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ポーランド・ヴロツワフ観光をもっと楽しむ3つの方法
ポーランド西部にある第4の都市Wrocław(ヴロツワフ)は、ワルシャワやクラクフから電車で約3時間半。歴史的にオーストリア、ドイツなど様々な国の領地となっていたため独特な雰囲気を持つとても美しい街です。街中に300以上の小人の銅像があることでも有名で、小人MAPも販売されています!世界遺産の"百周年記念ホール"(Hala Stulecia)、本格的な日本庭園を持つシュチトニツニツキ公園(Park Szczytnicki)、こども達に大人気のヴロツワフ動物園など見所も多く魅力的。今回はこの街を楽しく観光できる3つの方法をご紹介します。
目次
オドラ川を優雅にクルージング
街を流れるオドラ川。川の向こうに見えるのは、ヴロツワフで一番古い地区の"オストルフ・トゥムスキ"(Ostrów Tumski)。川には12の島があり、200ある橋の中でも一番有名なのが、左上に見える水色のトゥムスキ橋(別名"愛の橋")。川沿いをのんびり歩くのも気持ちがいいのですが、春~秋にかけてはクルージングがおすすめです!
クルーズ会社によって、船の大きさ、ルートは様々。約1時間のクルージングで25PLN。一日乗り放題30PLNや、夜景を楽しみながら食事ができるものもあります。
カヌーや小型の船をレンタルすることも可能です。
ロープウェイ「Polinka」
クルージング中に見つけた赤いロープウェイ"Polinka"(ポリンカ)。これは主にヴロツワフ工科大学の学生、職員の通勤通学用なのですが、乗車券を購入すれば誰でも利用することができます!
乗り場は、ul.Na Grobli 2とWybrzeżu Wyspiańskiegoにあり、券売機も設置されています。
公共交通機関のバス・トラムの券売機と同じですが、切符は異なるので買い間違えないように注意!(ロープウェイの切符にはQRコードとロープウェイのマークがついています)
Polinkaは最大15人が乗車でき、373mの距離を約2分で移動することができます。2台が交互に行き来しており、乗客が何人か集まり次第出発するので、待ち時間もほぼありません。
眺めもよく、あっという間に対岸へ到着。
期間限定!レトロなトラム
ヴロツワフの主要観光地を巡る期間限定トラム"ZLT"(GUSTAW)は、5月1日から10月27日の週末限定で運行されています。料金は一般のバス・トラム料金と同じ3.4PLN。(車内で乗務員から購入できます)1950年代に活躍した車両が、当時のままの運転方法で走ります!
運転手さんが、器用に左右のハンドルをぐるぐると回しながらゆっくりと進みます。ドアも手動で、車両の中は木が多く使われており、降車の際は天井近くに張り巡らされた赤い紐を引っ張るシステム。
打刻機も当時のまま。上から切符を差し込んで赤いレバーを引くと打刻できます。
乗車したトラムはOperaからZoo行き。現在使用されている最新のトラムに比べればスピードも遅く、がたんごとんと揺れ、エアコンもなく暑いのですが、レトロな雰囲気の中、のんびりと街を見るのもよいものです。
ヴロツワフは街歩きがとっても楽しいところです!観光地めぐり、小人探しで疲れてしまったら、今回ご紹介した3つの方法で観光してみるのはいかがでしょうか?
関連情報
- 船「ŻEGLUGA」
http://www.statekpasazerski.pl/
- ロープウェイ「Polinka」
https://visitwroclaw.eu/miejsce/polinka-wroclaw
- 期間限定トラム「ZLT」
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EliilE
- 結婚を機に2010年よりポーランド、クラクフ在住。文化の違いや言葉の壁にぶつかりながらも子育奮闘中!
趣味はカフェ巡りと旅行。まだまだ知られていないポーランドの魅力をお伝えします!