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ジンベイザメと泳ぐならココ!マヤの聖地メキシコ・カンクン
日本でもジンベイザメと泳げるところはあります。沖縄県・トップマリン残波、千葉県館山市・波左間海中公園、そして神奈川県・横浜八景島シーパラダイスでの水族館ダイビングなど。
どれもジンベイザメとスキューバダイビングすることができますが、しかしながらどれも飼育されているジンベイザメ・・・。野生の大迫力とはほど遠いです。
そんな3か所とも体験している私がオススメする世界でのジンベイザメスイムの場所はメキシコ東海岸にある都市、カンクンです。
目次
カンクンってどんな場所?
メキシコのカリブ海に面したユカタン半島に位置し、メキシコ随一のビーチリゾート地です。
青く美しい海だけではなく、世界遺産で最も有名なマヤの遺跡「チチェン・イッツァ遺跡」や神秘の天然の泉「セノーテ」、インスタ映え抜群の「ピンクレイク」など、魅力的な観光スポット盛り沢山のカンクン。
年間平均気温は27℃と過ごしやすく、11月~4月は乾期、5月~10月は雨期の分かれていて、乾期の方が晴れの日が多く、海の透明度も高いのでマリンアクティビティを楽しむなら乾期に旅行されるのをお薦めします。9月は台風のシーズンなので強風に注意が必要です。
しかしその雨期のシーズンにお薦めしたいのがジンベイザメスイムです!
世界的に見てもジンベイザメが見られるスポットは珍しい上に、夏にカンクンに集まってくるジンベイザメの数はおよそ数百匹。なぜこんなにも集まってくるのかは未だに不明で、色んな諸説があるらしいのですが、ジンベイザメ自体まだ謎に包まれた生物。
言えることはジンベイザメは群れをなさず単体で行動する生体なので、世界中でこの数の野生のジンベイザメを見られるところは、ここカンクンだけでしょう!
そもそもジンベイザメとは?
世界最大の魚で、サメといっても主食はプランクトン。性格は温厚でとても大人しく臆病なため、危険性の低い魚です。食事をする時は大きな口を開き、100リットルほどの海水と一緒にプランクトンを一気に吸い込み、余分なものを大きなエラがら外に流すといった方法です。大迫力の食事のシーンは圧巻です!
個性的な斑点模様が日本古来の衣服である「甚平」に似てることからジンベイザメとネーミングされたとか。英語だど「Whale(鯨) Shark(鮫)」スペイン語で「Tiburon(鯨) Ballena(鮫)」なので、クジラのような大きさのサメという由来からきてるネーミングの方が納得がいきます(笑)
ド迫力のジンベイザメと泳ぎに行こう!
カンクンから船で30分ほど離れた「イスラ・ムヘーレス」という離島に移動します。カンクン市内からジンベイザメツアーに申し込むのが一番簡単な方法でしょう。もちろん自分で港まで行き、船に乗って島へ行き、現地で申し込んだ方が値段は格安です。港も4か所から高速船が出てるので、手間でなければ自分で移動して現地申し込みすることをお薦めします。
私は現地でツアーを申し込み、マスク・シュノーケル・フィンを借りていざ出航!
※ここで注意!
船酔いがひどい人は酔い止めを飲んだ方が絶対いいです!波が高いのと、順番待ちをしている時間、かなり船が揺れます。三半規管が弱い人は嘔吐する人も...。
事故防止のため、ガイド1人につき2名の制限があり、救命胴衣の着用が義務付けられています。
出航してから約30分、そこには数えきれないほどのジンベイザメが!
自分の順番になりいざダイブ!!目の前には優雅に泳ぐジンベイザメが沢山います!日本で飼育されているジンベイザメより1.5倍ぐらい大きい野生のジンベイザメ、迫力が桁違いです。体長は大きいもので12メートルあり、それなのにつぶらな瞳と一生懸命プランクトンを食べる姿がたまりません!
そして泳ぎはとても速いです。一緒に泳ごうと頑張りますが、途中で息切れします。
でもご心配なく。右往左往にジンベイザメが近づいて来てくれるぐらい数いますから(笑)。運が良い人はマンタも観れることも。
ツアーにはお昼ご飯、飲み物もついており、ジンベイスイムが終わったらイスラ・ムハーレスの少し沖に船を停めて、海の中でランチタイム。遠浅なので足もちゃんと付きます。きれいな海で食べるローカルフード、セビッチェも最高です。
最後に
過ごしやすい気候、スキューバダイビングを楽しみたい方は乾期に旅行をされるのをお薦めしますが、数百匹の野生のジンベイザメと泳ぎたい方はぜひ雨期の6月~9月にかけてカンクンに足をお運びください!!
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Maya.S
- スキューバダイビングのインストラクターが職業でもあり趣味です。海はもちろん自然大好き、生物大好き、写真撮るのはもっと好き:)2015年からワーホリと世界一周を繰り返して旅を続けています。