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レトロ上海が凝縮!撮影現場も見られるかも!?~上海影視楽園
目次
- 入場したら撮影スケジュールを確認しよう
- クラッシックカー展示場
- 衣装・小道具展示館
- 上海レトロの街並みを再現エリア
- 路面電車に乗ってみよう
- 昔ながらの上海集合住宅「石庫門」の街並みを歩く
- 川を渡って更にタイムスリップ
- 園内でランチ。日本人のあの俳優さんのサインも見れるかも?
- 他にもある園内みどころを一気紹介
- 上海影视乐园(上海影視楽園) インフォメーション
入場したら撮影スケジュールを確認しよう
「上海影視楽園」は上海市内から車で小一時間かかるところにあります。チケットを購入し、中に入るとこの日の撮影スケジュールが記載された掲示板があります。
ご覧のようにこの日は真っ白・・・この時はあらあら残念!と思いましたが、結果は・・・!?記事を読み進めてくださいね。
クラッシックカー展示場
まず訪れたのは入り口入ってすぐ右手の巨大倉庫にあるクラッシックカー展示場。
どれも今も映画やドラマの撮影に使われている、現役のクラッシックカーです。
ずらりと並んでいます。
こちらは1902年に時の清の皇帝も乗った、中国を初めて走った自動車だそうです。
乗用車だけでなく、旧式の路線バスも!戦車や救急車もありました。こんなたくさんのクラッシックカーを一度に見たのは初めてで大興奮。
展示場を出てふと気づいたので。客船の停泊シーン撮影の為のセットが建設中でした。
衣装・小道具展示館
次に向かったのは衣装・小道具の展示館。そこまでに向かう道にあるのは、上海市内にある洋館「モーラー邸」を再現したセット。洋館丸ごと再現して建てるとはすごい規模です。こんな建築が園内あちこちにあります。
こちらの洋館もフランス租界内の建物のセットです。この建物内に衣装・小道具の展示館があります。
館内では時代劇のセットの再現や
役柄によって着るチャイナドレスの違い。
日本人にとっても昭和の感じがするような、ちょっと懐かしさを覚える昔の商店のセット。こちらは線香やろうそくを売るお店です。
昔の結婚シーン撮影時の小道具の展示。結婚証、結婚のお祝いの品としてのおめでたい赤色のリボンをあしらった、赤いホーロー洗面器、花瓶、グラスセットなど。
昔のガラス器は今でも古道具屋で同様な品を見たことがある!とうれしい驚きでした。
上海レトロの街並みを再現エリア
展示館を出て向かったのは1930年代上海レトロの街並みを再現したエリア。道路脇に人力車、中央には路面電車の線路が敷設されています。昔はこんな街並みだったのかな?とワクワクさせてくれる光景です。
外国人居住区である租界内のカフェのセットでしょうか?異国ムードが漂っています。
こちらは本物の売店。街並みに溶け込んでいるので見落としてしまいそうです。
タイムスリップしたかのような感覚に陥ります。
路面電車に乗ってみよう
こちら、路面電車の線路が敷設されている南京路では路面電車に乗ることができます。
電車先頭は人気の撮影スポットなので、あいていたらぜひ写真を撮りましょう!
路面電車の乗車時間は10分足らずですが、車窓から街並みを見るのもまた一興です。
昔ながらの上海集合住宅「石庫門」の街並みを歩く
1930年代の上海、租界エリアの大きな戸建ての洋館には外国人や事業で財をなした中国人が居住しましたが、一般の人たちは一戸一戸の面積が狭い集合住宅に住んでいました。
特に上海には「石庫門」と呼ばれる集合住宅が建てられました。外国が管轄する租界エリア内に建てられたため、外国の建築デザインと中国の建築デザインの融合が感じられる独特の建築様式は見ごたえがあり、ファンも多いです。
石庫門セットの外壁には当時のポスターも貼られてリアルさがありますね。
背景にビルが見えますが、上海市内に今なお残る石庫門の風景と被るところもあり、それが本当のような錯覚を覚えます。ただ、足元の石畳は今はほぼ残っている石庫門はないため、セットだと気づかされます。
撮影に使ったであろう、海藻が干してあります。筆者は普段、今まだ残る上海のこんな風景を求めて上海をあちこち歩き回っているので、この石庫門の街並みが一番面白く感じました。
次の場所へ向かう途中、撮影準備をしている現場に出くわしました。回り道や、立ち入り禁止、物音を立てないようにとスタッフから指示を出されたらそれに従って見学をしましょう。
川を渡って更にタイムスリップ
上海外灘にかかる外白渡橋を模して造られた橋を越えた向こうには・・・
賑やかな商店街といった街並みが広がっていました。
ワゴンや野菜売りの屋台も出ています。本当に新鮮な白菜が置かれていたので「あれっ」と思ったら、
撮影の真っ最中!中国の撮影現場を見れるなんて滅多にない機会です!撮影の邪魔にならない限り、見学は自由ですが、現場のスタッフの指示には従いましょう。
園内でランチ。日本人のあの俳優さんのサインも見れるかも?
ここまで回ってお腹も空いて来たのでランチでも・・・ということで入ったのがこちらのカフェ兼レストランの「多晴島珈琲餐庁」。
店内は華やかながらも落ち着いた雰囲気です。
クラブサンドウィッチとパンプキンスープをいただきました。
店内の壁にはこのお店を訪れたスターたちのサインが!よく見たらとある日本人の俳優さんのサインがありました。このお店にあ俳優さんも来たんだ!となんだかうれしくなりました。皆さんもこのお店に来た際はどなたのサインか見てみてくださいね。
他にもある園内みどころを一気紹介
他にもある園内見どころをご紹介します。
アクションショー
午前と午後に各1回上演されるアクションショー
レンタル衣装店
レンタル衣装のお店もあります。(別料金)
駅&蒸気機関車
園の外れには駅のセットがあり、蒸気機関車が止まっています。ここまで来る見学者は少ないようで、筆者と撮影の下見に来ていた関係者しかいませんでした。
車両内を見ることもできます。
中国スターはキャンピングカーで控えている!
撮影準備をしている現場近く停まっている、見るからに豪華そうなキャンピングカー。売れっ子スターともなると、こんな車の中で控えているんだそうです。通常の家庭用のエアコンの室外機が見え、中は快適そうでした。
いかがでしたでしょうか。郊外という事でこれまでなんとなく敬遠していた松江の映画村でしたが、実際に今回行ってみて、タクシーでしたら小一時間の距離にあってそれほど遠くもなく、またタイムスリップしたかのような気分が味わえるうえ、普段滅多に見られない撮影風景も見られて楽しい一日でした。
また、この映画村は映画セットが大掛かりで、非日常的な風景が撮れる事から、フォトジェニックなスポットとしても人気なんだそうですよ。素敵な写真を撮りにいってはいかがでしょうか。
施設データ
上海影视乐园(上海影視楽園)
住所:上海市松江区车墩镇北松公路4915号
電話番号:021-57601166
アクセス:公共交通機関利用の場合、地下鉄1号線莲花路駅よりバス等の行き方がありますが、市内から最も簡単にはタクシーで行くことがお勧めです。市内エリアから片道100元前後、所要時間は小一時間程度でした。
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