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フランス・パリ旅行前にチェック!動きやすいバッグを選ぶポイント
待ちに待ったフランス旅行。ちょっといいレストランに行くためのオシャレ着に、町歩き用のスニーカー、いい写真をたくさん撮るためにカメラのレンズも新調して......。これを機にスーツケースも買い換えようという人もいるかもしれません。持ち物を用意するところから旅の楽しみははじまりますよね!
では、フランス(パリ)へ行くにあたり、どんなバッグで持ち物を運べばいいのでしょうか?他の国へ旅行をするときと同じようなバッグでも大丈夫なのでしょうか?
この記事では、フランス旅行におすすめしたいスーツケースのタイプや、観光で外出するときに便利なバッグの選び方についてご紹介します。
目次
- 1. フランス(パリ)旅行なら必須!シーン別バッグのタイプ
- 2. フランス(パリ)旅行で知って欲しいスーツケースの選び方
- 3. フランス(パリ)旅行で安全に移動できるバッグの選び方
- 4. フランス(パリ)旅行でお買い物をする人はエコバッグも選ぼう
- 5. 予備のバッグもあると帰国のときに便利
1. フランス(パリ)旅行なら必須!シーン別バッグのタイプ
まずは、持っていくバッグのタイプから。フランスの地形や治安を踏まえた上でバッグを用意しておくと、疲れにくく防犯対策にもなります。
スーツケースはなるべく小型のものを
フランス旅行に持っていくスーツケースは、小さめのものをおすすめします。パリはもちろん、それ以外の都市でも石畳やレンガ敷きの道路が多く、スーツケースの車輪がうまく回らないことが多々あります。それでもなんとか車輪を転がしていくのですが、大きなスーツケースだとますます大変になりますから、なるべく小さめのほうが移動しやすいでしょう。
移動中のサブバッグは機能と防犯を最優先に
パリと言えばなんといってもオシャレな街。お気に入りのブランドバッグでパリの街を闊歩したい気もしますが、パリはスリが多い場所でもあります。それを考えると、いかにもお金を持っていそうな雰囲気のするブランドものではなく、ファスナーでしっかり口を閉じるタイプのものや、肩から斜めにかけるタイプなどを選びましょう。
私が一番おすすめしたいのはリュックタイプ。ですが、うっかりしていると背後からスリの被害に遭う可能性もゼロではないため、十分に注意した上で使うことが必要です。貴重品はマネーベルトやシークレットポーチと呼ばれるサブバッグに入れて持ち運ぶなど、持ち物を振り分けることも検討してくださいね。
【関連記事】フランス・パリ旅行の持ち物リスト!長期滞在経験者が語る必需品はコレ!
エコバッグは現地で買うのがおすすめ
2019年現在、フランスでは使い捨てのビニール袋(レジ袋)が禁止ということもあり、布製のエコバッグは必須アイテム。スーパーでの買い物はもちろん、パリや郊外でもたくさん開かれているマルシェなどで重宝します。フランスのエコバッグは可愛いものも多く、日本へのお土産にもおすすめです。
2. フランス(パリ)旅行で知って欲しいスーツケースの選び方
フランス旅行で持っていきたいバッグのタイプが分かったら、次はスーツケースについて細かく見ていきましょう。どれぐらいの大きさや頑丈さのものが良いのでしょうか?
スーツケースは、機内持ち込み可のコンパクトなタイプがおすすめ
<機内持ち込みサイズのスーツケースは短期旅行に便利/Photo by Coquelicot>
海外旅行というと大きなスーツケースを転がして移動するイメージがありますが、5泊前後の旅行なら、小型(縦54×横36×高さ22cm)のスーツケースに荷物をおさめられるとベストです。
100席以上の国際線であれば、重さが身の回りの品を含めて合計10kgを超えなければ機内に持ち込めます。また、現地についてから持ち運ぶにも便利です。荷物が多くなりそうな真冬であれば、中型(縦67×横44×高さ26cm)くらいの方が安心ですね。中型のスーツケースを使う場合は預ける荷物となる点に注意してください。
なぜ小型~中型がおすすめかというと、日本からフランスの空港に到着し、ホテルまでの移動を考えた時にも利便性が高まるためです。
電車(RER)に慣れるまではチケットの買い方から電車の乗り方まで、大変なことばかり。シャルル・ド・ゴール空港から電車でパリ市内に行く場合、パリ北駅(Gare De Nord)かレ・アル駅(Les Halls)に到着すると思いますが、もしここから地下鉄などで移動するとなると、場所によってはエスカレーターがないところもあります。
大きなスーツケースを引いて歩くのは体力的に大変な上目立つので、スリにも狙われやすくなります。ツアーのように団体旅行で空港送迎がついているとか、主にタクシーで移動するという方はそれでもよいのですが、公共交通機関で移動する場合には、スーツケースの大きさが快適な旅のカギになります。
頑丈さを考えるとハードケースがおすすめ!
<ハードケースなら石畳の道や空港の預け入れも安心/Photo byたびこふれ編集部>
スーツケースの素材は布製のものより、ハードケースをおすすめします。フランスで買いたいお土産の定番、ジャムやワインもハードケースなら安心。石畳のガタガタ道でぶつけたり転んだりすることを考えても、耐久性のあるハードケースがよいでしょう。
ただし、上記の画像ぐらいの大きさになると容量が大きく、かなり重くなってしまいます。移動しやすいよう、キャスター(車輪)が360度回転するものを選んでください。先ほどの大きさ目安を考慮すると、小型/中型でハードケースのものを探すことから始めてみましょう。
カラーやデザインはユニークなものが良いかも
到着した空港でスーツケースを引き取ろうとレーンを眺めている時、「どれが自分のだろう?」と迷うこと、ありませんか?もちろん番号で照会すれば間違いなく自分のものを見つけられますが、ひと目で自分のものだと見分けられた方が便利です。
スーツケースにタグやステッカーを付ける人もいますが、カラフルな色にしたほうがより間違いは減らせます。たとえ自分が間違えなくても、誰かが間違えて持っていってしまうこともありますから、なるべく特徴のあるものが良いでしょう。
スーツケースの中身を少なくするアイデア
なるべく持ち込み可能なスーツケースを選びたいときに悩むのが、かさばる衣服をどう少なくするか、ではないでしょうか?そんなときに便利なアイデアをご紹介しましょう。
女性の場合、夏は軽くてかさばらないワンピース(丈が短かすぎないもの)が便利。フランス(パリ)の夜は冷えるため、上から羽織れるものも必ず持参してください。飛行機の中や空港で冷える可能性を考えて、手荷物で持っていきましょう。男性の場合はTシャツにジーパンまたはチノパンで、かさばらずラフ過ぎない服装がおすすめです。
冬はヒートテックなどの下着を着こんで暖かくし、上にはシャツや薄手のセーターなど、重ね着できるものを準備するのが正解。厚手のセーターはかさばる上に重く、旅行には向きません。コートはどんな服にも合うような1枚を選んでおくと、コーディネートごとに持参する必要がなくなります。
また、靴は重みのあるスニーカーは履いて行きましょう。女性の方でスニーカー以外も履きたいという方は、バレエシューズを1足スーツケースへ。バレエシューズは軽くて重ねて収納できますし、歩きやすく、オシャレさも出しやすいという万能選手です。最近は折りたためるバレエシューズも販売されているので、そういった便利グッズを選ぶのもよいでしょう。
化粧水などのアメニティは、家に眠っている試供品などを活用し、なるべく必要最低限の量に留めてください。
フランス(パリ)旅行に便利な代用バッグ
<一見すると、普通のボストンバッグですが....../Photo by Coquelicot>
上述の通り、スーツケースを持っての電車移動などはちょっと面倒。そこで、筆者は写真のようなバッグも愛用しています。これはフランスで買ったバッグで、スーツケースの代わりになる優れもの。こうして見るとただのボストンバッグなのですが、実は......
<カートバッグに早変わり!/Photo by Coquelicot>
こうしてスーツケースのように引いて歩くこともできます!フランスで買ったものなのになぜかロンドン柄ですが、フランスではこうしたデザインのバッグが売られています(日本にも同じような機能のバッグがあります)。頑丈さはハードケースよりも劣りますが、とにかく身軽に移動したいバックパッカーのような旅のスタイルであれば、こちらもおすすめです。
3. フランス(パリ)旅行で安全に移動できるバッグの選び方
スーツケースはもちろんのこと、旅行では街歩き用のバッグ選びも重要です。観光したりショッピングしたりするときは、どんなバッグを選べば良いでしょうか。
移動中のサブバッグはリュックが一番
<スポーティーなリュック以外にもかわいいデザインがたくさん/Photo by Coquelicot>
リュックはスリに狙われやすいと言われますが、それに注意することを含めても両手が使えることは、何かと便利でおすすめです。最近のリュックは機能的なだけではありません。こんなかわいいデザインなら、旅行用にも連れて行きたくなりますよね。
スリ対策基本のキ!ファスナーで閉められるバッグを選ぶ
残念なことに、フランスではスリに細心の注意を払わなければなりません。スリは大人だけではなく、若い女の子たちが集団で襲ってくることもあります。一人の子が気を引くように近づいて来て、他の子がさっとバッグの中に手を入れて物を盗む、というのが常套手段。
スリたちの目からみると、口が大きく空いたバッグは「どうぞ盗ってください」と言っているようなものです。ファスナーでさえ開けて盗ろうとするので気は抜けませんが、これが基本中の基本。中身が見えるようなバッグは絶対NG。ファスナーを閉めてから、100円均一ショップなどで売っている鍵でダブルロックしておくこともあるぐらいです。
以下画像のように、背中側にファスナーがあるリュックを選べばスリ対策もばっちりです。
<背中側にポケットがあると便利/Photo by Coquelicot>
もう一つおすすめしたいのは、軽い素材のリュック。このタイプは小さく畳めるので、スーツケースの中に入れるときもかさばらず便利です。
<折りたたんでスーツケースに入れておけるリュックのイメージ/Photo by Coquelicot>
画像のようなリュックの場合、小さいポケットの部分は物を小分けに入れておけるので便利ですが、貴重品は入れないようにして下さい。
せっかくのフランス旅行、おしゃれに楽しみたいところですが、おしゃれすぎるとスリに狙われやすいのも現実。あえてあまり着飾らず、バッグは高そうでないものを持つようにとおすすめしています。
移動用のバッグはこうして中身を少なくしよう
移動用のバッグをできるだけ軽くするときに考えたいのが、財布の存在です。フランスは日本と違い、現金よりもカード決済がメイン。普段大きな財布を使っている方は、旅行用に小さめの財布をご用意ください。メインのクレジットカードとコインが少し入ればOK。財布が小さくなるだけで、バッグの中がとてもスッキリします。
日常生活で使っているさまざまなカード類も、旅行中に使わないものは財布から出しておきましょう。そうすればかなり小さな財布でも納まり、軽くなって楽です!
普段使っているお財布を持っていく場合も、ホテルのセーフティボックスなどで普段使いの財布を保管し、別途旅行用の小さい財布を用意することを検討しましょう。貴重品は、以下写真のようにシークレットポーチ(またはマネーベルト)を使い、できるだけ肌に近い場所で身に着けて持ち歩くと安心です。
<洋服の下で貴重品やパスポートを保管/Photo byたびこふれ編集部>
もう一つ、移動中の持ち物で重いものといえば「ガイドブック」。人によっては2冊、3冊と持っていく人もいるようですが、インターネットにつながりさえすれば、ガイドブックは不要です。
地図にいたっては、インターネットがつながっていない状態でもGoogleマップは使えることを知っておくと便利。Googleマップのアプリをスマートフォンにダウンロードし、Googleアカウントでログイン、次にフランスの地図を選択し、指定した範囲を「ダウンロード」しておくことで、オフライン利用が可能になります。
あらかじめ日本で行きたい場所を情報収集し、Googleマップに「保存」しておけば、行きたいところが一目瞭然でとても便利!思い切って、ガイドブックは手放してみてください。
ドレスコードがあるようなお店でも活躍するバッグは?
<斜め掛けタイプなら普段の町歩きにも最適/Photo byたびこふれ編集部>
ドレスコードがあるお店へ行く場合、リュックではカジュアル過ぎて服装と合わないかもしれません。そんなとき、普段はショルダーバッグとして、レストランではハンドバックとして使えるような、2Wayバッグが便利です。
画像のバッグは横幅30センチ未満の小さなもの。冬はコートの下などに斜めがけし、貴重品だけを持ち歩くバッグとしても重宝します。レストランではストラップを外してハンドバッグに。夏であれば、エナメル素材のものなどがエレガントな雰囲気をかもし出してくれるでしょう。
最近では長財布にショルダーチェーンがついているものもありますので、普段は財布として使い、レストランではクラッチバッグやショルダーバッグにして持つという方法もありますね。
このように、財布と移動中のバッグは「リュック+小さな財布」で機能性を重視するパターンもあれば、「ショルダーバッグまたはクラッチバッグにもなる長財布」で、ドレスコードを意識するパターンも考えられます。旅行中にどんなお店やスポットへ行くかを踏まえて選んでみましょう。
4. フランス(パリ)旅行でお買い物をする人はエコバッグも選ぼう
この記事の最初で触れたように、フランスでエコバッグはマストアイテムですが、日本からわざわざ持って行く必要はありません。フランスに行けばかわいいエコバッグがたくさん売られていて、記念にお土産にと、ついたくさん買ってしまうぐらいです。
フランスでエコバッグと言ったらこれ!モノプリのエコバッグ
<色々な種類があるモノプリのエコバッグ/Photo by Coquelicot>
フランスのエコバッグと言えば、有名なのはモノプリ(MONOPRIX)というスーパーのエコバッグです。毎月新しいデザインが出るので、運が良ければお気に入りのデザインに巡り会えるかもしれません。上記の画像は月ごとに販売されていたもので、「この先もう同じ柄がないかも」と思うとついつい購入してしまいます!ひとつ1.5ユーロ(ライター購入時)と、お土産にも嬉しい値段です。
筆者の場合、このエコバッグをお土産用に多く買いこみ、トランクの下にひき詰めてクッション代りに使っています。一番人気は、左側にあるパリらしい柄のもの。柄がかわいいだけでなく、横広がりの形で物を入れやすく、使いやすいと好評です。
<一番人気はパリのイラストがモチーフのエコバッグ/Photo by Coquelicot>
他の柄は月が変わると無くなるのですが、このパリ柄は人気商品のためか、継続して販売されています(ライター執筆時点、変更される可能性があります)。どこにでも売っているわけではないので、見つけたら即買いしましょう!
オペラ座近くにあるモノプリは日本人観光客の方も多く、日本で人気のお土産が多く扱われているようで、このエコバッグを販売している可能性が高いかもしれません。ただし、この柄だけは2ユーロ(ライター購入時)しますのでご注意を。
その他のおすすめエコバッグ
他にも各スーパーや有名百貨店などで、さまざまなエコバッグを扱っています。ギャラリー・ラファイエットやル・ボン・マルシェなどの百貨店でもエコバッグが販売されており、いずれも人気のようです。さて、私のおすすめはこちら。
<マークスアンドスペンサーのエコバッグはかわいいハート型/Photo by Coquelicot>
実はフランスのブランドではなく、イギリスのスーパー、「MARKS & SPENCER」のものなのですが、フランス各地にもお店があります。このエコバッグ、良く見ると畳んだ姿がちょっとハート型なところがかわいいのです。また、収納袋がバッグの一部となっているため、収納袋を無くす心配もありません。
柄も色々あるようなのですが、筆者が見つけた時には、緑と赤、2つのタイプが販売されていました(後で調べると、黒もあるようでした)。もしかしたら、これも時期によって違うデザインが販売されているのかもしれません。
5. 予備のバッグもあると帰国のときに便利
なるべく行きの荷物は少なくしたいものですが、帰りはお土産で荷物が増えることもあります。最近の国際線は預け入れ荷物が2つまでOKというところもあり、お土産で荷物が増えることを考慮すると、大きめの予備バッグがあると安心です。
<日本の100円均一ショップで購入して持参/Photo byたびこふれ編集部>
画像のように小さく折り畳める軽いバッグがあれば、行きの荷物に含めておきましょう。帰りは洋服など壊れにくいものを予備バッグに入れてしまえば、スーツケースの空いた空間にお土産などを詰め込めます。
せっかくのフランス(パリ)旅行ですから、安全性と機能性を最優先しつつ、TPOにあわせて滞在を楽しめるバッグ選びをしてみてください!
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Coquelicot
- フランス、アルザス地方に10代から行ったり来たり10年以上。アルザス地方のカフェ巡りとワイナリー巡りが趣味です。