奴隷貿易の拠点 悲しい歴史を乗り越えたセネガル・ゴレ島

みなさんこんにちは!

歴旅ライターのまえてぃーです。

さてみなさん。みなさんはほしいものや必要なものがあったらどうしますか?毎日の食材や衣服、時にパソコンや車などの高価なものも必要になる時もあるかもしれませんね。はい。そんな時は、お金を使いま。。パンだったらだいたい100円前後でしょうか。パソコンなら10万円くらいはするでしょうか。そして、車なら100万円!という感じでモノには値段がついていますよね。

では。「あなたの値段は??」あなたはいくらで買えますか?いくら出せば私はあなたを買うことができますか?・・・。何言ってんだ?こいつ。って感じですよね。

しかしその昔、人間は人間により売買されている歴史がありました。今回ご紹介したい場所。そこはアフリカ大陸西部「セネガル」。そこにあるゴレ島という場所は、その昔「奴隷貿易」と呼ばれる人身売買が公然と行われていた場所です。

その歴史に触れた時。あなたは「今」の不自由を忘れるだろう。

その歴史に触れた時。あなたは「自由」だったことを思い出す。

ぜひ最後まで読んでくださいね!

目次

奴隷輸出の拠点「ゴレ島」

16世紀、ヨーロッパの国々がアフリカ大陸を発見し開拓を始めます。

「開拓」と言ってもただ土地を耕すのではなく、もともとその土地に住んでいた人々を捕らえ、自分たちの国の為に働かす為に「奴隷」にするのです。アフリカの先住民は黒人の人々です。ヨーロッパとは違う文化の歩みを見せていた黒人たちは、ヨーロッパ人の持つ武器など高度な文明に勝つことができず支配されてしまいました。

その後、発見されたアメリカ大陸。ヨーロッパ、特にイギリスはアメリカ大陸への進出を強め、黒人たちをアメリカに「輸出」します。その輸出の拠点となった場所が、ここセネガルの「ゴレ島」です。

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黒人の人々はもう二度と戻ることのないアフリカ大陸からアメリカ大陸へ輸出されました、まるでモノのように。

今も残る「奴隷の家」

直径1キロ以内で回れる小さな島「ゴレ島」は、セネガルの首都ダカールからフェリーで約30分ほどで到達することができます。そこにひっそりと存在している「奴隷の家」。

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1776年に建築されたこの建物は、2階が白人たちの居住区、1階と地下は黒人たち居住区として使用されていました。黒人居住区と言ってもそこはまさに「独房」。展示を見るとわかる通り、自由に動きができないよう足枷を始め様々な器具がその歴史をもの語っています。衛生面はもちろん、充分な食べ物もなく、病気や怪我で亡くなる黒人たちも多かった。そしてそれは子どもでさえ。そして生き絶えた黒人はサメの餌として処理されました。

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あなたは想像できますか?突然やってきた見ず知らずの人間に狩られ、捕獲され、自由を奪われ死ぬまで見ず知らずの者のために働かされるという現実を。あなたは意味を見出せますか?その彼らが「生きる意味」を。

この扉は「帰らざる扉」と呼ばれるものです。

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この扉を出たら最後。船はもう故郷の大地、アフリカへは戻れません。いったいどんな気持ちで船に乗ったのか。生まれた頃から自由だった私たちには、想像もできません。

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<独房>

自分は本当は何がしたかったのか、どんな生き方がしたかったのか、どんな夢を持って、どんな人生を送りたかったのか、そんな事を考えさせられます。

いつも明るいセネガル人

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セネガルの人たちはとても陽気で、いつもどこから歌声が聞こえてきます。

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道を歩いていると、「一緒にご飯食べていきなよ!」と声をかけられることもしばしば。そんな幸せそうな日常も、悲しい歴史を「乗り越えた」からこそ、にじみでる国民性なのかもしれません。

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かつて「黒い黄金」とよばれたゴレ島の歴史。初回の世界遺産に認定されたほど、世界的にも知名度が高い場所です。アフリカの中でも特に治安が良いカラフルなこの街に、ぜひ来てくださいね!!

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まえてぃー

元ノリノリ世界史教師。教科書に載ってたり載ってなかったりする世界の歴史ポイントをご紹介。旅のついでにそのロマン溢れた世界をご堪能ください。

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