たびこふれ

三宅島に初上陸し火山の噴火跡を観光!三宅島までの船内の様子も詳しくレポートします!

記事投稿日:2019/01/31最終更新日:2019/01/31

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たびこふれ編集部のnishiurashiです。2019年1月17日~1月19日まで、東京都産業労働局観光部さんの主催による、三宅島モニターツアーに参加してきました!

三宅島と言いますと、まず思い浮かんだのが「火山の噴火」です。一番最近では2000年に噴火しましたが、当時中学生だった私は、そのニュースで初めて「三宅島」という島の存在を知ったんだろうと思います。

ただ、それがどれだけの被害をもたらしたのか、現在の島の様子はどうなっているのか、そしてそもそも、三宅島ってどの辺りにあるのかということなどなど、知らないことばかりでした(東京都に属しているということも、あまりよく分かっていませんでした。。。)。

皆さんも三宅島については詳しく知らない方も多いかと思いますので、火山を中心とした観光資源をはじめ、貴重な鳥が見られるバードウォッチングや、日本最大級のボルダリング施設など、三宅島全体の魅力をお伝えできるようにレポートしていきます!

目次

1. 三宅島の基本情報

三宅島ってどこにあるの?

東京から南に約180kmに位置する三宅島は、大島(おおしま)・利島(としま)・新島(にいじま)・神津島(こうづしま)・御蔵島(みくらじま)・八丈島(はちじょうじま)・青ヶ島(あおがしま)・式根島(しきねじま)と併せて伊豆九島と呼ばれています(もしくは、このうち7つの島で伊豆七島とも言われています(どの島が七島に含まれるかは諸説あります))。

三宅島は現在、東京都に属していますが、昔は静岡県の管轄だったことから、伊豆諸島と呼ばれているそうです。

三宅島の観光

三宅島に訪れる観光客の目的は、「釣り」、「ダイビング」、「バードウォッチング」あたりが中心となるようです。実際、今回同じ船に乗った方の中には、釣竿とクーラーボックスを持った男性が多く見られました。

三宅島の観光客は年間で約3万5千人。2000年の噴火前は約9万人だったそうで、まだまだ戻り切っていない状況のようです。ちなみに大島は約21万人、八丈島は約9万人とのことですので、なんとか三宅島も観光客を増やしていくべく、今回のモニターツアーが実施されることとなりました。

三宅島の大きさ

三宅島の大きさは、東京の山手線の内側とほぼ同じ大きさのようです。周囲は38kmとのことで、1日あれば車で島を一周できてしまうぐらいコンパクトな島ですね(実際私たちも1日で一周しました)。

三宅島の人口

三宅島の人口は、2019年1月1日現在で約2,500人です(※)。島内には、保育園、小学校、中学校、高校が各1つずつ存在し、現在高校に通う生徒は26名なんだそうです。

(※)三宅村役場ホームページより

三宅島の気候

「年間平均気温は17.7℃、30℃を超える日や0℃以下になる日は少なく、1年を通して温暖な気候(※)」とのことですが、今回訪れた際は日中の最高気温が10℃前後、最低気温が5℃前後と、本州とあまり変わらない印象でした。特にこの時期は西風が非常に強く結構寒かったので、ダウンジャケットは持って行った方が良さそうです(私は持って行って正解でした)。

(※)三宅島観光協会ホームページより

三宅島へのアクセス

三宅島への行き方は、主に船か飛行機となります。

  • 船の場合:東京都港区にある「竹芝客船ターミナル」から、毎日1便、三宅島行きの船が就航しています。行き帰りで若干所要時間が異なりますが、6時間~6時間30分ぐらいです。
  • 飛行機の場合:東京の調布飛行場より、小型機が1日3便、就航しています。所要時間は約50分です。

>>>三宅島へのアクセスについて詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

今回私たちは船で三宅島まで向かいましたので、乗船から船内の様子などもこの記事の最後でお伝えしたいと思います。

2.1. 火山体験遊歩道

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それでは三宅島の観光の様子についてお伝えしていきます。まずは、1983年の噴火により噴き出た溶岩流が固まった一帯を、歩いて見学しました。

三宅島の噴火は2000年が最も最近ですが、実はここ100年近くの間では、1874年、1940年、1962年、1983年、2000年と5回も噴火しています。1940年以降は約20年ごとに噴火しており、かなり活発な火山島だということが分かります。私は2000年の噴火しか知りませんでしたので、こんなにも頻繁に噴火していたとは驚きました。

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実際に溶岩を手に取ってみると、重いものと軽いものとありました。ゆっくりと固まったものは密度が濃くて重くなり、密度が薄いものは空気が入っていて軽いとのことです。

こうして見ると、どこでも目にしそうな「岩」だなと思ってしまいますが、元々は1,000℃ぐらいの液体だったことをイメージしてほしいとガイドさんに言われると、その恐ろしさ、自然の驚異にゾッとしてしまいます。

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この辺り一帯には学校がありました。ご覧のように、校舎の2階まで溶岩で埋まってしまっていることが分かります。

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こちらは体育館ですが、鉄骨部分がグニャグニャに曲がってしまっています。

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人が歩くぐらいの速度で流れてきたという1983年噴火の溶岩。実は、ここに学校がなければ溶岩はそのまま海に流れていった可能性があったようですが、学校が溶岩をせき止めてしまったために、約400戸の家が埋まってしまったんだそうです。

幸いにも人的被害はなかったようですが、この一帯が赤いマグマで埋め尽くされたと思うと、もはや現実の世界だとは思えないぐらいです。それでも三宅島の人々は今もなお、そんな火山と共に生活しています。

>>>「火山体験遊歩道」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.2. 椎取神社

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三宅島には、小さいものも含めると約120もの神社が存在するようで、人口あたりの神社の数が日本一だなんて言われることもあるようです。

その一つがこの「椎取神社(しいとりじんじゃ)」です。ご覧のようにきれいで立派な鳥居と社殿が建っていました。しかし、これらは新たに建てられたもので、、、

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元の鳥居と社殿がこちらです。

パッと見ただけでは何だかよく分からないかと思いますが、2000年の噴火による大量の泥流により、鳥居も社殿もほとんど埋まってしまったのです。ここまで鳥居が埋まってしまうとは、、、泥流の恐ろしさが本当に伝わってきます。

また、新たに建てられた社殿の背後には(1枚目の写真)、火山ガスの影響で立ち枯れてしまった木々の様子も見ることが出来ます。

>>>「椎取神社」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.3. 三七山展望台

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三七山(さんしちやま)と呼ばれるこの山は、昭和37年(1962年)の噴火によって発生した噴石が積み重なって出来た噴石丘です。高さは数十メートルにも達するようで、それだけ大量の溶岩が噴き出たということですね。海の手前に見えるのは、この後に登った「ひょうたん山」です。

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ガイドさんからも適宜、説明していただきました。

>>>「三七山展望台」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.4. ひょうたん山

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先程の三七山展望台からバスで2分ぐらいで「ひょうたん山」に到着しました。こちらは1940年(昭和15年)の噴火によって大量に噴出した溶岩などによって、わずか22時間のうちに出来てしまった山なんだそうです。

「ひょうたん」と呼ばれる通り、もともとは2つの噴石丘が連なっていたようですが、長い年月のうちに海側の1つが波風によって削り取られてしまったようです。

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噴火によって出来た「スコリア」と呼ばれる小さな石の上を、ジャリジャリ音を立てながら登って行きます。滑りやすいので、足元に気を付けながら進んで行きました。

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頂上に到着すると、ご覧のようにぽっかりと空いた火口を見ることが出来ました。当然、今は穏やかなというか、静かなというか、恐怖を感じることは全くありませんが、わずか1日でこの山が出来てしまったと思うと、どれだけのパワーを持っていたのか、、、自然の力の凄まじさを感じます。

火口の様子を動画で撮ってみましたのでご覧ください。

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削られた海岸からは迫力を感じます。

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三宅島の中心に位置する「雄山(おやま)/標高:775m」もきれいに見ることが出来ました。

>>>「ひょうたん山」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.5. 大路池

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伊豆諸島最大級の淡水湖である「大路池(たいろいけ)」は、約2000年前の噴火で出来た火口湖と言われています。

三宅島には珍しい鳥がたくさん生息しており、バードウォッチングの聖地とも言われているようですが、中でもこの大路池は、三宅島を代表するバードウォッチングポイントで「日本一のさえずりの小径」とも言われているそうです。

特に早朝は、一羽の鳥が鳴き出すと他の鳥たちも一斉に鳴き出し、まさに「地球の目覚め」のような体験が出来ると、ガイドさんが仰っていました。これは是非体験してみたいですね!

大路池全体の様子は、こちらの動画をご覧ください。

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周囲には豊かな森が形成されていることで、たくさんの鳥たちが過ごしやすい環境になっているんだと思います。この辺りは「極相林(きょくそうりん)」と呼ばれているようで、森林の成長や変化がほとんど止まった(完成した)ような状態なんだそうです。

>>>「大路池」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.6. 七島展望台

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天気の良い日には、北は大島から南は八丈島まで、伊豆諸島の島々を一望できるという「七島展望台(しちとうてんぼうだい)」。今日は天気も良かったのですが、とにかく風がとんでもなく強かった!成人男性の私でも体が持って行かれそうになるぐらい、もう台風並みの強風というか暴風だったのですが、ガイドさんいわく、これでもまだ穏やかな方なんだとか。。。

こちらの動画でその暴風の音を聞いていただくと、風の強さがお分かりいただけるかと思います。

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ここからも、三宅島の中心にある雄山がきれいに見られました。

ちなみにこの七島展望台は、毎年開催されるバイクレース「WERIDE 三宅島」の会場にもなっているそうですよ。

>>>「七島展望台」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.7. アカコッコ館

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「アカコッコ」とは、三宅島以外にはほとんど見られないとも言われている大変珍しい鳥です。先程ご紹介した「大路池」などでアカコッコは見ることが出来ます。

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ここには、日本野鳥の会のレンジャーの方が常駐しているため、三宅島の野鳥について詳しく学べる他、魚や火山の噴火など、三宅島の自然について広く知ることが出来るようです。

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野鳥が観察できるような設備も整っていました。

>>>「アカコッコ館」について詳しくはこちらから(公式サイト)

2.8. 三宅島2000年噴火の記録映像

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アカコッコ館では、2000年の噴火の際の記録映像を見せていただきました(約12分)。

2000年の噴火は溶岩の流出はなかったものの、火山ガスや噴石の影響で、なんと4年半もの間、全島避難になってしまったようです。特に火山ガスは、世界的に見ても稀なぐらい、大量に放出されたそうです。

噴火が発生したのは2000年の6月下旬で全島避難は9月4日だったため、2か月以上は断続的に噴火する火山と共に生活していたことになるのですが、目の前で大きな噴煙を上げているにも関わらず、島民の人たちに冷静な様子も見られたことが、この映像を見て一番の驚きでした。

もちろん、避難する以外にどうすることも出来ないわけですが、決して火山のことを疎ましくは思っておらず、火山と共生する覚悟を持っていらっしゃるからこそ、ずっと三宅島で生活し続ける人たちが多くいるんだということを強く感じることが出来ました。

2.9. 新鼻新山

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夕日が強く差し込む中、写真の真ん中にちょこんと鼻のように見える部分がお分かりでしょうか?これは、1983年噴火の最後に噴火した火口が作った火砕丘(かさいきゅう/火口から噴出された岩石や火山灰が積もってできた丘)で、「新鼻新山(にっぱなしんざん)」と呼ばれています。

夕日の光も相まって、なんだかちょっと未知の世界に来たような気分になりました。

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近くまで行くとこのような感じです。ここも、七島展望台と同様に本当に風が強かったです。。。

それでも、夕日はとても美しかったですよ。

>>>「新鼻新山」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.10. 新澪池跡

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新鼻新山のすぐそばにある「新澪池跡(しんみょういけあと)」。「跡」ということで、現在は池はありません。

新澪池は1763年の噴火によりできた火口湖で、かつてはこの写真のように美しい水面が特徴的でした。その水面は七色に変化すると言われていたようです。

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これが現在の新澪池跡です。規模が小さくなったという話ではなく、全く水がありません。

1983年の噴火で溶岩が流入し、それによって起こった激しい水蒸気爆発により、なんと池の水は一日で干上がってしまったんだそうです。。。

ひょうたん山が一日で出来上がったかと思えば、こちらの新澪池は一日でなくなってしまうとは、まさに三宅島が火山によって作られた島だということを強く実感できます。

>>>「新澪池跡」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.11. 星空観賞ツアー

三宅島は星空も美しいとのことで、18時ごろ海岸近くに出てみることにしました。

雲はなく、街灯も全くない状態で期待して空を見上げると、、、そこまできれいには星は見られませんでした。。。

というのも、月の明かりがとにかく明るい!その分、月ってこんなに明るいんだな~と実感することが出来ました。

星空を見るには時間帯も重要なんですね。早朝などがオススメだそうですよ。

2.12. 日本最大級の施設での「ボルダリング」

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公共施設としては「日本最大級」のボルダリング施設が、三宅島にはあります。その名も「三宅村レクリエーションセンター」です。

三宅島でのクライミングルートが増えるにつれて、島内でもクライミングをしてみたいという人たちが出始めたことから、廃校となった中学校の体育館を利用して、2011年に作られたようです。

私は2013年ごろから1年間ぐらい、月に1回ぐらいのペースでボルダリングをやっていたことがありますが、そのとき通っていた施設と比べると、比べものにならないぐらい大きな施設でビックリしました!

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2017年度には三宅高校にボルダリング部が発足し、今では全国大会にも出場するほどの実力なんだそうです。これだけの施設が整っているとは言え、現在の全校生徒数が26名の三宅高校から全国大会に出場できるとは、かなり努力されたんだと思います!

ボルダリングは腕の力だけではなく足の使い方も重要で、しかも結構頭を使います!運動が苦手な方でも十分楽しめると思いますので、是非一度体験してみてください!こちらの施設は1回500円です!

>>>「三宅村レクリエーションセンター」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

2.13. 三宅島は日本有数の「釣り」スポット

日本有数の釣りスポットとして知られる三宅島は、「島の周囲全てが釣りポイント」だと言われています。

メジナ、シマアジ、ヒラマサ、カンパチ、イシダイ、マダイ、アカイカ、アオリイカなど、年間を通じて多くの魚が狙えるようです。

島の岩場はもちろんのこと、少し沖に出た「三本岳(大野原群島)」というスポットも、とても人気の釣り場なんだそうですよ。

釣り好きの方は是非一度足を運んでみてください!

>>>三宅島の「釣り情報」について詳しくはこちらから(三宅村役場臨時庁舎)

2.14. イルカと一緒に泳げる!「ダイビング」も人気のアクティビティ

釣りと並んで人気のアクティビティがダイビングです。

サンゴの群生や熱帯性の魚類、大型の回遊魚にウミガメや色とりどりのウミウシなど、様々な生物を観察することが出来ます。

また、三宅島の南約18kmの距離には、イルカと泳げるポイントがあるようです!イルカと泳ぐなんて一度は経験してみたい方も多いと思いますので、是非三宅島で体験してみてください!(イルカと泳げるのは、3月中旬~11月中旬ごろだそうです)

>>>三宅島の「ダイビング」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)
>>>「ドルフィンスイム&ウォッチング」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

3. ホテル海楽

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今回宿泊したのは、こちらの「ホテル海楽」です。

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こちらのホテルで船を出したり釣り具をレンタルさせたりしてくれるようで、釣りを楽しむ方々の写真が数多く飾られているのが印象的でした。

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私が泊まったのは、こちらの別館です。

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テレビ、冷蔵庫、エアコン、布団と必要最低限の設備は揃っています。暖房の効き具合は全く問題ありませんでした。

また、Wi-Fiも利用でき、通信速度は特に問題ありませんでしたので、フロントでパスワードを聞いて利用しましょう。

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バス・トイレ・洗面台は備わっておりませんので、館内で共同利用となります(お風呂は本館に大浴場があります)。

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こちらは本館にある食事会場です。朝食、夕食とこちらでいただきました。

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朝食はバイキング形式です。あまり品数が多くありませんが、やさしい味付けで美味しくいただけました。

釣りだけでなく、ダイビングやドルフィンスイム(イルカと泳ぐ)などでも色々とサポートしていただけるようですので、三宅島でこんなことをしてみたい!というのがあれば、一度相談してみてはいかがでしょうか?

>>>「ホテル海楽」について詳しくはこちらから(公式サイト)

4. 三宅島のグルメ

「ふるさと味覚館」でのお弁当

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1日目の昼食は、こちらの「ふるさと味覚館」でいただきました。

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ポテトサラダ、きんぴらごぼう、たまご焼きなど、どれも体に良さそうな家庭料理といったイメージですが、とても丁寧に作られている感じがしてどれも美味しかったです!特に右下にあるから揚げはジューシーで美味しかったですよ!

>>>「三宅島 ふるさと味覚館 宙 -SOLA-」について詳しくはこちらから(公式サイト)

三宅島名物「海鮮料理」と「アシタバ」

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釣りの聖地ということで、海産物も豊富な三宅島。キハダマグロとメダイのお刺身に、キンメダイ(金目鯛)の煮付けと、美味しくいただけました。

三宅島で製造される「雄山一(おやまいち)」という麦焼酎も一緒にいただきましたが、これとお魚がよく合いましたよ。

>>>「雄山一」について詳しくはこちらから(三宅島酒造株式会社)

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こちらはアシタバ(明日葉)の天ぷら。「今日芽を摘んでも明日には芽が出る」と言われるぐらい生命力が強いことからこの名が付いたそうです。

少し苦いのかなと想像しましたが、よもぎの天ぷらのような苦味はなく、食べやすくて美味しかったです。

こちらも三宅島名物「のり弁当」

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のり弁当と言えば、板海苔がのっているのが一般的かと思いますが、三宅島ののり弁当はご覧の通り「岩海苔」がのっています!しかもぎっしり!

磯の香りとほんのりとした塩加減で美味しかったです!

5. 三宅島のお土産

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阿古漁港のすぐそばにある「いきいきお魚センター」には、三宅島のお土産がたくさん揃っていました。

アシタバのお土産

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先程グルメでご紹介したアシタバは、お土産もたくさん揃っていました。こちらは、「あしたばカレー(540円)」です。

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こちらは、「あしたば 炊きこみごはんの素(470円)」。いずれも、普段生活していて目にすることがないので、お土産には喜ばれそうですね。

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アシタバに似た野草がいくつかあるようで、見分け方の説明がありました。キノコなどもそうですが、誤って違ったものを採らないように気を付けないといけないですね。

新鮮な野菜と海産物

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他にも、たくさんの野菜や、

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海産物などが販売されていました。

三宅島特産 ハバノリ(はんばのり)

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こちらは「ハバノリ(はんばのり)(650円)」と呼ばれる海苔です。これも普段目にしたことはないですし、レジのおばちゃんが「ハバノリはワカメや礒海苔の親分みたいなもので、プレミアムよ~」と言っていましたので、家族へのお土産として買って帰りました!

三宅島銘菓 牛乳せんべい

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そしてこちらが、バラマキ用のお土産に購入した「牛乳せんべい(30枚入り/1,300円)」です。

かつては、三宅島の中心である雄山の牧場にて牛が飼育されていたようですが、2000年の噴火の影響によりその牧場も閉園され、牛がいなくなってしまったんだそうです。

そのため現在は、他のところから牛乳を仕入れて、この牛乳せんべいを作っているとのことでした。日常生活はもちろんですが、こうした昔からの産業までにも、噴火の影響が大きく現れてしまっていることを実感しました。

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牛乳せんべいのお味は、「やさしくて懐かしい甘さ」といった感じです。水を一切使っていないとのことですので、牛乳の甘みを感じることが出来ます。しっかりと歯ごたえがあり、日本茶とも合って美味しかったです!

その他のお土産・特産品

他にも、グルメのところで少しご紹介した三宅島の麦焼酎「雄山一」や、ところてんなどの原料となる「テングサ」、さらには強烈な匂いでおなじみの魚の干物「くさや」などが、三宅島の特産品として有名なんだそうです。

>>>「いきいきお魚センター」について詳しくはこちらから(三宅島観光協会)

6. 三宅島の人々の様子

今回お世話になったバスのドライバーさんが、三宅島の人々の様子について色々とお話してくれました。

高校を卒業したら、ほとんど島を出てしまう

この記事の冒頭でもご説明しましたが、三宅島には、保育園、小学校、中学校、高校が各1つずつあります。

現在26名いる三宅高校の生徒ですが、高校を卒業した生徒の9割ぐらいは島を出て東京に行ってしまうそうです。

ただ、三宅島でのんびり育った子供たちにとって東京での暮らしはあまりに環境の変化が大きすぎて、心が折れて耐えられなくて、島に帰って来る子も多いようです。

ちなみに島に帰って来るのは女の子よりも男の子の方が多いらしく、男の方が弱いな~とドライバーさんが笑って話してくれました笑。

車を見れば、誰だか分かる

だいたい一人一台は車を持っているという三宅島。人口が約2,500人(2019年1月1日現在)ということで、すれ違った車を見るとだいたい誰だか分かってしまうんだそうです笑。

まさに、島のみんなが顔見知りって感じですね。

ちなみに三宅島の車は全て「品川」ナンバーでした。

そして三宅島には、なんと信号機が3つしかありません!!びっくりです!!

実は移住組のドライバーさん

生活スタイルや、人生そのものの多様化に伴い、都会から地方に移住する人が近年増えてきている印象です。

実際、三宅島観光協会やガイドさんの中にも、ここ数年で三宅島に移住してきた方がいらっしゃいました。

そんな中、今回のドライバーさんは、なんと26年も前に群馬県から移住してきたんだそうです!

なぜ三宅島に移住してきたのかを話し始めると3時間ぐらい掛かるとのことでしたが笑、三宅島の良いところは「なんにもないけど、それがいい」ということでした。

実際、「ここが三宅島のメインストリートです」と言われたところも、正直「なんにもないな~」と思ってしまいましたし、特に若い人たちの中には「なんにもないから不便で嫌だ」という方がいらっしゃるかもしれません。

でも、その環境が大好きだから、移住してくる方、ずっと島に残って生活する方がいらっしゃるんですね。移住してきた三宅島観光協会の方やガイドさんの「三宅島に対する熱い思い」を、このツアー中、すごく感じることが出来ました。

自分にはない考えや価値観に触れることで、自分の考え・価値観も広がり、とても良い経験となりました。

7.1. 三宅島行きの船に乗るには「竹芝客船ターミナル」から

最後に、三宅島行きの船に乗るまでと、船に乗ってからのお話をまとめさせていただきます。

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三宅島行きの船が出る、東京の竹芝客船ターミナルの待合室にやってきました。22時30分に船が出ますので、21時30分ごろに到着しました。

待合室はご覧の様子で、意外と人が多いな~という印象です。大学生ぐらいの若い人たちもチラホラ見かけました。ちなみに三宅島行きの船は、「三宅島 → 御蔵島(みくらじま) → 八丈島」というルートで運航しますので、三宅島以外に行かれる方も結構いらっしゃるんでしょうね。

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こちらは、各島を結ぶヘリコプターのスケジュールです。定員9人とは言え、満席の日も結構あって驚きました。

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待合所にはコンビニがありますので、足りないものはここで調達しておきましょう(船内にもレストランや、ジュース・アルコールの自動販売機はあります)。

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お土産屋さんもありました。三宅島をはじめ、各島のお土産を買うことが出来ますので、旅先で買いそびれてしまった場合は、帰りにこちらで買うのも良いですね。

>「竹芝客船ターミナル」について詳しくはこちらから(東京港客船ターミナル - 東京港埠頭 公式サイト)

7.2. 三宅島と東京を往復した「東海汽船 橘丸」船内の様子

ここからは、三宅島と東京を往復した船内の様子をお伝えします。

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今回は団体でチケットを手配してもらったので、氏名等の個人情報は記載されていませんでした。

乗船時に右側が切り取られ、下船時には左側も回収されますので、絶対に失くさないようにご注意ください!

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かなり明るめの黄色い船体が特徴的な、東海汽船の橘丸(たちばなまる)がお出迎え!結構大きいな~という印象です。

この船の客室は、次の7つのタイプに分かれています。

  • 特等室
  • 特1等和室
  • 特1等室
  • 1等室
  • 特2等室
  • 2等室
  • 2等優先席

今回は、行きが「特2等室」、帰りが「2等室」でしたので、それぞれの様子をご紹介させていただきます。

特2等室の様子

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まずは、行きに乗った特2等室の様子です。ご覧の通り、2段ベッドになっています。カーテンで仕切られますので、プライベートは確保できますね。

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頭上には、このようなコインロッカーが備え付けられていました。施錠には100円かかりますが、使い終わったら100円が戻って来るタイプです。ロッカーの大きさは、横幅約45cm×高さ約25cm×奥行き約30cmで、小さなカバンや衣類などは十分入るスペースです(私の手のひらで測ったおおよそのサイズです)。

ロッカーの下に枕を置いても、枕とロッカーの間は十分スペースがありますので、寝たときにロッカーが気になることはありませんでした(もし気になるようでしたら、枕の位置を変えればOKですね)。

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壁には、小物を置ける小さな網棚と、電灯が1つありました。電灯は十分明るいので、読書をするには全く問題ありません。

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電灯の下には、電源コンセントが1つ備わっています。

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薄手の毛布が1枚と枕も用意されています。もし寒ければ案内所で毛布をレンタル出来ますが(1枚100円)、私は1枚で十分でした(暑がりの私は、半袖Tシャツ+半袖のヒートテックという夏みたいな格好をしていましたが笑、一般的に考えても比較的暖かい船内だったと思います)。

少し分かりづらいかもしれませんが、部屋の中の動画を撮ってみました。

私の身長は175cmですが、完全に足を伸ばすことが出来ます。190cmぐらいまでの人なら足を伸ばせるのではないかと思います。天井の高さは90cmぐらいでしょうか。座った際は、完全には腰を伸ばすことが出来ず少し猫背になりますが、全然窮屈な感じはありませんでした。

マットレスの厚さは3cmぐらいかな~という印象ですが、硬すぎることもなく、ちょうど良い感触でした。

2等室の様子

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こちらは、帰りに乗った2等室の様子です。いわゆる雑魚寝みたいな感じですが、ロッカーと小さな仕切りはあります。1部屋の人数は最大14~15名です。

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1部屋にコンセントが2つ備わっていましたので、譲り合って使いましょう。テレビも1部屋に1つありました。

部屋全体の様子はこちらの動画をご覧ください。

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2等室へ続く通路はこのような感じです。この両脇に2等室があります。

レストラン

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船内のレストランはこのような感じです。ただ、深夜などは営業していませんので、営業時間は事前にご確認ください(館内放送での案内もあります)。

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入口にある食券機で購入します。うどん、カレーライス、定食などのメニューがありました。

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カップラーメンの自販機もありました。

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レストランではないですが、アルコールの自販機もいくつかありました。購入には運転免許証が必要となります。

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何か困ったらこちらの案内所で聞いてみましょう。前述の毛布はこちらで借りることが出来ます(1枚100円)。

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6階まである船内には、エレベーターも備わっていました。思ったよりも船内は広い印象です。

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デッキに出ることも出来ます。今回は寒かったですが、夏なら気持ち良さそうですね。

船内の過ごし方

さて、片道6時間~6時間30分かかる船旅、私が船内でどうやって過ごしたのかご紹介させていただきます。

まず行きですが、船が22時30分発で、出港して1時間ほどで消灯となりますので、出港したら30分ぐらいで寝てしまいました。消灯までの間、船内のレストランや休憩所で過ごすことは出来ますが、一度客室に入ってしまうと、周りの方も結構静かにされていて、特2等室でカーテンを閉めてしまうと外に出づらいため、すぐに寝るつもりでいた方が良いかもしれません。シャワーや歯磨きも自宅で済ませておくと良いかと思います。到着も午前5時となりますので、早めに寝ることをおすすめします。

そして帰りですが、13時45分に三宅島を出発し、19時50分に竹芝客船ターミナルに到着します。完全に日中ですので、約6時間ずっと寝るのはちょっと厳しいですね。。。と言いつつ、ちょっと疲れもありましたのですぐに寝ることが出来ました。が、1時間もせずに起きてしまいまして、、、そこから2時間ぐらいはずーっと音楽を聴きながら横になって色々と考えごとをし、、、更に1時間はスマホで撮った過去の写真を懐かしんで見まして、最後の2時間は部屋のテレビをずーっと見ていました(幸いにも同じ部屋に誰もいませんでしたので、一人で気楽にテレビが見れました。場所によっては地上波が映らないこともあるかもしれませんが、東京に近付いた最後の2時間ではちゃんと地上波が見られました)。さすがに帰りの6時間はちょっと長かったですね~。

群馬から移住してきたという三宅島のバスドライバーさんも、この日中の6時間がしんどいために、群馬に帰るときは飛行機に乗っているそうです。

と、ここまで読んでいただいた方は、今の時代スマホがあれば暇つぶしなんて永遠と出来るとお思いでしょうが、実は海上では電波が入らず、Wi-Fiも一部のエリアでしか使えないのでした。。。詳しくは次でご説明します。

電波&Wi-Fiについて

まず電波ですが、竹芝客船ターミナルから出港するまでもなく、特2等室に辿り着いたらもう圏外になってしまっておりました。。。

それでも、Wi-Fiが使えるはずだと思ってスマホで設定しようと思ったら、全くWi-Fiを感知しません。。。どうやら船内でWi-Fiが利用できるのは、「レストラン」、「エントランス」、「特等室」、「特1等室」、「1等室」に限られるようで、今回利用した「特2等室」、「2等室」ではWi-Fiは使えませんでした。。。

ということで、スマホやタブレットに事前に映画やドラマなどをダウンロードしておくことをオススメします。

船酔いは?

私は船に酔いやすいのですが、そこそこ大きな船なのでそんなに揺れることはないかな~と思いつつ、念のため酔い止めを買って出港前に飲んで対策をしました(出発前に会社の上司に「結構揺れるぞ」と脅されていたこともありましたので笑)。

竹芝客船ターミナルを出港してしばらくは全然揺れることはなく、マットに顔を当てると微かに(かすかに)振動して船が動いているのが分かるぐらいで、これなら全然大丈夫だなと思っていましたが、30分ぐらい経つと段々揺れを感じてきたため、もう寝ることにしました。

すぐに寝つけたのですが、出港して4時間ほどが経過した午前2時30分ごろ、目が覚めてしまいます。船が何かにぶつかったのかと思うぐらい「ゴゴゴゴ、、、」と音を立て、風と波だと思われる激しい音が何度もし、上下にも左右にも相当揺れていました。。。まさに映画のような荒波の中を進んでいる感じがして、それはそれは揺れたのですが、酔い止めのお陰でなんとか気持ち悪くなることもなく、しばらくしてまた眠りにつくことが出来ました。酔い止めを飲んでおいて良かったと心から思いました。良かった良かった。

酔い止めが強力だったのか、、、?

「早く降りてください」

と言われて目が覚めると、周りの2段ベッドには誰もおらず。。。

三宅島に到着したことに全く気が付かず、周りの人が起きて出て行ったことにも全く気が付かず、完全に最後の一人、大迷惑をかけてしまいました。。。

しかもこの船、このまま御蔵島(みくらじま) と八丈島まで向かいますので、降り損ねたら大変なことになっていました。。。

酔い止めが強力で、その副作用で起きられなかったのか、ただの自己管理が出来ない人間なのか、、、(間違いなく後者ですね)。

起きられないか心配な方、三宅島には必ず起きられるお友達と一緒に行くことをオススメします。

お待たせしてしまった皆さま、大変申し訳ございませんでした。

IMG_5827.JPG

三宅島から出港する前、港に入港してくる船を撮ってみました。こうして見ると、かなり目立ちそうですね。

8. 三宅島を訪れてみて

今回初めて三宅島を訪れてみて感じたことは、噴火によって困難な生活を強いられたとしても、周りから見れば何もない島だと思われたとしても、その環境を受け入れて、共存してそこに生活する人々が確かにいるということでした。

甚大な自然災害を直接経験したことのない私からすれば、噴火の爪痕を目にしたくないとか、思い出したくないという感情が強いのではとも思ってしまいましたが、2000年の噴火以降4年半もの間全島避難してもなお、また三宅島に戻ってきて生活する人が現在も2,500人近くいらっしゃるということは、それだけ特別な思いがあるということだろうと思います。

三宅島は、釣り、ダイビング、バードウォッチングなどのアクティビティを体験するには、日本有数のスポットです。ただし、「ここでしか見られないような大絶景」や、「迫力と繊細さを兼ね備えた美しい建造物」といった観光資源は非常に少ないのかもしれません。

それでも、「火山と島と人々との共生」、「噴火の跡が島と人々に溶け込んだ様子」というのは、三宅島でしか体感できないものだと感じます。

今までは「ちょっと昔に噴火した島」程度の知識しか持っていなかった三宅島が、今回の旅でかなり身近に感じられるようになったと共に、自分の価値観がまた少し広がる旅となりました。

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記事投稿日:2019/01/31最終更新日:2019/01/31

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