公開日:
最終更新日:
ベルリンで開催されるお勧めフェスティバル5選
ドイツ最大の都市であるベルリンには多くの観光客が訪れます。このような観光客がベルリンを訪れる目的は、観光名所を訪れるためだけではありません。ベルリンでは毎週末のように大小様々なフェスティバル(お祭り)が開催されており、多くの人で賑わっています。そんなフェスティバルですが、規模の大きいものではテーマを持たせて、来場者がそのテーマに合ったイベントを楽しめるようになっています。そこで今回はベルリンで開催される魅力的なフェスティバルを5件を紹介したいと思います。
目次
- カーニヴァルをテーマにしたフェスティバル「カーニヴァル・デア・カルチャー」
- ビールをテーマにしたフェスティバル「インターナショナル・ベルリーナー・ビアフェスティバル」
- 中世をテーマにしたフェスティバル「オースター・リッターフェスト」
- 花見をテーマにしたフェスティバル「ヤパーニッシェス・キルシェブルーテンフェスト
- ライトアップをテーマにしたフェスティバル
カーニヴァルをテーマにしたフェスティバル「カーニヴァル・デア・カルチャー」
カーニヴァル・デア・カルチャーは、ベルリンで最大規模のフェスティバルの一つです。世界のお祭りやフェスティバルをテーマにしており、様々なパフォーマーが通りを練り歩きながら、各国のお祭りを表現します。例えば、ブラジルのお祭りを演出するのは、サンバの踊り手たち。サンバの陽気な音楽に合わせて踊り手たちが踊り、華やかな雰囲気を盛り上げます。
他にはアルゼンチンのタンゴ、日本の祭囃子など、世界各国のパフォーマンスが行なわれるため、世界の文化を知る良いきっかけになるかもしれません。またこちらのフェスティバルでは、世界の食べ物を楽しめる屋台も多数出店するため、世界の祭文化だけでなく、食文化も楽しむことができるでしょう。
Karneval der Kulturen
- 会期:2019年6月7日から10日(毎年5月から6月に開催)
- 会場:Hermannplatz、Yorckstraße/Ecke Großbeerenstraße間
- ウェブサイト:https://www.karneval.berlin/
ビールをテーマにしたフェスティバル「インターナショナル・ベルリーナー・ビアフェスティバル」
毎年夏に大通りを開放して開催されるのは、世界のビールを紹介するフェスティバルです。ベルリンの目抜き通りを利用した会場には様々なビールを販売する屋台が立ち並びます。ビールはドイツで作られたものだけではなく、アフリカやアジア各国のものも販売されており、会場では世界のビールを楽しむことができます。
また、こちらで楽しめるのはビールだけではありません。ビールに合わせて各国のストリートフードも購入することができるため、ソーセージにビール、もしくはお好み焼きにビールのように、その国のビールと食べ物やおつまみといった組み合わせを楽しむことができるでしょう。会場にはステージが設けられており、コンサートも開催されます。ビール、音楽、各国の食べ物で、最高の時間を過ごせるに違いありません。
Internationales Berliner Bierfestival
- 会期:2019年8月3日から5日(毎年8月上旬開催)
- 会場:Karl Max Allee
中世をテーマにしたフェスティバル「オースター・リッターフェスト」
ドイツでは中世をテーマにしたお祭りが多く開催されます。そこではロールプレイングゲームやファンタジー映画のように、多くの中世の騎士が登場して、中世の雰囲気を楽しむことができるのです。ベルリン周辺ではこうしたお祭りが幾つか開催されるのですが、その一つがこちらの騎士祭りです。会場はベルリン郊外にある要塞跡。その場所を利用して中世をテーマにしたコンサートやパフォーマンスが行われるのです。
コンサートやパフォーマンスの歌手やパフォーマーは、中世の雰囲気を盛り上げるため、当時の衣装をまとっています。それだけでなく、こうした衣装で着飾って会場を訪れる来場者も少なくありません。そのため会場を訪れれば、中世の雰囲気を満喫できるでしょう。
Oster-Ritterfest
- 会期:2019年4月20日から22日(毎年イースター期間に開催)
- 会場:Zitadelle Spandau 13599 Berlin Spandau
- ウェブサイト:https://www.carnica-spectaculi.de/carnica-2019/
- 要入場料
花見をテーマにしたフェスティバル「ヤパーニッシェス・キルシェブルーテンフェスト
ベルリンでは日本にちなんだお祭りも開催されます。それは桜祭りと呼ばれるもの。会場となるのはベルリン市と隣接するテルトー市の境界部分。そこはかつての東西ベルリンの境界部分であり、ベルリンの壁がありました。東西ドイツが統一した後に壁は撤去されましたが、こちらでは壁のあった場所に日本から集められた寄付金で多くの桜が植えられています。
現在は桜並木となっており、桜が咲く春には日本の花見をテーマにしたお祭りが開催されます。会場では地元の人によるコンサート、演し物、そして、また日本にちなんだイベントが開催されるなど、日本人にも居心地の良いものになっています。決して大規模なお祭りではありませんが、日本にゆかりのあるものなので、春にベルリンを訪れるのであれば、訪れてみると良いかもしれません。
Japanisches Kirschblütenfest Hanami
- 会期:2019年4月28日(毎年4月下旬に開催)
- 会場:TV-Asahi-Kirschblütenallee
- ウェブサイト:https://www.hanamifest.org/Termine-und-Aktuelles
ライトアップをテーマにしたフェスティバル
ベルリンの秋を盛り上げるのはフェティバルデアリヒト、光の祭典です。こちらはライトアップをテーマにしたイベント。会場となるのは、テレビ塔、ブランデンブルク門、ベルリン大聖堂など、ベルリンの顔となるような建物。そんな建物がライトによっていつもとは違う表情を見せます。
例えば、ブランデンブルク門には映像が映し出され、門の形を夜空に浮かび上げさせて来訪者を魅了します。一方、ベルリン大聖堂は大きなキャンヴァスになって、様々なイメージをライトで写し出します。イベント中はベルリンの至る所でライトアップが行われるため、ベルリンの長い秋の夜長をたっぷりと楽しむことができるでしょう。
Festival of Lights
- 会期:2019年10月11日から20日(毎年10月)
- 会場:ベルリンテレビ塔(Panoramastraße 1A, 10178)、ブランデンブルク門(Pariser Platz, 10117 Berlin)、ベルリン大聖堂(Am Lustgarten, 10178 Berlin)など
- ウェブサイト:https://festival-of-lights.de/en/
Rankingドイツ記事ランキング
-
K.Hayashi
- 大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化について多くの記事を執筆中。