南カリフォルニアに住んでいるので、他の州のカウンティーフェアには行ったことがないのですが、調べてみたところ、どこの州でもそれぞれのカウンティー(郡)で同じようなフェアが開催されているようです。
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SOLO
- ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。