【SNSで話題】猪目窓はハート型!京都・正寿院は女性に人気の古刹

目次

正寿院(しょうじゅいん)の略記

正寿院は、約800年前に創建と伝わります。本堂は約250年前に建てられました。賽銭箱(さいせんばこ)の前に1枚の座布団がしいてあります。そこに垂れ下がっている紐は「結(ゆ)いの紐」といいます。結いの紐を辿っていきますと正面奥に扉が見えます。この扉の中に、正寿院のご本尊十一面観音さまという仏さまがおられ、その指(中指と薬指)へと結いの紐が結ばれています。なぜ結いの紐と指が結ばれているのかというと、正面奥の扉が開きますのが代々50年に1度と伝わっており、前回は平成2年に開けられました。ですからお姿が中々見て頂けないかわりに、十一面観音さまとご縁を結ぶ為に結いの紐があります。十一面観音さまは、書いて字のごとくお顔が十一面あります。これは全ての方向を見て、悩む人や苦しむ人、願いを伝えたい人をすぐに見つける為です。【パンフレットより引用】

正寿院(しょうじゅいん)の拝観順路

車で来院された場合は駐車場から、バスで来院された場合はバス停からになります。この写真は正寿院の全体となり、右の道路からのアクセスになります。

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こちらは正寿院の客殿になります。

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客殿の壁に拝観順路に関する説明があります。

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客殿を右に見て、10m奥の左側が本殿です。こちらが入口です。

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入口の階段を上がり数歩進み左下を見てください。

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可愛いお地蔵さまがお迎えしてくれます。

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本堂の右手に拝観・ご祈願の受付があります。

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こちら(本堂)で拝観の受付をします。

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拝観料と一緒に御朱印をいただく場合は、この場で申し出ましょう。

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正寿院(しょうじゅいん)の本堂

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受付を済ませたら、靴を脱いで本堂に上がり、座布団が置かれているところに座ります。

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お茶とお菓子が運ばれてきます。右上の花びらを形どった紙は授与された「散華(さんげ)」、左下の紐は「叶紐(かのうひも)」。叶紐は、表の結び目が四角で結ばれていて漢字の「口」、裏の結び目が十字で結ばれ「十」を示しています。「口」と「十」で「叶」という字になることから叶う紐「叶紐」として昔から縁起の良い結びとされているそうです。

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お茶を飲みながら、置いてある説明文を読みます。この時点でまったりのんびりモードです。なお、宇治田原町はお茶の名産地です。

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お庭を見ながらさらにまったり。それほど広くないお庭ですが、コンパクトにまとめられていて落ち着きます。

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時間が経つのを忘れそうなくらいのんびりしてしまいました(笑)。忘れてはいけないのがご本尊への参拝。御本尊は秘仏で十一面観音さま。50年に一度の御開扉だそうです。(内陣の撮影は許可を得ています)

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御本尊さまと同じく珍しく貴重なお不動さま。お姿のパネル写真が置かれていました。

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襖絵や柱を見ていますと、とても大切に受け継がれてきたのだなと感じました。

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本堂前にある地蔵堂。

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地蔵堂にはたくさんの叶紐が結ばれています。叶紐は大切に持ち帰ってお守りの代わりにするか、地蔵堂に願いを込め結んで帰るかになります。

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境内には何体かの可愛いお地蔵さまが拝観者を見守っています。

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正寿院(しょうじゅいん)の客殿

正寿院の客殿は手前右側の建物になります。本堂にて拝観後、客殿へ移動します。

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客殿だけの拝観はできませんので注意が必要です。

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正寿院(しょうじゅいん)客殿内の猪目窓(いのめまど)と天井画

客殿に入りますと靴を脱ぎ、受付で散華(拝観券)を見せ、御朱印帳を渡します。そして右手の部屋へ。

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猪目窓(いのめまど)と天井画の説明文はこちら。

「このハート型の窓を、猪目窓といいます。猪目とは日本に古くからある伝統文様の1つです。この形は魔除けや福を招くともいわれ、お寺や神社ではよく見られる建築装飾です。猪目窓を通して自然を感じ、四季によって色が変化していきますのでお楽しみ下さい。
また天井を仰げば、160枚の天井画があります。花や日本を感じる風景をテーマに約90名の日本画家によって描かれました。春夏秋冬の舞妓や、角には守護する四神、東に青龍、西に白虎、南に朱雀、北に玄武が配されています。」

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それでは猪目窓と天井画を様々な角度からご覧ください。

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客殿のお庭も綺麗に整備されていてとてもいい感じです。

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客殿の壁に張り出されていた写真。季節や時間帯によって様々な表情になるそうです。

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客殿の入口に飾られていた風鈴の絵と七福神さま。心憎い演出ですね!

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正寿院 風鈴まつり

正寿院は「京の風鈴寺」とも呼ばれています。毎年「風鈴まつり」が開催されていますので、ぜひオススメです。

①正寿院風鈴(表)_page-0001.jpg

②正寿院風鈴(裏)_page-0001.jpg

正寿院(しょうじゅいん)でいただいた御朱印

正寿院でいただいた御朱印は6体。御朱印帳へ直書きが4体、紙での書置きが2体です。

受付で御朱印を申し出るとこのような番号が書かれたビニールケースに持参した御朱印帳を入れ、希望する御朱印にチェックを入れた紙を入れ、客殿で渡すように言われ、渡されます。

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御朱印は客殿にていただきます。

①「観世音」(御朱印帳へ直書き)※左上の印は毎月変わります

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②「不動尊」(御朱印帳に直書き)

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③「地蔵尊」(御朱印帳に直書き)※左上の印は毎月変わります。

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④「御詠歌」(御朱印帳へ直書き)※左上の印は毎月変わります。

「世をすくう めぐみあればや 滝谷の 流れにまかす おやまだのはら」 

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⑤「令月風和」(紙での書置き)

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⑥「則天」(紙での書置き)※名前入り

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御朱印に付いていた正寿院の略記。

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お地蔵さまと一緒に

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正寿院オリジナルの御朱印帳も2種類ありとてもオススメです。

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正寿院の詳細

  • 住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
  • 拝観時間:4月~10月/9時00分~16時30分 11月~3月/9時00分~16時00分
  • HP:http://shoujuin.boo.jp/

※当記事は2019年5月に訪問したのものです。詳細については事前に確認してください。

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中尾勝

旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。

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