インスタ映え間違いなし!グアテマラのセメンテリオ(お墓)

コーヒーとチョコレートの産地として知られているグアテマラ。生産品以外では、数あるマヤ遺跡の中で最大規模を誇り、世界遺産にも登録されているティカル遺跡、石灰石の堆積によって作られた階段状の美しい湖、セムクチャンペイなど、自然遺産が多い国としても知られています。

そんなグアテマラですが、なかなかガイドブックにも載っていない、隠れたインスタ映えスポットがあります。それがセメンテリオ(お墓)。日本でお墓と言うと灰色の墓石が立ち並び、決して華やかとは言えないものですよね。そんなお墓を観光、というとイメージが沸きづらいかと思いますが、グアテマラのお墓は、とても華やかですてきな場所なんです。こちらの記事ではグアテマラの古都アンティグアの隣町、ホコテナンゴのお墓(Cementerio)をご紹介します。

目次

フォトジェニックなセメンテリオ!

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こちらがお墓の入口。お墓ですので、もちろん入場料などはかからず入場することができます。

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中に入ると白を基調とした石造りのお墓が並んでいます。

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中にはこんなパステルカラーのお墓も!

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特に目を引くのが、こちらのまるでアパートのようなお墓たち。

お墓の土地を買うことができない、あるいは建てることができない家族はこちらのお墓を区画ごとに利用し家族の遺体を安置します。ちなみにグアテマラでは、亡くなられた方は土葬埋葬されます。日本と違い火葬されません。このアパートのような区画1つ1つに、亡くなられた人々が安置されているということです。

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日本のお墓のイメージからは全く想像のつかない鮮やかで、カラフルなお墓。日本とは異なり生花と併せて造花が使われているため、より華やかな雰囲気を醸し出しています。

そして驚くべきことに基本的に1年を通してこのカラフルなお墓を見学することができます。グアテマラ人の信仰の深さが伺えます。

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お墓にもあります!ベストシーズン

特におすすめのシーズンは10月の半ばから11月の上旬。11月1日・2日はグアテマラの死者の日(Dia de muertos)。日本で言うところのお盆の日です。この日には家族がお墓に集まり、お酒を飲んだりピクニックをしたり、歌をうたったり凧を揚げたりとなんとお墓でお祭り騒ぎ!国全体が賑やかな雰囲気に包まれます。
日本と同じように、死者の日(お盆)には死者の魂がこの世に戻ってくるという考え方は同様ですが、ここグアテマラ(およびメキシコ)では1年に1度、この世に戻ってきた死者と共に明るく楽しく過ごし、お祭りが終わった後に死者たちが満足して死者の国へ戻れるように祈る、というような考え方が浸透しています。そしてこの死者の日に備え、10月下旬にはお墓の色が綺麗に塗り替えられます。そのため、こちらの時期により近いほうが綺麗なお墓をご覧いただけます。

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マナーは守って安全な観光を!

日本と同様、グアテマラにもいくつもの墓地がありますが、こちらの記事ではグアテマラを旅行される方のほとんどが訪れるであろう古都、アンティグアに1番近い隣町、ホコテナンゴのお墓をご紹介致しました。

アンティグアからのアクセスですが、アンティグアの街の西に位置する市場(メルカド)からホコテナンゴ行きのチキンバス(ローカルバス)に乗車し約10分。バス停下車後、徒歩6分ほどで到着します。もしくはアンティグアのパルケ・セントラル(中央公園)から平坦な道のりを徒歩30分ほどで行くこともできます。基本的に安全な街ですが、観光客を狙った強盗なども発生し得ますので、夕方までにはアンティグアに戻ることをおすすめします。

また、こちらのお墓の隣にはセントロ・クルチュラル・ラ・アソテカというコーヒー農園があり、コーヒーの生産・加工の過程を見学できたり、コーヒー果実の試食、ピッキング体験などが楽しめます。コーヒーにご興味がある方はぜひご一緒にご見学されてはいかがでしょうか。

こちらのお墓は観光スポットとしてまだ知られていない穴場スポットです。基本的に人も少なく、ゆっくり見学することができますが、観光地として開かれている場所ではございません。現地人の方々への敬意を忘れず、静かに見学しましょう。

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いかがでしたでしょうか。グアテマラをご旅行される際は、ぜひセメンテリオにもお立ち寄りください!

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ホストマザーに「Noはスペイン語でネガティブな言葉だからあなたの名前は今日からツォミよ」と言われるというラテン版千と千尋の神隠し現象が起きて以来、ツォミと呼ばれている20代女性。

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