【実録】日本最西端の与那国島を観光!滞在時間は...2時間(笑)!

日本最西端は沖縄県八重山郡与那国町の与那国島(よなぐにじま)。

僕は最東端・最西端・最南端・最北端のまだどこにも行ったことがありません。

※民間人が行ける範囲のところです。

最南端と最西端には沖縄県の石垣島から行くことができます。

今回、石垣島訪問の際に、最南端と最西端への訪問をチャレンジしてみましたが、船でしか行くことができない最南端の波照間島(はてるまじま)へは悪天候の為、滞在中の全ての航路が欠航し、行くことができず...。

それでは最西端の与那国島に果たして行くことができたのか!?

目次

与那国島へのアクセス

与那国島へ行くには飛行機と船(フェリー)の2通りになります。

飛行機は琉球エアコミューターが那覇空港から1日1往復、石垣空港から1日3往復運航しています。

船(フェリー)は石垣港から週2便の運航。
飛行機の所要時間は那覇空港から1時間15~25分、石垣空港から30~25分。
船(フェリー)の所要時間は石垣港から4時間30分です。
※2018年12月現在

僕は石垣空港から飛行機で与那国空港を往復しました。

参考までに石垣空港からの航空便は下記の通りです。

  • ★石垣空港10時15分発→与那国空港10時50分着 RAC-741便
  • 石垣空港12時25分発→与那国空港13時00分着 RAC-743便
  • 石垣空港17時30分発→与那国空港18時05分着 RAC-745便
  • 与那国空港09時15分発→石垣空港09時45分着 RAC-742便
  • ★与那国空港13時30分発→石垣空港14時00分着 RAC-744便
  • 与那国空港18時35分発→石垣空港19時05分着 RAC-746便

※2018年12月の時刻表。

僕が利用したのは、★付の太字の往路RAC-741便と復路RAC-744便です。

滞在時間は2時間40分ですが、実質は11時から13時までの2時間(笑)!

与那国島への飛行機

いずれのフライトもボンバルディア社のDHC-8-Q400CCという機材が飛んでいます。

最後にCCが付くのは「カーゴコンビ」という意味で貨客型の飛行機だということ。

このDHC-8-Q400CCはなんと琉球エアコミューターが世界初導入の機材でもあります。

通常のDHC-8-Q400は74席の飛行機ですが、このQ400CC型は50人乗り。
パイロットは2名で運航、客室乗務員は1名乗務しています。
離島を飛ぶ際は整備士が1名同乗して、整備士不在の空港でも対応できるようになっています。

DHC-8-Q400CCの全体画像。

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主翼より後方部が貨物室になっています。後方の貨物室部分は窓が白く塗りつぶされています。

機内へは人は前方から、貨物は後方からとなります。

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後方の貨物ドア。離島では貨物の運搬も生命線になっています。

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DHC-8-Q400CCを正面から見たら...。どこか愛嬌ある顔ですね!

そしてプロペラの数を数えてみてください。通常は4枚なのにこの飛行機は6本もあるのですよ!

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機内は白と黒で統一されシックな雰囲気です。2列2列の横4列。50人乗りです。

通常のQ400は74席が基本です。

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後方部には貨物室との壁があります。

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与那国島へ飛びましょう!

さて、搭乗日。石垣空港10時15分発の741便に乗ります。

オンタイムに搭乗するも、与那国島悪天候(強風)の為、着陸できない場合は、石垣空港に引き返すという条件付きフライトになりました(泣)。

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出発準備中の機体。離島便は離着陸回数が通常路線より多いのが特徴。だからDHC-8-Q400CCは頑丈な機体なのです。

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飛行機へは雨が降っていなければ徒歩で向かうのですが、この日は雨が降っていた為、バス移動。

ほんの50mくらいの移動なのですが...。

入口はタラップを上がって機内へ入ります。ドアの横に黄色いステッカーが!

『島あっちぃ』だって!

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飛行時間が20分程度なので、離陸しても高度を上げず、低空を飛ぶのですが、それでもさらに低い雲の中を飛行していました。真っ白(笑)!

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シートベルト着用のサインが消えないので座席から動きが取れず(笑)。

与那国島東側の東崎(あがりざき)が見えてきました。

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与那国島北側の海岸線です。荒涼とした男性的な海岸線です。断崖絶壁の孤島という雰囲気。

真ん中の集落は祖納(そない)、港は祖納港です。奥に与那国空港の滑走路が見えています。

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悪天候(強風)の条件付きフライト!果たして着陸できたのか!?

飛行機は与那国島の北側から西側に抜け、左旋回をして滑走路へ向かいます。

それでは飛行機が果たして着陸できたのか!?

動画をご覧ください。

着陸できました(笑)。

与那国空港です。平屋建ての小さな空港です。まさに離島空港ですね。

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与那国空港でレンタカーを借りる

与那国空港にてレンタカーを借ります。10時50分の定刻に到着しましたので、11時から13時までの2時間。

到着口(到着ロビーなんてない...)を出て正面左側の米浜(よねはま)レンタカーにて車を借ります。

僕一人なので軽自動車で十分。3時間で3,000円(税込)でした。

申込書に名前と住所と電話番号を書いて、免許証を見せて手続き完了。手続きにかかった時間は3分。

車は駐車場に置いてあるから鍵開けて乗っていってという感じで利用前に行う車のボディチェックなんてありませんでした(笑)。

与那国島を2時間で観光!

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それでは時計の逆回りに与那国島の外周を走りましょう。

空港から10分走ると久部良(くぶら)地区。与那国島の西端の集落です。

久部良漁港から西崎(いりざき)を眺めた画像です。

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ふと見るとワンちゃんが。首輪をしているので飼い犬だと思いますが、ぽつんと1匹いました。

呼ぶとしっぽを振って寄ってきました。

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凛々しい姿!日本最西端のワンちゃんかな(笑)。

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久部良漁港から少し進むと日本最西端・西崎灯台の看板が見えてきました。ここを右折します。

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手前で車を駐車し、灯台まで歩いていきます。

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西崎灯台の手前に展望台があります。

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展望台には日本地図が描かれていました。まさに日本最西端にいるんだと実感。

石垣島から117km、台湾国境まで111km。もうそこは台湾です。

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展望台から先ほど通った(ワンちゃんがいた)久部良地区をパチリ。

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そして日本最西端の碑。

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最東端・最南端・最北端は民間人が行けないだけでその先に本当の端があるそうですが、最西端はその先はなく、実質上の日本最西端になります。

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日本最南端の碑の裏側。各地までの距離が彫られていました。

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再びレンタカーに乗り、与那国島の南側を走ります。

すぐにテキサスゲートと呼ばれる溝があります。これは馬や牛が牧場の外に出ないように設置されたもの。

門ではなく、大きな溝が幾重にも掘られたもので、車やバイクで通過する際は最徐行しないと危険です。

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南牧場を走ります。風雨が強かったので、与那国馬は風をよけられる場所でじっとしていると聞いていたので、なかなか見つかりません。そうしていると正面から2頭の馬がこちらへ向かってきました。

【与那国馬:与那国島で飼育されてきた在来馬。小型でポニーに分類されています。】

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母馬?の後に子馬が歩いてきました。かわいい。

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少し道を戻って母馬?を正面からパチリ。

人間がいても我が道をゆく感じです。

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続いて子馬をパチリ。

母馬?において行かれないように必死でついていっていました。

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バイバ~イ!

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途中、道端でぽつんと一頭いました。

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海岸線にも親子の馬が草を食んでいました。

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南牧場の東側のテキサスゲートを通過。

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比川(ひがわ)地区を通過し、南側海岸線を東に向けて走ります。

立神岩(たちがみいわ)は海からそそり立つ岩礁。

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立神岩の展望台から南海岸線を東向きに見た絶景。

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立神岩展望台から500m進むと遠目に立神岩を見ることができます。南側海岸線を西向きに撮影。

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軍艦岩展望台の駐車場には大河ドラマの碑があります。

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軍艦岩。海に浮かぶ軍艦のような岩礁です。

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軍艦岩(左)、サンニヌ台(中央)をパノラマ撮影。

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再びテキサスゲートを通過し、東崎(あがりざき)の駐車場へ。

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東崎の駐車場から与那国島北側海岸線を西向きに撮影。

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先に見えるのが東崎灯台。

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この東崎灯台付近も与那国馬がいるのですが...。いませんね。

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灯台と草を食む与那国馬の写真が与那国島のイメージ写真としてよく使われています。

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こちらは東崎から与那国島南側の海岸線を東向きに撮影。

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少し車を走らせると牛が草を食んでいました。

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東崎の風力発電施設。あ、与那国馬がいます!

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のんびりと草を食んでいました。

風が強かったのですが、気にすることなく夢中で草を食んでいました。

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近寄っても臆することなく草を食んでいました。

人に慣れている様子ですが、ある程度、距離を保たないといけません。

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なお、在来馬に関する記事は宮崎・都井岬の御崎馬の記事を書きました。

こちらからどうぞ→https://tabicoffret.com/article/73875/

最後にアイランドホテル与那国前のガソリンスタンドで満タンにします。ガソリン代は300円ちょっと(笑)。

※ガソリンの満タン証明書をもらわないと返却できません。

11時に空港を出発し、13時に空港に戻ってきました。

観光時間2時間!島一周できました。

再び与那国空港

シーサ―がお出迎え。

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空港には唯一のレストラン(というより食堂)があります。

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手前が到着口。その奥が待合室。さらに奥がチェックインカウンターと出発口。

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中央には与那国町観光協会があります。

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チェックインカウンターとその奥は出発口。

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南国ですがディスプレイはクリスマスモード。

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到着口には電光ボードはなく、はめ込み式の掲示板がありました。

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この日は先島諸島(多良間島)の天候が悪く、飛行機は1時間遅れ。

飛行機が到着しました。この先の航路は時間との戦いなので、大急ぎで出発準備。

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石垣島へ帰りまーす!

1時間遅れのまま搭乗開始。

こうやって飛行機まで歩いて行けるのはウキウキします。

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石垣までのフライトも雲の中のフライト。

晴れていれば西表島や竹富島のサンゴ礁が見えるのでしょうね。

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タイヤを下して最終着陸態勢にはいります。

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石垣島の中心部です。中央右側に見えるのは旧石垣空港です。

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総括

・与那国島の滞在は2時間でもレンタカーで周遊することが可能。

・ただし、2時間では途中、食事はできません。

・レンタカーは3時間の設定があります。

・レンタバイクもあります。

・アップダウンがありますので、レンタサイクルは避けた方がいいと思います。

・シーズン中は行き当たりばったりを避け、飛行機、宿、レンタカーは事前に予約しておきましょう。

・食事場所が少なく、コンビニがない(なかったと思う)ので、水分は事前に用意しておきましょう。

できれば...

飛行機は与那国空港10時50分着、18時35分発の便を選びましょう!(笑)

  • ★石垣空港10時15分発→与那国空港10時50分着 RAC-741便
  • 石垣空港12時25分発→与那国空港13時00分着 RAC-743便
  • 石垣空港17時30分発→与那国空港18時05分着 RAC-745便
  • 与那国空港09時15分発→石垣空港09時45分着 RAC-742便
  • 与那国空港13時30分発→石垣空港14時00分着 RAC-744便
  • ★与那国空港18時35分発→石垣空港19時05分着 RAC-746便

※2018年12月の時刻表

★与那国島

※当記事は2018年12月のものです。事前に確認することをオススメします。

【沖縄ひとくちメモ】

日本でビーチリゾートを楽しむなら、やっぱり沖縄。あの青く透き通った海の美しさは、本州ではなかなか味わえないことでしょう。ダイビングなどのマリンスポーツに、マングローブのカヤックなど、アクティビティが充実している他、レンタカーを借りて美しい海岸沿いをドライブするのも気持ち良いですね。また、沖縄そばやゴーヤチャンプルーなどのグルメや、国際通りでのショッピングも楽しみのひとつ。さらには、石垣島や竹富島といった離島に行くのも特別感を味わえて素敵ですね。海に入れるベストシーズンはもちろんのこと、少し涼しくなったオフシーズンは安く旅行できるのでこちらもオススメですよ。

<日数と費用>(目安)
●旅行日数:2~5日間
●ツアー費用:約12,000円~約220,000円(関東発)

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中尾勝

旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。

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