ドバイってどんなところ?親日的?治安は?観光は?グルメは?

あなたは"ドバイ"と聞いて何をイメージするでしょうか?

ドバイとは中近東にあるアラブ首長国連邦のひとつの首長国です。

※アラブ首長国連邦とは?
United Arab Emirates(略してUAE)アラビア半島のアラビア湾に面した地域の7つの首長国からなる連邦国家。首都はUAEの面積の8割を占めるアブダビ。「政治のアブダビ」に対し「経済のドバイ」と言われています。

ドバイという未知の街の様子を探ってみました。

目次

ドバイの魅力をひとことでいうと?

50年前、ドバイは荒涼とした砂漠しかなかったそうです。しかし今のドバイには観光要素として楽しめる4つの顔があります。それは①ビーチリゾート②砂漠リゾート③未来都市④旧市街(オールドドバイ)です。この4つの魅力を一度に味わうことができる。しかもどれも1時間圏内で行けるほど近いエリア内にある、これがドバイの最大の魅力と言えるでしょう。

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ビーチにそびえる未来的超高層リゾートホテル

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街から少し足を延ばせば幻想的な砂漠の世界

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歴史を刻むオールドドバイ地区

ドバイがめざしたもの

(ドバイ政府観光局資料より引用)

完璧なリゾートを目指す砂漠のオアシス

中東と言えば「石油マネー」が浮かぶかもしれません。ドバイでも石油は産出されますが、埋蔵量はさほどでもありません。いち早く石油依存型経済から脱却を図ったことが現在のドバイの発展につながっています。その核のひとつとなったのが「ホテル建設」です。ホテルは世界中から人を集め、ビジネスや観光の中心となるには必要不可欠なものです。バージュ・アル・アラブを始めとして、強烈なインパクトを与える外観と、贅を尽くした内装、洗練されたサービスを提供するホテル、リゾートは今やドバイが世界に誇る財産となっています。現在では「ブティックホテル」や「Airbnb」など旅行者のニーズに合わせたホテルも増えています。またホテル以外にも航空便数を増やしたり、金融、貿易にも力を注ぐなどの施策がドバイの発展に繋がっています。

「世界一」を叶える原動力

ドバイは「世界最高」「世界最大」「世界初」を実現してきました。「世界最高の物を作れば人が集まる」との考えの基、サスティナブル(継続可能)な国を作ろうとしています。しかし、ただ奇をてらったものを作り続けるのではなく、確実にそれらによってビジネスマンや観光客を引きつけ、そこから経済活動が拡大していく。そんな「世界一」を実現する原動力を備えた国です。

2016年の「世界の都市の国際観光客ランキング」ではドバイが世界第4位になっています。①バンコク②ロンドン③パリ④ドバイ

現在、年間1,600万人の渡航者がドバイを訪れていますが、2020年までに2,000万人を目指しています。

ドバイの基本情報

  • 国土面積:3,885平方キロメートル(埼玉県ほどの広さ)
  • 人口:約300万人(内8~9割が外国人)
  • 気候:雨が少ない砂漠性気候。10~3月が観光に適したシーズン。夏は気温は摂氏40度を超えることもあるが、屋内施設は充実している
  • 言語:アラビア語 ほとんどの場所で英語が通じる
  • 日本との時差:-5時間
  • 通貨:ディルハム(Dh)。1ディルハム=約33円(2019年8月現在)
  • ビザ:30日以内の観光目的の場合ビザ不要(パスポート残存有効期間は6か月以上必要。)
  • 電圧:220/240V。プラグタイプはBF(3ツ穴角型)
  • 日本からのフライト:エミレーツ航空が日本から毎日3便(成田、羽田、関空)運行
    日本→ドバイ間が約11時間、ドバイ→日本間が約9時間30分

ドバイの人々の対日感情は?

とても親日的です。その原因のひとつが日本のアニメの影響でしょう。ドラゴンボール/一休さん/キャプテン翼/ワンピースなど日本のアニメに触れることで子供の頃から日本へ好感を持っている人が多いようです。またジャニーズ系アイドルやジブリ作品などへの人気も高いそうです。最近ではヘルシーで油が少ない日本食が人気で日本食レストランが次々にオープンして、日本の知名度はますます上がっているようです。また「ヨックモック」や日本のスイーツのお店などが展開しており、地元で人気です。

ドバイの治安は?

中東、イスラム圏、と聞くと日本人の私たちは「怖い」と感じるかもしれません。しかし実はドバイは犯罪の少ない国なんだそうです。外国に行くと夜のひとり歩きは避けた方が良いというのは常識ですがドバイでは夜の外出は大丈夫のようです。なぜ犯罪が少ないのか?推察するに「国が豊か」であるという面がありそうです。日々の生活に困窮している人たちが多いとどうしても犯罪発生件率/数は増えます。ドバイは生活水準が比較的高い為、国民や在住外国人も大らかで犯罪に手を染める人が少ないのではないでしょうか(例えばマカオなどもそういう傾向があるようです)。とはいってもイスラム圏の常識やルールを逸脱しないように注意しましょう。

ドバイには"世界一"がたくさんある

ドバイは「世界一」のオンパレードです。

例えば・・・

バージュ・カリファ(高さ828m、160階建てのビル)

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ドバイフレーム(高さ150m、幅93mの額縁)

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世界一大きな指輪(63kg)

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パームジュメイラ(世界最大の人工島)

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ドバイモール(1,300店舗以上が並ぶショッピングモール)

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ドバイファウンテン(高さ150m)

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ドバイの料理(グルメ)は?

エミラティ料理(UAE料理)と言います。ドバイは、アジア・ヨーロッパ・アフリカの中心に位置しているので新鮮な食材が集まり、世界屈指のリゾートで働くシェフが調理します。人口の8割以上が外国人ですので、その人たちの舌を満足させる各国料理レストランが並び、そのバリエーションは豊富です。6割ほどがインド系移民のため、日本では味わえない本格的なインド料理も食べられます。アラブ料理自体が豆や野菜を多く使った料理なのでヘルシーですが、最近はヴィーガン料理店も増えており、インスタ映え間違いなしのカフェやスイーツもあります。実はドバイは、グルメのハブでもあるんです。ちなみに日本食レストランも急増中だそうです。庶民派B級グルメとしては、ラクダの肉をパンで挟むなどした「キャメル・グルメ」とか豆を使ったボール状のコロッケ「ファラフェル」。チキンやラムの削ぎ切りを野菜といっしょにパンで挟んだランプサンド「シャワルマ」などが気軽に食べられるローカルフードです。

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ドバイという街に感じたこと

ドバイって聞いたことはあるけど、遠くて異文化で、なんだかよくわからない、そんな街でしたが、「ドバイってこんなに魅力的な街だったんだ」とわかり、実際に行ってみたくなりました。

天を突くように高くそびえるビル群、高級ホテル、ビーチリゾート、噴水ショーなど金ピカで金にものを言わせて外に金持ちぶりをアピールしているんじゃないか、そんな勝手なイメージを持っていましたが間違っていました。中東の中では石油パワーの強くなく面積も小さいドバイという都市が発展していく為の戦略のキャッチフレーズそれが「OPEN MIND」だそうです。外国(企業、人)を広く受け入れ、自分達だけが良ければ良いという狭い考え方ではなく「一緒に発展して行こう」という広い視座を持って事にあたる。ヴィジョンは「50年後100年後の将来を作ろう」。高層ビル群もビーチリゾートも世界一の●●も「皆が良い暮らしができるように歩もう」という願いに到達する為の手段のひとつだったのです。マネーを貯め込むのではなく、生きたお金の使い方(投資)を考えていく。この50年で急発展を遂げたドバイですが、この先も更に発展し続けることでしょう。

「資源の少ない小国が未来を描いていく」その課題解決の方法のひとつを、ドバイは日本人である私たちに示してくれているように思いました。

「ドバイに初めて訪れる時、最低何日位見ておけば足りるかな?」と思われた方、初めてでドバイをひと通り押さえるには最低3泊はあった方が良いようです。そしてドバイは1度訪れたら充分、ではなく一度訪れたらその虜になり、何度でも来たくなる、そんな街だそうです。またドバイは世界中とネットワークが繋がっている中東のハブ空港なので、目的地は別の国だけれどドバイで乗り継ぎ時間が3~4時間ある、そんな時はドバイの街はコンパクトなので部分的に観光することも可能だそうです。

私たちはまだまだドバイという街を知らないようです。先ずは訪れて自分の目で見、耳で聞き、肌で感じる、そうするとドバイという街のすごさを実感できるのではないかと思いました。

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>>>ドバイ政府観光局・商務局サイトはこちら

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シンジーノ

3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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