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一度は行ってみたい。ニューヨークのお薦めジャズクラブ
目次
- ニューヨークの夜と言えば、やっぱりジャズ
- せっかく行くなら有名店で質の高い演奏を聞こう
- ブルーノート (Blue Note)
- バードランド (Birdland)
- ビレッジバンガード (Village Vanguard)
- ディジーズ・コカ・コーラ (Dizzy's Coca-Cola)
- ジャズ・スタンダード (Jazz Standard)
- スモーク (Smoke)
- 手頃な値段で気軽にジャズを
ニューヨークの夜と言えば、やっぱりジャズ
そんなにジャズに興味はなくても、ニューヨークに来たからには本場のジャズを聴いてみたいですよね。ニューヨークにある有名ジャズクラブのいくつかは、そういったジャズをあまり知らない観光客であふれています。だから、ジャズクラブに行くのは初めてでも、ジャズのことをあまり知らなくても、怖気づく必要はありません。
どこで誰が演奏しているのか、開演時間、ミュージックフィーなどは、各クラブのウェブサイトで調べることができるので、あらかじめ行く日にちが決まっていれば予約又はチケットを購入しましょう。予約なしで店に行っても、人気バンドの場合、ソールドアウトで門前払いなんてことになりかねません。
せっかく行くなら有名店で質の高い演奏を聞こう
ブルーノート (Blue Note)
日本にも支店がある、世界で一番有名なジャズクラブ。ここのお客さんのほとんどは、国内外からの観光客。日本人の割合も多いです。名の知れたミュージシャンや大衆受けするコマーシャルなバンドが多いので、初心者でも楽しめるはず。ハードロックカフェやプラネットハリウッド感覚で行けるジャズクラブです。お食事もできます。2階には、TシャツやCD、グッズなどを売る売店があるので、ショーの前後にお土産を探すのもグッド。
店名:Blue Note
住所:131 W. 3rd St. (Between 6th Ave & MacDougal St)
電話:212-475-8592
HP:http://www.bluenotejazz.com/newyork/index.shtml
バードランド (Birdland)
1949年創業のジャズ黄金時代に栄えたクラブの名前を引き継いでいますが、オリジナルの店とは全く別の場所。"バード"とは、伝説のサクソフォーン奏者、チャーリー・パーカーのニックネーム。オリジナルの店は、チャーリー・パーカーをはじめ、マイルス・デイビスやディジー・ガレスピーも出演し、マリリン・モンローやフランク・シナトラが演奏を聞きに訪れたこともある、歴史あるクラブです。
ブロードウェーシアターや大型ホテルが密集するタイムズスクエアに近いヘルズキッチンにあり、もろ観光客エリアなので、お客さんも観光客の割合は高めです。お食事もできます。
ビルの壁画も見もの。
店名:Birdland
住所:315 West 44th St. (8 & 9 Aves)
電話:212-581-3080
HP:https://www.birdlandjazz.com/
ビレッジバンガード (Village Vanguard)
1935年創業。かつてマイルス・デイビスやジョン・コルトレーンなど、数々の大物が出演したジャズの老舗。扉を開けて階段を降りると薄暗く古い店内、流れる空気、すべてが歴史を感じさせてくれます。熱心なジャズファンなら、一度は訪れたいお店。毎週月曜には、ビレッジバンガード・オーケストラが出演しています。キッチンがないので、飲み物のみ。
店名:Village Vanguard
住所:178 7th Ave S (Perry & W11 Sts.)
電話:212-255-4037
HP:https://villagevanguard.com/
ディジーズ・コカ・コーラ (Dizzy's Coca-Cola)
コロンバスサークルにあるタイムワーナーセンターの5階という素晴らしい立地。比較的新しく、広く綺麗なお店です。ステージの後ろがガラス張りになっていて、外が明るい時はセントラルパークの木々やビル群が見渡せます。天気の良い夕暮れ時は、インスタ映えする絶景のシャッターチャンス。
食べ物も美味しいと評判です。週の前半は、学生のバンドや若手が多いものの、週半ばから週末は有名どころが出演。火曜から土曜のメインのバンドの演奏後には、若手によるレイトナイトセッションあり。
店名:Dizzy's Coca-Cola
住所:10 Columbus Cir. (Between 60 St. & Broadway)
電話:212-258-9595
HP:https://www.jazz.org/dizzys/
ジャズ・スタンダード (Jazz Standard)
「シェイク・シャック」や「ユニオンスクエアカフェ」など、有名レストランの経営を手掛けるデニー・マイヤー氏のユニオンスクエア・ホスピタリティー・グループが経営するジャズクラブ。クラブは地下にありますが、1階がBBQで有名なレストランなので、美味しいリブが食べられます。毎週月曜に出演するミンガス・ビッグバンドがお薦め。
店名:Jazz Standard
住所:116 E 27th St. (Between Lexington & Park Aves.)
電話:212-576-2232
HP:http://www.jazzstandard.com/
スモーク (Smoke)
アッパーウエストのほぼハーレムに近い立地にある小さなクラブ。平日は月曜がジャムセッション、火曜がオルガントリオ(又はカルテット)、水曜は女性シンガーのバンド、木曜は毎週違った若手から中堅のバンド、週末はジャズ好きが喜ぶ有名どころが出演します。平日はミュージックフィーが安いので、狙い目。今どき珍しく、7時、9時、10時半と、メインバンドが一晩に3セット演奏します。日によっては、午前0時頃からレイトナイトセッションもやっています。狭い店なので、ステージと客席が近く、迫力満点。食べ物も美味しいと評判です。
店名:Smoke
住所:2751 Broadway (105 & 106 Sts)
電話:212-864-6662
HP:http://www.smokejazz.com/
手頃な値段で気軽にジャズを
アメリカのジャズクラブは日本と比べてミュージックフィーが安いですが、それでもまだ高いと思われる方には、若手が多く、一晩に3バンドが演奏する「スモールズ (Smalls)」、またスモールズが経営するもうちょっと大人な感じのデュオ演奏がメインのお店「メズロー (Mezzrow)」、ビリヤード台がいっぱいあって騒がしい若者向けの「ファットキャット (Fat Cat)」、ブラジリアンやラテン系、シンガーなど、様々なジャンルのバンドが出演する「ジンク・バー (Zinc Bar)」などがお薦めです。また、ハーレムの「ショーマンズ」は、お酒を2杯というミニマムがあるだけで、ミュージックフィーは無料です。
ニューヨークでは、普通のレストランやホテルのバーなどでもジャズバンドが演奏するお店が多く、運が良ければ結構有名なミュージシャンの演奏を無料で聞けることもあります。
ほとんどのお店で写真の撮影はOKですが、動画やフラッシュを使った撮影は禁止されているので気をつけて下さい。そして、演奏中のおしゃべりは慎むように。他のお客さんから、「シーッ!」とたしなめられますよ。
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。