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ドイツの物価を知って、ドイツ旅行の参考にしよう!
ドイツを旅行するとなると、気になるのは旅行中にかかる費用かもしれません。ユーロと円の為替レートでその費用は大きく変わってしまいますが、ある程度の価格の目安を知りたいと思う人は少なくないでしょう。そこで今回は旅行に関連する価格について紹介します。
なお価格についてはベルリンでの価格を紹介しています。旧東ドイツにあるベルリンは、旧西ドイツに比べると、比較的物価が安いといわれています。そのためミュンヘンやケルンなど旧西ドイツ側の都市は、ベルリンに比べると、多少の価格差があることを覚えておいてください。
目次
- 割安なアルコール
- 割安な乳製品
- 割高な自販機
- 割高なタバコ
- 割安なタクシー料金
- 割安な公共交通機関
- 同じ程度の値段のドイツ版新幹線
- 割高に感じられるレストランでの外食費
- 同じ程度の値段のインビスでの軽食
- 同じ程度の文化施設の入場料
割安なアルコール
アルコールをスーパーマーケットで買う場合、ビールが圧倒的に安く、1ユーロ以下で買うことができます。ワインの場合、大瓶は4ユーロから、小瓶であれば、2ユーロ以下です。ウォッカの大瓶は約8ユーロ以上、ウィスキーの大瓶は10ユーロ以上です。ただしビールの瓶や缶には、ファンドと呼ばれる保証金が上乗せされます。ファンドは瓶や缶を返却することで戻ってくるため、こうした料金がかかることを忘れないでください。
割安な乳製品
食べ物をスーパーマーケットで買うとしたら、乳製品は日本に比べると安く感じるかもしれません。牛乳1リットルは1ユーロ以下です。ヨーグルトは4個パックが1.5ユーロ程度。チーズはカマンベールチーズ丸ごと1個が2ユーロ程度です。ただし乳製品であっても、アイスクリームは別のようです、安いアイスバーであっても1本1ユーロ前後、一般的なタイプのものは1本2ユーロ前後と、かなり割高に感じられるでしょう。
割高な自販機
自販機が少ないように思われるドイツですが、空港や駅など人が多い場所には多く置かれています。ただし日本に比べると、販売されているものの価格は高く感じられるでしょう。ミネラルウォーターを含めてペットボトル(500ミリリットル)の多くは2ユーロ以上で販売されています。小さいサイズのクッキーやグミなどのお菓子も自販機で販売されていることもありますが、価格は1ユーロ前後で、こちらもかなり割高に感じられるでしょう。日本の自販機ほど安くものが買えるわけではありません。
割高なタバコ
タバコは日本に比べるとかなり割高に感じられるでしょう。例えば、一般的な箱入りのタバコは20本入りで6ユーロ以上になります。そのため箱のタバコでなく巻きたばこを買う人が多くなっています。巻きたばこのタバコは30グラムで約4ユーロ、そこにフィルター(120本)で約1ユーロ、そして巻紙(100枚)で約1ユーロとなります。日本でもタバコの値段は値上がりで割高になっていますが、ドイツではそれ以上に割高なものになっています。
割安なタクシー料金
タクシーの料金ですが、ベルリンの観光局の情報では初乗りが3.9ユーロ、1kmあたり2ユーロ、7km以上になる1kmあたり1.5ユーロとなっています。そのためタクシーは日本に比べるとかなり割安に感じられるでしょう。旅行の際は、手際よく移動することが重要となりますが、タクシーはそれほど高くないため、移動手段の一つとして考えておくと良いでしょう。
割安な公共交通機関
ベルリンの公共交通機関はバス、路面電車、地下鉄、Sバーン(鉄道)となっています。ベルリン市の交通局がその全てを運営しているため、日本の様に会社をまたいで移動する必要がありません。またこうした公共交通機関がベルリンの街の全域をカバーしており、最も遠くにいった場合でも3.4ユーロしかかかりません。こうした公共交通機関を丸一日自由に使える一日乗車券は7~7.7ユーロで購入することができます。そのため公共交通機関の費用はかなり割安に感じられるはずです。
同じ程度の値段のドイツ版新幹線
ドイツの新幹線ICEですが、ドイツ北部の都市ベルリンとドイツ南部の都市ミュンヘン間の約550キロメートルを移動する場合、特急料金を含む乗車券の価格は150ユーロ程度です。数か月前に購入すれば、半額近くになることもあります。遠距離を移動する鉄道のチケットは、事前に購入すればかなりお得なので、できる限り事前に購入することをお勧めします。
割高に感じられるレストランでの外食費
レストランでの食事は、日本に比べると高く感じられるかもしれません。ベルリンではビジネス街で食事をすれば、10ユーロ以下、ディナーの場合には最低でも10ユーロとなります。ただし水は購入することになるため、飲み物代がかかります。そして料金全体の約10%のチップも考慮すると、レストランでの食事にかかる費用は日本よりも割高に感じられるでしょう。観光地の場合は、さらに割高でランチは10ユーロ以上。ディナーは最低でも15ユーロになります。食事代を抑えたい場合は、レストランでの食事を控える方が良いかもしれません。
同じ程度の値段のインビスでの軽食
ドイツではテイクアウトや、その場で食べる軽食を提供するインビスと呼ばれる場所があります。こうしたインビスでは、パンのようなものに焼いた肉を挟むドネルケバブや、フライドポテト、そして焼いたソーセージにカレーパウダーを掛けたカリーブルストを買うことができます。こうしたお店ではドネルケバブが4ユーロから、フライドポテトやカブルストは3ユーロから買うことができます。日本の立ち食いのお店と考えると同程度の価格で食べることができるでしょう。
同じ程度の文化施設の入場料
美術館や博物館の入場料は日本と同じ程度の価格と言えるでしょう。規模により値段は大きく異なリますが、小規模なところは10ユーロ前後、大規模な施設は15ユーロ前後となります。ただし、多くの美術館や博物館で使えるチケットや、周辺の施設とセットでチケットを販売するところもあり、多くの施設を訪れる場合には割安になります。ですので、文化施設を訪れる場合は、セットの入場券があるかどうか確認してみましょう。
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K.Hayashi
- 大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化について多くの記事を執筆中。