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駅近で便利!女子旅にもおすすめなフィレンツェのスパ付きプチホテル
イタリア旅行初心者でもリピーターでも、ホテルが駅から近いというのは何かと便利です。特にフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅周辺は、面積の割にスーパーや市場などが徒歩圏内に充実しています。
ショッピングスポットも徒歩圏内にあるため、荷物が重くなった時や疲れてしまって靴を履き替えたいと思った時など、気軽にホテルの部屋に戻ることができるのというのは思っている以上にありがたく感じられるはず。
とは言え、イタリアのプチホテルは少し前まではクラシック(古い、とも言いますが)でこぢんまりとしていて(狭くて、とも言いますね)日本人にとっては少々不便を感じるところもありました。
しかし、最近のイタリアは違います!お値段も良心的でサービスもよく、かつセンスも素敵で清潔感がある......と、三拍子以上に嬉しいポイントが揃ったホテルが増えています。
今回は私が実際に宿泊してみたホテル「フィレンツェ ナンバー ナイン ホテル(Firenze Number Nine wellness hotel)」をご紹介したいと思います。フィレンツェへ旅行される方は、ぜひホテル選びの参考にしてみてくださいね。
目次:クリックで見出しに移動します
- スパ付きプチホテルがサンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くに登場!
- 女子旅にもおすすめ!?ロマンチックなロビーに注目
- シングルルームはこんな感じ
- 時間があれば、気になるスパを選んで疲れを癒せる
- フィレンツェで駅近なホテルを探すなら、ぜひ検討候補に!
スパ付きプチホテルがサンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くに登場!
日本からフィレンツェへ移動する場合、夜10時を過ぎて空港へ到着する場合があると思います(もちろん便によって異なりますが、KLMオランダ航空などを利用した場合、だいたいこの時間に到着します)。
そうすると、ホテルに到着するのは夜11時頃になるのですが、荷物があることなどを考慮するとフィレンツェの空港からはタクシーで移動するのが安心です。「Firenze Number Nine wellness hotel」は、タクシーを使って20分ほどで到着します。
小さな通りに面しているので、入り口はホテルだと一見分かりにくいのですが、中には快適な空間が広がっています。
私が到着した日は飛行機が遅延に次ぐ遅延で0時を過ぎようかという時間でしたが、スタッフの方がホテルの前にタクシーが停まったのをすぐに発見して、温かくお出迎えしてくれたのでとても安心感がありました。スタッフの方は英語も堪能で説明も簡潔、丁寧という印象です。
女子旅にもおすすめ!?ロマンチックなロビーに注目
ロビーはガーリーな雰囲気で、女子旅にも良さそうですね。パープルやゴールドのアクセントカラーがセンスよく配備されたインテリアは女子ウケ、インスタ映えも間違いなし。
<撮影:yukaco>
フロント前のロビー奥にまだスペースがありそうで気になったものの、この日はさすがに疲れていたので、ウロウロせずに案内された部屋へ移動します。
私が予約したのはシングルルームでしたが、ダブルルームやスイートルームなど様々な部屋カテゴリがあるようでしたので、用途によってうまく使い分けができそうです。また、価格帯も日によってかなり変動があるようでした。
当時の参考価格となりますが、クリスマス明けのシングルルームは1泊1万円ちょっとでした。展示会シーズンなどはシングルルームから先に埋まっていくようなので、一人旅の方は早めの予約をおすすめします。
シングルルームはこんな感じ
<撮影:yukaco>
床がフローリングなのは、清潔感があって嬉しいポイントです。使い捨てのスリッパも準備されているので、さらに快適度合いがアップ。
ウェルカムスイーツのカントゥッチ(トスカーナ地方の伝統菓子)も置いてあって、朝ご飯代わりにいただきました。ミニバー(※)は、最初に入っているものは無料です。補充の分から追加料金が発生するシステムとなっています。
このように、色々と便利なポイントがあるので1泊1万円ぐらいの値段でこの内容はとても魅力的。私は利用していないのですが、併設スパもとても評価が高いので、時間がある方はぜひトライしてみてくださいね。
実はこのスパ、観光客だけでなく地元のフィオレンティーナも通っているとか。日本のスーパー銭湯や温泉の感覚とは違い、男女とも水着の着用が必須なので用意をお忘れなく。
※編集部註:ホテルにおけるミニバーとは、客室に備えられた有料の飲み物入り冷蔵庫やドリンクが置かれたスペースを指します。ホテルによっては、最初に入っている飲み物も有料に設定していることがありますので、ご興味のある方は設備について事前確認することをおすすめします。
バスタブは無いけれど、シャワールームも完備
<撮影:yukaco>
シングルルームにバスタブはありませんでしたが、開放的なシャワールームがあります。壁が無いのでウッカリするとあちこち濡れてしまいそうですが、どういうワケか気をつけて使っているとそんなに飛び散らないことも分かりました。
スパが併設されているホテルというだけあってか、バスローブも上質なものが常備してあって快適です。先ほども書いた通り、スパへ行けなかったことがとても残念なので、次回また来られたら......という気持ちになります。
なお、スタイリッシュなバスルームにありがちなことなのですが、洗面台の蛇口から水を出す方法が一瞬分かりにくいかもしれません。センサー式なのですが、感度が独特な距離感なのか、近すぎると反応しにくいことがあるようです。
私は夜中に色々試してみて、結果的に変なタイミングで水が出てきてメイクブラシが転がり落ち、なかなか悲惨なことになってしまいました。落ち着いて対応すれば何ということもないのでしょうが、夜中で疲れていたから......ということにしておきましょう。
関連記事:細部までオシャレすぎる!「アルマーニ ホテル ミラノ」のバーで過ごすランチタイム
TVはドアの上!?
<撮影:yukaco>
シングルルームに入ってから、普段泊まるホテルとは何かが違う......と思って分かったのは、テレビの位置が高いこと。BGM代わりに音楽番組を流している限りはまったく問題がありませんが、ベッドに寝転がりながら何かを観ようとするには、やや難易度が高いような気もします。
部屋の広さの感覚としては、写真のように大型なスーツケースを置いてもこれぐらいの余裕はあるので、一人旅なら十分です。もしかすると、テレビを壁掛けにしているのは圧迫感を少しでも軽減するためかもしれませんね!
ちょっとした作業用のテーブルスペースも
<撮影:yukaco>
ちょっと葉書を書いたり、パソコン作業をしたりする程度ならまったく問題がないテーブルスペースもあります。こちらのホテルでもうひとつ嬉しかったことは、ベッド近くにコンセントがあること。
これは日本のビジネスホテルに泊まり慣れてしまうと信じられないかもしれないですが、イタリアのホテルでは、たびたび「コンセントが遠い......」という状況に陥ります。
しかしながら、最近では電車の中でも常に充電しながらスマホを触っているイタリア人を見かけるほどなので、コンセントが枕から近いことはモダンなホテルのホスピタリティの一つとして、ニュースタンダードになりつつあるのではないかと、個人的には考えています。
時間があれば、気になるスパを選んで疲れを癒せる
<撮影:yukaco>
この時は利用できなかったスパですが、確認できたことについてご紹介しましょう。
客室には、スパのメニュー表が置いてあります。マッサージの価格帯は日本の格安店に比べると高く感じるかもしれませんが、ヨーロッパのホテル内スパの相場で比べると、お手頃な価格と言えそうです。何と言ってもメニュー豊富というのは魅力的ですね。
<撮影:yukaco>
メニューにあったのは、ハワイのロミロミマッサージ、温めた石を置いてじんわりと血行をよくしていくホットストーンマッサージ、カップルで施術が受けられるアロマテラピーマッサージ、インドのアーユルヴェーダマッサージなど。
飛行機移動や連日石畳を歩き回った疲れをとるために、試してみたくなるラインナップばかりです。また、価格の相場から考えると、マッサージ系よりもエステ系のメニューの方が安く、日本よりもお得感がありました。これはもしかするとお国柄かもしれませんね。
ヨーロッパ圏で日本人がエステやスパを受けるときは
ここで一つ、ヨーロッパ圏でエステメニューを受ける時に注意したい豆知識をご紹介します。人によってそれぞれではありますが、日本人の肌はヨーロッパの人が考えるよりもかなり繊細であることが多いようです。そのため、普段使っていない化粧品やスクラブが合わないことも十分あり得ます。
もし、化粧品をつけた瞬間に違和感があったり、ピリっとしたりなど刺激を感じたらすぐにスタッフへ意思表示をしてください。
ちょっと痛かったり違和感があったりしても、つい我慢して黙っておいてしまう人もいるかもしれませんが、肌に合わなくて後から顔が真っ赤になったり、ヒリヒリして日本から持ってきた自分の化粧品も使えない状況になってしまう可能性はゼロではありません。
せっかくのイタリアで記念撮影が残念なものにならないように、言葉が通じなくても頑張って「肌に合う/合わない」と、意思表示をしましょう。
フィレンツェで駅近なホテルを探すなら、ぜひ検討候補に!
<撮影:yukaco>
最後にご紹介するのは、ロビーの奥にあるライブラリースペース。オシャレな写真集やイタリアのガイドブックが置いてあり、待ち合わせ場所としてだけでなく、ゆったりとした時間を過ごすのにちょうど良さそうです。
私は取材の都合上、深夜にチェックインして早朝に出て行くというもったいないスケジュールでの滞在でしたが、数日連泊するリピーターも多いホテルのようです。ロビーには、飲み物なども常備されていて温かい雰囲気の小さなホテルですよ。
滞在時はスーツケースを引きながらサンタ・マリア・ノヴェッラ駅へ向かいましたが、10分かからないぐらいの距離感なのでまさに駅近のプチホテル。フィレンツェから移動をスタートするにも便利な立地です。
今回ご紹介できなかった、口コミでも評判のスパが気になりすぎるので、ぜひとも再訪したいと思います!
基本情報
■名前:フィレンツェ ナンバー ナイン ホテル & スパ(Firenze Number Nine wellness hotel)
■住所:Via dei Conti, 9, 50123 Firenze FI,
■公式サイト:https://www.firenzenumbernine.com/
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yukaco
- 17歳のときに初めてフィレンツェ、ヴェネチアへ行ってからすっかりイタリア贔屓に。定期的にイタリアへ旅行。
食、ファッション、アートが得意分野。興味があればどこへでも行くフットワークの軽さでハードスケジュールな取材も敢行。
イタリアの中で一番好きな場所はミラノ・スカラ座。好きな食べ物はラヴィオリ。