美食、ワイン、ビーチ、魅力がいっぱ詰まった街サンタバーバラ

今回ご紹介するのは、ロサンゼルスから約2時間弱離れた「サンタバーバラ」。アメリカのリヴィエラとも呼ばれるいわば高級リゾート地で、 スパニッシュコロニアル調の建物が並ぶ街並みは、品のある美しさがあり、小旅行としてはロサンゼルスのローカル人にもとても人気のある場所です。一年を通して温暖で気候が良く、海と山に囲まれているため、野菜や果物はもちろんのこと、毎日水揚げされるシーフードなど、常に新鮮な食材が揃う美食の街というところも大きな魅力の一つです。

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ロサンゼルスからドライブする場合、フリーウェイを使えば 時間短縮にはなります。ですが、せっかくのリゾート地までの道のりは、 あえてここは焦ることなく少しのんびりとした旅を楽しみたいところ。サンタモニカから海岸線を北上するコースなら、左手にずっと海が一望でき、ドライブの疲れもまったく感じさせません。海沿いは比較的車が少ないこともあり、慣れないアメリカでのレンタカーの運転でも走りやすいので、オススメです 。

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サンタバーバラに着いたらとりあえず押さえておきたいのは、「ミッション・サンタバーバラ」。街の高台にある設立から230年以上も経つとても古い礼拝堂なのですが、建物はもちろんのこと、目の前に広がる芝生の庭も美しさが保たれており、この地のランドマーク的存在です。今でもミサが行われているのですが、私が訪れた時も週末だったため礼拝の時間とちょうど重なり、とても静かに、そして厳かな様子を後ろから見学することもできました。

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ワインを飲まないため、ワイナリー巡りという選択肢がなかった今回の旅。何をしようか?と考えた末に選んだのは、カート自転車のレンタルです。ビーチ、レストラン、ショッピング街など見どころいっぱいのサンタバーバラ。ダウンタウンと呼ばれる中心街だけでも、歩いて全部周ろうとするとそこそこ距離があります。カート自転車なら、海からの優しい風を肌に感じながら、サイクリングで観光が楽しめるのです。私も含め、サンタバーバラ初心者にはかなりおすすめ。

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サンタバーバラ出身者の友人オススメのレストランは、スターンズ・ピアの先端にある「サンタバーバラ・シェルフィッシュ・カンパニー」というレストラン。雰囲気のいい高級レストランもたくさんあるサンタバーバラですが、そんな支度をしてこなかった、小さな子どもがいるから...という場合も、ここなら大丈夫。カジュアルなのに抜群にクオリティーの良い海鮮類が思いっきり堪能できます。キッチンを目の前にしたカウンター席と海を眺められるデッキの席のみの小さなレストランですが、その味は保証つき。メニュー数も豊富です。デッキ席で食事をした私たちはラッキーなことに、ウェイターの男性も「こんなにキレイな夕日はかつて見たことがないかも」と言うほど美しいサンセットを眺めながらのディナーを堪能することができました。

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今回は訪れませんでしたが、サンタバーバラはワインカウンティーとしても名高く、数々の賞を受賞したワインを生み出す有名なワイナリーが数多くあります。さまざまなワイナリー巡りをするのも、もちろんこの街を満喫する楽しみの一つ。ワイン好きには、ロサンゼルスからのアクセスは、アムトラックがオススメです。サンタバーバラに着く前からパーティーはもう始まっています。車内でのカリフォルニアワインとチーズの組み合わせに舌鼓を打ちつつ、海岸線を走る車窓からの景色が楽しめるというのが魅力なんです。次はそんな楽しみかたをしたいなと考えながら、今回の旅の帰途につきました。

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ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて20年前に単身渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、新しいレストラン巡り、パーティー好き。最近の趣味は30年ぶりに始めたサクソフォーン。

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