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ロンドンで楽しむお花見と春のお散歩
日本の春の風物詩といえば、桜とお花見。ここロンドンでも、桜といえば日本、という認識が広く浸透しています。「満開の桜が見られる時期に日本に行ってみたい!(または実際に行ってみた!)」、というイギリス人にも、本当によく出会います。
と言いながら、実はロンドンでも結構、桜(cherry blossom)を楽しむことはできるのです。
目次
ロンドンで桜が見られる時期は?
2019年、ロンドンでは2月が全般的に驚くほどのポカポカ陽気だったこともあり、今年は例年より早くから、街中で桜を目にしているように感じます。通常、ロンドンでの桜の見ごろは、ざっくりと言って3月から4月。こちらも春の訪れを知らせてくれる花として知られる、黄色いラッパスイセンが咲きだしたら、桜もそろそろかな、といったところです。
ロンドンで桜が見られるのはどこ?
ロンドン市内で一番手軽に楽しめるのは、観光客にもおなじみの公園です。ロンドン中心部では、リージェンツ・パーク、セント・ジェームズ・パーク、ケンジントン・ガーデンズなど。また少し足をのばして、グリニッジ・パーク、キュー・ガーデン(王立植物園)などが有名です。ホランド・パーク内にある、キョウト・ガーデンも桜の名所として知られています。
こちらはセント・ジェームズ・パークの桜。信じられないくらい暖かかった2月のあと、急に冷え込んで、雨や風の強い日が続いている3月上旬には、桜の木もちょっと寂しい感じでした。
公園でのお散歩中は動物たちも要チェック!
ロンドンの公園では、さまざまな種類の動物たちにも出会うことができます。水辺のあるところでは、たいていガン(雁)や白鳥などの大きな鳥たちが歩き回っています。
鳥たちは、常に多くの観光客たちに囲まれ、人慣れしているためか、逃げるどころか近寄ってきます!何かちょうだい!とやってくる、リスたちもこれは同じです。
イギリスの街並みの中で楽しむ桜の風景
話を桜に戻しましょう。個人的に気に入っているのは、背景がとってもイギリス的なところで出くわす桜です。たとえば住宅地の、テラスハウス(長屋)が続く通りの桜並木とか。
上の写真では、残念ながら、どんより曇り空ですが(ロンドンっぽい空ではありますが!)。日本人としては、英国的な家や建物と、日本的な桜が織りなす風景に、なんとも言えぬ魅力を感じてしまうのです。
桜以外でも、これから4月、5月と、色とりどりの花があちこちで咲き乱れる時期に突入します。観光の途中で、のんびりと花を愛でながら公園を散歩。試してみてください。ちなみに、「お花見」とは言えど、ロンドンの公園で飲めや歌えやのドンチャン騒ぎをしたら怒られますので、お気をつけて!
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。