メガバスを利用して、嘘みたいな破格でニューヨークからワシントンDCへ行こう

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せっかくアメリカに来たのだから、他の都市にも行きたい

ニューヨークに複数日滞在する場合、せっかくだから、ちょっと足を延ばして他の都市にも行ってみたいと思いますよね。ニューヨークから比較的近い他都市といえば、フィラデルフィアやボストン、そしてワシントンDC。

ワシントンDCに行くなら、飛行機で行くのが時間的に1番早いように思えますが、飛行場はだいたい町の真ん中にはないので、ホテルから飛行場に行くまでにかかる時間や、早めに到着して保安検査を受けたりする時間を考えると、電車とたいして変わらなくなります。それに、飛行機はやはり料金が高い。でも、電車だって、そんなに安いものでもない。よほど早めに購入しないと、お得なセイバーチケットはすぐに売り切れてしまう。数日前に、「ワシントンDCにでも行ってみようかな」とチケットを探してみても、飛行機なみに高いチケットしか残っていないこともあります。
そんな時の強い味方が、バス。数年前から話題になっているメガバスで、ワシントンDCに行ってみることにしました。

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チケットの購入方法はとっても簡単

私は出発の2日前に買って、片道がなんと20ドル!バカみたいに安いので驚きましたが、メガバスで20ドルは、たいして安くないのだそう。それを聞いて、もっとびっくりでした。数カ月前に購入すると、ニューヨークからワシントンDCまで、3ドルほどで行けることもあるそうです。ニューヨークの地下鉄なみの破格です。そこまで安くなくても、1カ月前ぐらいにチケットを購入した人は、片道10ドルほどだったそうです。

購入方法は、いたって簡単。メガバスのサイト(https://us.megabus.com/)へ行き、片道か往復かを選び、出発地、行き先、日にち、人数を入力し、"Find tickets"をクリック。

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次の画面で、いくつかのスケジュールの選択肢が出てきます。スケジュールには、それぞれ出発時間と到着時間、価格、所要時間が表示されます。この日1番安い便には、"Cheapest"と表示されています。

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往復の場合は、先ずニューヨークからワシントンDC行きの便を選び、"Add to basket"をクリック。次に表示されるワシントンDCからニューヨークに戻るスケジュールの中から便を選び、"Select return ticket"をクリックします。次に座席表が出てくるので、事前に座席指定がしたければ1~5ドルを追加して座席を選択しましょう。

私はバスの中で仕事をするために、1階のテーブル席を事前に購入しました。向かいに他の人が座っていて少し居心地が悪かったのですが、1階はテーブル席以外がガラガラだったので、自由席に移動してゆっくり座りました。ほとんどの乗客は、座席指定せずに2階席に座っていました。なので、座席指定は、よほど込み合う時期以外は必要ないかもしれません。座席指定をしないならば、そのまま"Continue"をクリック。会計時に、数ドルの諸費用が追加されます。

重要事項の説明(Terms and conditions)と個人情報保護方針(Privacy policy)に関する合意にチェックを入れて、"Pay"をクリック。メールアドレスをタイプして"Continue to Guest Checkout"をクリックすると、会員登録しなくてもチェックアウトに進めます。次の画面で名前、苗字、メールアドレス、電話番号、カード情報を入れれば購入完了。

後で送られてくる予約番号が書かれたメールをプリントアウトするか、または携帯に保存して、乗車時に見せるだけでOK。

ハドソンヤードのバス乗り場から出発

バス乗り場は、34丁目の西の端、11丁目と12丁目の間。新しく延長開通された地下鉄7線の34丁目・ハドソンヤード駅から西に数分歩いたところです。この周辺は新たに開発が進み高級化されたエリアで、駅も立派です。

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メールには、出発15分前までに来るようにと書かれていましたが、15分前に行っても列に並ばされ少し待たされるので、出発時間少し前までに着けばあまり焦る心配はありません。但し、自由席で良い席を確保したければ早めに行って並びましょう。他の方面行きのバスも出ているので、間違えないように係員に確認しましょう。ワシントンDCと書かれた札の前に並びます。

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比較的新しい会社なので、車体も新しいのかと思ったら、車内はそうでもなく普通の古いバスです。でも、アムトラックの列車の普通の車両も結構古いので、その点はあまり苦になりません。事前に指定した座席の番号は、座席の背もたれに大きく書かれていました。

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乗車した感想は、Wi-Fiや電源プラグ、空調、ライト、トイレもあるので、まあ20ドルならいいやという感じ。さすがにトイレだけは乗車前に別のところで行き、バス内では利用しませんでした。1階に座っていたので見ていると、トイレを利用していたのは男性ばかりでした。

お得に旅をしたい旅行者の強い味方

ちなみに、同じ日の同じ時間帯のアムトラックとメガバスを比較してみると、1カ月前でもアムトラックはセイバーチケットが売り切れ、1番安いチケットが96ドルで、変更や払い戻しが効くフレキシブルのチケットだと188ドル、そして所要時間は3時間23分でした。

一方、メガバスだと料金は15ドルほどで、4時間15分。所要時間は1時間も変わらないのに、値段はだいぶ変わりますね。

ワシントンDCでの降車地は、アムトラックもメガバスも、同じユニオンステーション。リーズナブルに旅をしたい旅行者なら、メガバスが賢い選択でしょう。

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ナツコ・H

世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。

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