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大阪・万博記念公園を注力取材! 太陽の塔の仕組みや内部も徹底解説
皆さんもご存知の通り、大阪・関西で日本万国博覧会の開催が決定しました。万博の開催が決まったとき、「前の万博が懐かしいな......」なんて声を聞いた人もいるのではないでしょうか。
思い起こしてみれば、大阪で日本万国博覧会(通称:大阪万博)が開催されたのは1970年のことでした。
今回は、約50年前に開催された日本万国博覧会の跡地、「大阪府日本万国博覧会記念公園(以下万博記念公園)」について詳しく紹介をしていきます。大阪旅行の観光で訪れることはもちろんのこと、大阪に住んでいる方も、改めて50年前の万博を体感してみてください。デートやピクニックで行ってもきっと楽しめるはずです。
目次
1. 大阪・万博記念公園とは?その概要と歴史
万博記念公園(大阪府吹田市千里万博公園)は、1970年に開催された「日本万国博覧会」の成功を記念して作られた公園です。万国博覧会の跡地に作られているため、「万博記念公園」という名前がつけられました。
公園の総面積は約260ヘクタール。甲子園球場の約65倍、東京ドーム約55個分というのですから、かなり広いことがお分かりいただけるでしょう。
敷地内には日本庭園や自然文化園があり、四季折々の豊かな自然が楽しめます。万博記念公園といえば、岡本太郎氏作の「太陽の塔」です。公園を見守るかのようにドンと構え、多くの方が太陽の塔の前で記念撮影をしています。
また、自然文化園の中には様々なテーマがあり、日本の四季を感じられる森や、里山、平野など、日本ならではの自然の姿を愛でることができます。季節の花を目で見て、香って、日ごろなかなか気づけない自然の美しさを五感で感じられる、素晴らしい場所です。
周辺にはららぽーとEXPOCITY(エキスポシティ)もあり、多くの人が訪れています。
2. 大阪・万博記念公園へのアクセス
万博記念公園へは大阪モノレールの「万博記念公園駅」で下車し、徒歩約5分。改札を出て左方向に歩いていけば、エキスポシティと万博記念公園への距離が書かれた看板が見えてきます。歩いていれば太陽の塔の姿も見ることができるため、それを頼りに行くこともできますね! 行く道のりで太陽の塔を写真におさめている方もいらっしゃいました。遠くから撮影すると、また違った表情を切り取ることができそうです。
もし、「まずは日本庭園に行きたい」と考えているなら、大阪モノレールの「公園東口駅」で下車することをオススメします。公園東口駅は日本庭園の入り口に近く、この駅で降りると時短になるはず。公園内はかなり広くたくさん歩きますので、事前にルートを計画して便利な駅を利用してください。
なお、車や観光バスで行く場合は、専用の駐車場を利用しましょう。
3. 太陽の塔の概要と歴史
「万博記念公園といえば太陽の塔」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。大阪万博は、1970年にアジアで初めて開かれた万国博覧会。この記念すべき博覧会において、大目玉とも呼べる建築物、それが太陽の塔なのです。
大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」。太陽の塔はまさしく大阪万博を象徴するアイコンですが、単なる塔ではありません。太陽の塔はテーマ館の一部として建てられた、パビリオンのひとつでもあるのです。
太陽の塔と聞けば、一緒に思い浮かべるのが「岡本太郎」氏という、日本が誇る芸術家です。岡本太郎氏は、テーマ展示プロデューサーに就任し、外観はもちろんのこと、内部空間までこだわりました。
太陽の塔には「3つの顔」があるのをご存知でしょうか。塔の中央についている太陽は「現在」を表しており、頂部の黄金の顔は「未来」、背面の黒い太陽は「過去」を表しています。
太陽の塔が何を表しているのかは、作者本人が何も語っていないためよくはわかっていません。しかし、ここに表現された3つの顔が大阪万博テーマ館の構成と同じであることだけは間違いありません。
そんな太陽の塔、大阪万博が閉幕した5年後の、1975年に永久保存が決定しました。その他のパビリオンが撤去されるなかで、この永久保存の決定には、多くの方が喜んだと言われています。
塔内部の公開は、約半世紀にわたり原則行われていなかったのですが、2018年に再生を果たし、現在は展示施設としてお披露目され、連日多くの観光客が訪れるスポットとなりました。
4. 太陽の塔を未来につなぐ!耐震基準をクリアする取り組み
太陽の塔を再生するにあたり、何よりも時間をかけ、慎重に行われたのが耐震補強工事です。大阪万博が開催された1970年当時の耐震基準と現在の基準では、かなり大きく変わっています。
太陽の塔があるのは大阪府吹田市ですから、1995年に起こった阪神・淡路大震災も経験し、その全容と復興の様子を見守ってきました。震災当時はそれほど大きな損傷が見られなかったものの、その後も国内で震災が頻発。耐震基準をクリアするための耐震補強工事は、急務だったと言えるでしょう。
このほかにも、1970年当時、地上30メートル上空にあった「大屋根」に観客を運んだエスカレーターは、耐震補強工事が行われるにあたり階段に変更。このようにして再生、改善されながら、過去から未来を受け継いでいくのでしょう。
5. 太陽の塔内部にある「生命の樹」は必見!
「生命の樹」は、大阪万博が開催されたときのテーマである「人類の進化と調和」にあわせて作られたものですが、2018年の公開にあたり、部分的に新しく再生されています。
例えば写真にある「アメーバ」。1970年当時は光っていませんでしたが、現在は中にLEDライトが設置され、「生命の樹」の神秘的な魅力を引き出してくれています。
真っ赤な部屋の中に、どっしりと構える生命の樹。1階から階段で登って行くのですが、1階部分にはアメーバが設置されており、上層部に行くにつれて、だんだん人間に近づいていくという設定です。上層部にはゴリラなどの、より人間に近い形に進化していきます。
このように、生命の樹には33種183体の生きものたちが設置されており、人類誕生前の過去から現在、そして未来へ向かって吹き上げる、力強い生命のエネルギーや不思議なパワーを放っています。
作品について、岡本太郎氏は詳しい説明を残していません。どのように感じるかはあなた次第です。万博記念公園に訪れた方は、太陽の塔を眺めるだけでなく、ぜひ中まで足を運んでみてください。ここでしか感じることのできない、命のエネルギーを体験していただきたいスポットです。
太陽の塔は、2018年の再生で内部が公開されるようになって以来、連日多くの人でにぎわっています。今までも人気スポットでしたが、これまで以上に混雑しています。公式ホームページにも案内がありますが、必ず事前に予約をしてから行きましょう。
予約は入館希望日の4か月前から受付しており、公式ホームページから予約することが可能です。当日入場はできませんので、前日までに予約をするようにしてください。
また、4歳未満の乳幼児であっても予約が必要です。万が一、予約人数と当日の人数が異なる場合は予約をした人数しか入場できません。当日になって残念な想いをすることがないように、十分気をつけたいですね。
6. 大阪・万博記念公園のそのほかの見どころ
万博記念公園の概要や、太陽の塔について紹介をしてきましたが、1970年の日本にとって大阪万博の開催は戦後最大のイベント。当時において、万博史上最大の約6,421万人が入場し、会場は熱気に満ちあふれ、大阪万博は大成功を収めています。成功に向けての準備、努力は大変力の入ったものだったのだとか。その成功を後世に伝えるべく、当時の面影や大阪万博のテーマを残し、万博記念公園は人々から長く愛されてるスポットになっているのです。
広大な土地にはスポーツが楽しめる場所はもちろん、文化体験ができるスポットも数多くあります。太陽の塔以外の見どころもご紹介していきます。
6.1 自然文化園
万博記念公園の中央口に向かって歩いていくと、自然文化園が見えてきます。入園料は大人250円、小中学生70円。こちらのチケットで日本庭園の中にも入れるので、チケットをなくさないように気をつけてください!
1970年の万国博覧会が幕を閉じた後、その周辺に建っていたパビリオンは撤収されました。そこに木々や花々を植え、自然の森へと再生していったのです。
太陽の塔からみて西側に、自然文化園の森があります。多くの樹々が植えられているほか、里山の風景を醸し出す「茶摘みの里」を見ることもできます。
わざわざ郊外まで出かけなくとも、ここ自然文化園にくれば、里山の風景や茶の葉が育つ様子など、自然本来の美しさを体感できます。近年では海外からの観光客も増えているそうです。四季のない国もたくさんありますから、日本の桜や紅葉が人気なのもうなずけます。
6.2 夢の池「サイクルボート」
「夢の池 サイクルボート」では、自転車のようにこいで進むボートに乗って、ゆったりと万博公園内の夢の池をめぐることができます。2人乗り、又は4人乗りのボートがあるので、恋人同士で乗っても楽しいですし、ご家族連れで楽しむこともできますね!
料金は2人乗りで20分900円、4人乗りで20分1,200円です。お天気がいい日には、公園内の川をゆったりと走ってみてはいかがでしょうか?(利用期間は1月2日から12月27日まで。毎週水曜日は定休日です)
6.3 茶摘みの里
こちらには15,000本ものお茶の木が植えられていて、5月ごろには茶摘みができるのだそうです。普段飲んでいるお茶がどうやってできているのかと、お子さんと一緒に歩いてみれば、大人も子どもも勉強になりますね!
普段見られない光景を手軽に楽しめるのは、万博記念公園の大きな魅力です。
6.4 現代美術の森
自然文化園の中にある「現代美術の森」は、日本万国博覧会の開催35周年を記念して作られたスポットです。歩いていると突如目に入る数々のオブジェ。「現代美術」と聞くと敷居が高いように感じますが、気軽に自分の目で見られる、良い機会になるはずです。
森の中には本当にたくさんの作品が。近くにはベンチもあり、その付近でピクニックをしている家族連れもいらっしゃいました。アートと日常の融合を感じられる、特別な場所です。
置かれている現代美術の作品のテーマは様々で、感じ取ることも人それぞれでしょう。一人でのんびり見に行くのもいいですし、お友達と「どういう風に見えた?」なんて話をしながら散策するのもよいですね。
6.5 自然の森
自然文化園はとにかく緑が豊富。豊かな自然環境の中で、数多くの昆虫や野鳥が生息しています。どれぐらい昆虫を見つけられるかと、ゲームのようにして遊ぶのも楽しいでしょう。
公園は数あれど、ここでしかできない自然体験がたくさんあります。
6.6 自然観察学習館
自然文化園の中では、歩いて自然を体感できるスポットの他に「自然観察学習館」という、自然の大切さを分かりやすく展示している場所があります。
館内展示の中には様々なパネルがあり、人と緑の関わりを知ることができることはもちろんのこと、工作などを通して身近に自然の大切さを感じ取ることができるのです。
6.7 ソラード
自然観察学習館で自然体験をした後は、そのまま太陽の塔方向に戻るのではなく、横にある「ソラード」に行ってみましょう。こちらには展望タワーがあり、自然文化園の広大な森を観察することができます。
上からみた森の表情は日や時間によって全く異なり、それぞれに魅力があります。木製の建物に上がってみれば、冒険をしているようなワクワクした気持ちになれるでしょう。
この辺りは広大な森が続いているため、都会の喧騒を忘れてのんびりと時間を過ごすことができるはず。忙しい日常から少し離れて、一人でのんびり散歩にくるのもいいですね。何をするともなく、自然に身を任せて心が感じるままに歩いてみてください。日ごろ忘れていた何かを取り戻せるかもしれません。
6.8 日本庭園
大阪モノレールの公園東口駅から歩いて数分の場所にあるのが、日本庭園(正門)です。
1970年の万博開催時、当時における造園技術の全てを用いて作られた日本庭園。「昭和の名庭園」とも呼ばれる庭園の広さは、約26万平方メートル!大変広大な敷地の中に、奈良・平安、鎌倉・室町、江戸・明治以降と、各時代の作庭様式を取り入れた、一体的な庭園がみられます。
この庭園のテーマは「流れ」で、西の源泉から東に流れる水をイメージしているのだとか。大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」という、時の流れに見立てて作られた庭園というのも、この庭園ならではの特徴でしょう。
西洋化された世の中で、日本ならでは美的感覚に触れる機会はなかなかありませんし、そもそも、日本庭園の中を歩くこともあまりありません。万博記念公園はとても広いので、全部歩ききるには時間も必要ですが、東の緑も、西の美も、ぜひその目で見て、触れてみてください。
万博記念公園の中にある日本庭園は、1970年代当時の造園技術の集大成とも言われており、庭園の中には4つの造園様式が取り入れられています。
庭園は西から東に向かって、上代地区(奈良・平安)→中世地区(鎌倉・室町)→近世地区(江戸)→現代地区(明治以降)の4つの地区に分かれており、地区ごとに見どころスポットが用意されています。
6.9 深山の泉、木漏れ日の滝
上代地区には「深山の泉(みやまのいずみ)」や「木漏れ日の滝」といったスポットがあり、平安時代の庭園の様式を楽しむことができます。このあたりは空気がとても澄んでいて、川の水の音を耳で聞き、目でも水の流れを楽しむことができます。
音といい、景色と言い、何とも言えない癒しのスポット。近くにベンチもたくさんありますので、休憩にはもってこいの場所でしょう。絵を描いている方も多くいらっしゃいましたので、絵が好きな方はスケッチブック等を持参するとよいかもしれません。
6.10 竹林の小径、千里庵の枯山水(せんりあんのかれさんすい)、松の洲浜
中世地区には「竹林の小径(ちくりんのこみち)」や「千里庵の枯山水(せんりあんのかれさんすい)」や「松の洲浜」といったスポットがあります。このあたりはシーンとしていて、とっても静かなスポット。竹林の中を歩いていると、普段街中では絶対に感じられないような涼しさを感じることができます。
また、枯山水のある茶室「千里庵」は、禅僧の方丈をかたどっていると言われており、当時から大切にされてきた、日本人の「わびさびの心」を感じとることができるでしょう。
6.11 心字池(しんじいけ)、つつじが丘
近世地区には「心字池(しんじいけ)」や「つつじが丘」といったスポットがあります。
江戸時代の庭園技術を楽しむことができるスポットでは、当時流行したと言われている「園芸」の技術を楽しむことができます。
特につつじが丘には様々な品種のつつじが植えられており、花が咲いている時期であれば、ピンク色や赤色、そして白色などの美しい花々を、香りと視覚で楽しむことができます。
江戸時代までの庭園は鑑賞用でしたが、江戸時代に入り、庭園はただ見て楽しむだけでなく、体を動かす場所として使われるようになりました。そのため、江戸時代以降の庭園をみてみると、空間が広く設けられているという特徴があります。鑑賞するにも庭を歩いて愛でる方法が好まれ、「回遊式庭園」が出てきたのもこのころからでしょう。
6.12 旋律の鯉池(せんりつのこいいけ)
現代地区にあるスポットは「旋律の鯉池(せんりつのこいいけ)」です。地区の名前にある通り、現代の庭園をイメージして作られています。とてもモダンな庭で、昔ながらの「庭」という概念とは少し違うなと感じられる方も多いでしょう。
昔ながらの日本の伝統を受け継ぎながら新しい形を作り出すことで、当時の万博のテーマである「人類の進歩と調和」を表しているのだそうです。
庭園の歩き方は人それぞれですが、「庭園文化の流れを楽しんでみたい」という方は、西側の上代地区から時代に沿って歩むことをおすすめします。現代地区にたどり着いたときに「伝統の流れ」を感じることができるかもしれません。庭を通じて時代の流れを体感するというコンセプト自体が興味深く、ぜひ多くの方に体験していただきたいスポットです。
6.13 EXPO'70パビリオン
2010年にオープンした「EXPO'70パビリオン」というこちらの施設は、当時の大阪万博をそのまま体験できる場所なのだとか。入館料金は高校生以上200円、中学生以下は無料ですが、時期によっては特別展示などの催し物も開催されており、別途料金が必要になることもあります。
施設の中には当時の記憶が蘇るような展示がたくさんあり、大阪万博に足を運んだ方にとっては懐かしく、行ったことがない方には驚きや発見の連続になるでしょう。
こちらの写真は万国博覧会にきた入場者や、使ったものなどを全て数値化している展示です。
迷い子の人数が4万8,139人というのはとても多く、「そんなに迷子になりやすいつくりだったの?」と感じた方もいるかもしれません。しかし、実はこの迷い子の数に、ある理由が隠されているのです。
この写真の女の子がつけているのは「迷い子ワッペン」と呼ばれるワッペンで、1970年代当時、子どもにとって憧れの品だったと言われています。
というのも、大阪万博の迷子センターには遊べる場所が充実しており、なんとジュースが飲み放題、お菓子が食べ放題だったため、当時の子供たちは「どのパビリオンよりも、迷子センターに行きたかった」なんてことも言われていたのだとか!(諸説あり)
全てが規格外で行われた万国博覧会は、日本国内でだけではなく、世界の人もたくさん訪れました。戦後の日本にとって、「日本をアピールする絶好の機会」だったのです。
今では想像がつかないかもしれませんが、1970年というと、まだ着物を着て生活をしている人もいた時代。洋装をする人も増えてはいたものの、全員ではありませんでした。そういうわけで、大阪万博には着物で訪れている方がたくさんいたのだそうです。
しかし、会場内で日本人女性のコンパニオンが着る服装はみな洋装。これから発展していく日本の未来を、服装で表現していたのかもしれません。コンパニオンの素敵な洋装に憧れる人も多かったことでしょう。
鮮やかな色味が多い洋服に象徴されるように、大阪万博は戦後の日本の雰囲気をガラッと、カラフルに変えてくれた大きなイベントだったのです。
その他にも、自然文化園の中で足湯が楽しめる「森の足湯」や、公園のすぐそばにある源気温泉「万博おゆば」などもあり、歩いて疲れた体を癒せます。日本庭園の側には迎賓館も。ここで結婚式をあげたカップルは数知れず。いかにこの場所が多くの人に愛されているかが想像できますね。
7. 四季折々美しい万博記念公園の花
万博記念公園内にはたくさんの花が咲いていることが有名です。年間を通して様々な花々を楽しむことができ、年間パスポートを購入して、花の鑑賞を楽しまれている方も多くいます。
筆者が万博記念公園を訪れた3月上旬はまだ少し肌寒い季節でしたが、お天気がとても良く、梅の花を堪能しました。
中央口から入園すると、少し遠くに見える太陽の塔と、花壇に敷き詰められた花々が出迎えてくれます。時期によって植えられている花が違うので、季節ごとに違う景色を楽しんでみたいものですね。
万博記念公園の入口では、万博記念公園園内マップがもらえます。マップの裏ページには万博記念公園に咲く花が紹介されており、どの時期に、どんな花が見られるのかを知ることができます。
春には「桜まつり」、夏には「ひまわりフェスタ」など、四季を楽しむことができるイベントも開催されています。
8. 大阪・万博記念公園のグルメ情報
万博記念公園は自然を満喫できるだけでなく、おなかも喜ぶ美味しい食事もいただけます。
8.1 レストラン「Park Café」
お昼ごろから万博記念公園内を歩いていると、かなりの体力を使います。「ちょっと休憩がしたいな」「小腹が空いたな」という人にオススメなのが、レストラン「Park Café」です。
今回は、ランチセットのハンバーグセットを注文しました(税込み1,100円)。サラダもついていますし、ごはんかパンの選択もできてボリューム満点!食事のメニュー以外には、コーヒーなどのドリンク類もあるので、歩き疲れたらちょっとひと息。コーヒーブレイクをするにもよいお店です。
8.2 b-base(BBQエリア)
万博記念公園にはBBQができる場所があります。2019年3月23日、使いやすく、過ごしやすいスペースにリニューアル!BBQで使用する食材は施設で購入でき、食材の持ち込みをしなくて良いのでとっても便利です。飲み物も、大人1人1,500円で飲み放題というからありがたいですね!焼きおにぎりなどのアラカルトメニューもあり、まるでレストランのようです。
公式ホームページで予約も可能です。支払いはクレジットカードのみですのでご注意を。
8.3 茶室「千里庵」
シーズンイベントによっては、枯山水の庭を見ながらお茶を楽しむことができます。
お茶を楽しみたい方は、あらかじめ調べてから行ってみてください。私が行ったのは3月でしたが、シーズンオフなのため、枯山水の庭を外から鑑賞しました。
8.4 茶室「汎庵・万里庵」
こちらも万博記念公園内にある茶室のひとつです。茶会や句会といった集まりなどで借りることができるのだとか。一般公開は行われていませんが、シーズンイベントに合わせて特別公開もあるそうです。
9. 大阪・万博記念公園の取材まとめ&基本情報
「万博」と聞くと、「昔にあった出来事」と懐かしむ方や、自分とは縁のない話だと思っていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、この度2025年に「大阪・関西万博」が開催されることになり、大阪万博というイベントの存在がとても身近に感じられるようになりました。
1970年の日本は戦後間もない時代。それから55年後、次のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。大阪万博当時はまだまだ発展途上だった日本ですが、この50年で、日本は劇的に成長してきました。一人一人が自分らしさを発揮する生き方についても議論していくことになっているのだとか。
今だからこそ知りたい過去の万博。大阪万博を通じて、50年前の日本を知ってみませんか?
きっと、新しい発見があるでしょう。
万博記念公園の基本情報
- 住所:大阪府吹田市千里万博公園
- 営業時間:9:30~17:00(最終入園 16:30)
- 【料金】
- 日本庭園・自然文化園共通:大人250円・小中学生70円
- EXPO'70パビリオン:高校生以上200円・中学生以下無料
- 駐車場:有料(エキスポシティ含め6つの駐車場有)
- 定休日:毎週水曜日(ただし、~6/4、10-11月は無休)
- 車でのアクセス:中央駐車場~中央口 北へ徒歩5分
- 電車のアクセス:大阪モノレール「万博記念公園駅」「公園東口駅」徒歩5分
- HP:https://www.expo70-park.jp/
【大阪一口メモ】
大阪には万博記念公園以外にもさまざまな観光スポットがあります。道頓堀や天保山など、見どころ満載です。下記に、格安ツアーからちょっとリッチなツアーまで、たくさんのプランが用意されているので、ぜひチェックしてみてください。
<日数と費用>(関東発目安)
●旅行日数:2~4日間
●ツアー費用:14,000円~86,000円
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響あづ妙
- 旅と野球場とライブハウスがすきなライター。全国の野球場とライブハウスでビールを飲むことが夢。