＜写真はイメージです。出典：Pixabay（CC0）＞

一年中常夏のイメージのハワイですが、日本ほどは変化がはっきりしないながらも、春夏秋冬とそれぞれに少しずつ特徴があることをご存知ですか？

この時期は、ハワイの春に該当する3月から5月ごろにかけて、ハワイを訪れる時に知っておきたい基礎知識と楽しみ方をご紹介します。

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• 春のハワイの気候はどんな感じ？暑いそれとも少し涼しい？
• ハワイの春は百花繚乱の美！お花見にもベストなシーズンです
• ハワイで春に楽しみたいおすすめアクティビティ＆イベント

春のハワイの気候はどんな感じ？暑いそれとも少し涼しい？

ハワイと言えば、ギラギラと強い日差しが降り注ぐイメージ！水着姿でサーフィンを楽しむサンタクロースがいるような、年中ビーチでアクティビティが楽しめる真夏を想像しますよね。でも、実はハワイにもゆるやかな気候の変化があり、それぞれの時期によって楽しみ方も変わるんです。

ハワイの春の気温はどのくらい？

ハワイで春に該当する3月から5月ごろの気温は、最低気温が20度前後、最高気温が28度前後となる日がほとんどです。もちろん、5月も下旬にとなると、ぐぐっと気温が上がり始め、日差しを強く感じる日も増えてきます。

また、ハワイでは雨季（10月から3月）と乾季（4月から9月）があるのですが、月間の降水量が少しずつ減り始めるのが例年3月です。そのため、冬場にハワイを訪れると「雨やストームなど悪天候に見舞われてイマイチ楽しめなかった」という話を聞くこともありますが、そのリスクが減ってくるのが3月末以降の春先なのです。

関連記事：3月のハワイは雨が降る？お天気事情と荒天でも楽しめるスポット紹介

泳げるの？春のハワイの海水温について

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真夏に比べ気温が少し低くなり、過ごしやすいのがハワイの春。でもそうなると気になってくるのが、ビーチで遊べるかどうかを決める海水温ですよね。

気温が上がらないと、海水も温まらないことはご存知の通りです。では、ハワイの春の海水温はどのくらいなのでしょうか？

@おNOAA（アメリカ海洋大気庁）のデータによれば、ハワイオアフ島ワイキキ周辺の海水温は、3月が華氏76度（摂氏約24.4度）、4月が華氏76度（摂氏約24.4度）、5月になると華氏78度（摂氏約25.6度）まで上昇します。

※出典：National Oceanic And Atmospheric Administration / NOAA（外部サイトに遷移します）

日本・沖縄で海開きが行われる海水温は、およそ摂氏21から22度であることを考えると、春先のハワイはもう海水浴ができる温度に達していると言えますね。

時間帯を選んで快適なビーチタイムを

しかし、ハワイの真夏の海水温は華氏80度（摂氏約26.7度）程度まで上がりますので、3月4月ごろの水温はそれに比べると少し冷たく感じるかもしれません。

ただ、たとえば日本海側の海水浴場などは、真夏でも海水温が25度前後となることもありますので、決して泳げないような海水温ではないのです。

ハワイの日差しや紫外線の強さも考慮すれば、真夏の強すぎる日差しの下よりも、春の比較的柔らかな日差しの中で海水浴やアクティビティを楽しむ方が、お肌にもやさしくて快適に過ごせるかもしれません。

ハワイの春は百花繚乱の美！お花見にもベストなシーズンです

一年を通して温暖なハワイでは、真冬でもトロピカルな花が咲いていますし、日本ほどの冬枯れた景色に遭遇することはありません。

人気観光地のダイヤモンドヘッドなどは、降水量が増えて湿潤になる冬場から春の方が、真夏よりも緑が濃くみずみずしい姿を拝むことができます。ハワイの美しい花々を愛でるには、実は春が一番おすすめです。

ハワイの春は花々が咲き乱れるBloomingシーズン

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ハワイを代表するプルメリアやブーゲンビリアなどは、一年を通してその美しい姿を眺めることができます。しかし、プルメリアの中でも一部の種類やハイビスカスの多くは、実は春から夏にかけて最も花開くことが多いのです。

ハワイ大学によれば、ハワイ固有のハイビスカスの多くは、2月から5月の間に開花することが多く、春がベストシーズンとされています。

※出典：Native Plants Hawaii-Hibiscus brackenridgei subsp. mokuleianus（外部サイトに遷移します）

ハワイの花々や植生を楽しむならボタニカルガーデンがおすすめ

街歩きやドライブを楽しんでいる途中でも、もちろんハワイのトロピカルな花々を愛でることができますが、よりたくさんの種類を見たり、花や植生、ハワイの自然について学び、触れたいならボタニカルガーデン（植物園）を訪れるのがおすすめです。

ここで、おすすめの植物園を2つご紹介しましょう。

Koko Crater Botanical Garden／ココクレーター植物園

ワイキキから車で30分弱、ココヘッドの火口に位置しているココクレーター植物園は、プルメリアを愛でるベストスポットとして知られています。

様々な色や大きさのプルメリアを眺められるプルメリアグローブは必見です。広い園内には観光客がいますが、多すぎることがないのでゆっくりと静寂の時間を楽しむことができますよ。

プルメリアはもちろんですが、その他の様々なハワイ特有の植物やサボテンたちも目を楽しませてくれます。

【基本情報】
■住所：7491 Kokonani St, Honolulu
■営業時間：[毎日]日の出から日没まで
■電話番号：（808）522-7060
■入園料金：無料

Foster Botanical Garden／フォスター植物園

ワイキキからも訪れやすい、ホノルルのダウンタウン山側に位置するフォスター植物園は、ロコの隠れたデートスポットとしても知られています。

もともとは19世紀に王宮医師だったドイツ人医師の庭園を改造したもので、約8万平方メートルの敷地は森林公園のような広さ。

カラフルなトロピカルフラワーがたくさん見られるわけではありませんが、樹齢100年を超える木々に囲まれた散策路をゆっくり歩くと、ワイキキやホノルルの喧騒からしばし離れての森林浴を楽しめますよ。毎週土曜日は、ガイド付きの園内ツアーも開催されています。

【基本情報】
■住所：180 N Vineyard Blvd, Honolulu
■営業時間：午前9時から午後16時
■電話番号：（808）522-7066
■入園料金：大人5ドル、6～12歳1ドル、5歳以下無料

ハワイで春に楽しみたいおすすめアクティビティ＆イベント

気候は温暖で降水量も少なく暑すぎない、まさにハワイ観光のベストシーズンともいえる3月から5月にかけては、様々なイベントやアクティビティが楽しめる時期です。

毎年恒例のフェスティバルから、観光客に人気のホエールウォッチングまで、春のハワイを訪れた時にぜひ体験してほしいイベントやアクティビティをご紹介します。

ザトウクジラに出会う！ホエールウォッチング

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ハワイの冬から春にかけての時期は、ハワイの暖かい海を目指して遠路はるばるアラスカやってきたザトウクジラの群れに出会う絶好のチャンスです。

ハワイの海で伴侶を見つけて赤ちゃんを産み、そしてまた北の海へと帰っていくザトウクジラは5,000頭にのぼるともいわれています。

マウイ島を中心に、オアフ島、ビッグアイランド、カウアイ島の各島で例年12月から4月までがホエールウォッチングの最盛期。朝食付きのクルーズツアーなどもありますので、旅程と予算に合わせて選んでみてくださいね。

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イースター

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春の注目イベントといえば、イースター。異国文化に触れて楽しむ絶好のチャンスですよね。

カハラ・モールやパールリッジ・センターなどのショッピングセンター（モール）では、毎年イースターバニーとの記念撮影やイースターエッグハントなどの行事が開催されるほか、季節限定のショーなども鑑賞できます。

フェイスペインティングや無料のプレゼント、各種ゲーム企画、クラフト体験など、開催場所によって多彩なイベントがあります。また、各レストランでは、イースターブランチなどの特別メニューが登場することも。

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ハワイの春は、雨季が終わり気候が安定してくる観光のベストシーズンです。海水浴も楽しめますし、暑すぎない気温は街歩きやハイキングなどにもぴったり。

特に、プルメリアやハイビスカスなどハワイを代表する花々が最も数多く多様に咲き乱れる春は、ハワイらしさやトロピカルな雰囲気を満喫するには抜群の季節です。SNS映えする美しい写真もたくさん撮影できそうなシーズンとして、覚えておいていただければと思います。

＜執筆：ヒューレット秦泉寺 明佳＞