イタリアの食材をディープに満喫♪お土産購入にも役立つお店の種類やフレーズ紹介

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<サムネイル写真:La luce del Sud>

郷土料理やワイン・チーズなど、土地ごとに美味しいものがある"食の宝庫"イタリア。レストランで味わうのも良いですが、町中にもイタリアの「食」を堪能できるお店はたくさんあります。

そんな時、イタリアで食材を扱うお店の特徴や、お土産に食材を買うときに役立つ簡単なイタリア語のフレーズを知っておけば、さらにディープな食を楽しめますよ!

イタリアの食材をお土産にするなら、専門店がおすすめ!

日本に酒屋や総菜屋などがあるように、イタリアにも地元ワインが安価で手に入る酒屋「エノテカ」、家庭料理が味わえるお惣菜屋「ガストロノミア」、自家製パスタを売る「パスティフィーチョ」などがあります。

これらのお店では、地元産の食品が揃っていることが多く、新鮮で安くその土地ならではの食材が手に入ります。規模は違えど、エノテカやガストロノミアはどの町にも必ずあるので、お店の特徴や名称・頼み方を知っておけば都市を問わずに楽しめますよ!

その土地の食べ物やワインが少数からでも購入できるので、お土産としても便利です。それでは、これらの専門店について特徴を解説していきましょう。

目次:クリックで見出しに移動します

1. 定番のお惣菜や郷土料理が並ぶ「ガストロノミア(惣菜店)」

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<写真:La luce del Sud>

ガストロノミア(Gastronomia)は、イタリア版のお惣菜屋さん。お惣菜はもちろんのこと、チーズやオリーブ・ハム類も売っていて、好きな分だけその場で切り分けてくれるのが特徴。

その土地ごとの郷土料理や、旬の野菜を使った季節のメニューなどを置いているガストロノミアも多く、ずらりと並んだ食材を見ているだけでわくわくしてしまいます。筆者の住む南イタリアのナポリ近郊は海に近く、魚介もよく食べられるので魚介を使ったメニューも多く並んでいますよ。

レストランだと日本人には量が多すぎることが多いのですが、ガストロノミアならちょっとずつ好きな分量を食べられるので、活用すればありがたい存在になるはず。

イタリアを散策するときは、ガストロノミアで出来立てパニーノを頼んでみよう!

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<写真はイメージです。Photo by Daria Shevtsova from Pexels

ガストロノミアとして営業するほとんどのお店ではパンも置かれていて、一緒にハムやチーズを注文すれば即席でパニーノを作ってくれます。

ハム類はスーパーでもスライスされたパック売りの物が手に入りますが、切りたての新鮮なハムの味は別物!柔らかな食感や旨味が凝縮された、贅沢で美味しいパニーノの出来上がりです。

観光中にさっと食べられて便利ですし、ホテルの部屋で手軽に食事を済ませたい時にも便利ですよ。ただし、日本では無料でもらえるおしぼり、スプーン・フォーク類は有料となるお店もありますのでご注意を。

旅行中は、ぜひガストロノミアを活用してみてくださいね!

2. ワイン好きには外せない「エノテカ(酒屋)」

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<写真:La luce del Sud>

続いてのエノテカ(enoteca)は、イタリア版の酒屋さん。酒類販売のみのお店から、店内でちょこっと飲めるワインバーがあるお店まで、規模や種類はお店によってさまざまです。

量り売りで地元産ワインを堪能!

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<写真:La luce del Sud>

特におすすめなのは、エノテカならではの量り売りワインがあるお店。店内にワインタンクがあり、瓶やペットボトルを持ち込めば(店内でも購入可能)、好きな品種を好きな分量だけボトルに入れてくれます。

測り売りワインは地元産である場合が多く、とてもお手頃な価格で地元産のワインを楽しめます。試飲させてくれるお店も多いので、遠慮せずに聞いてみて納得のワインを見つけてみましょう。

3. 新鮮な手作りパスタが並ぶ「パスティフィーチョ(パスタ製麺所)」

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<写真:La luce del Sud>

パスティフィーチョ(pastificio)は、パスタ製麺所といった意味で、パスタの製造や販売をしています。

パスタは、日本でもお馴染みの乾燥パスタ「パスタ・セッカ(PASTA SECCA)」と、新鮮な生パスタ「パスタ・フレスカ(PASTA FRESCA)」に分かれますが、パスティフィーチョでは、自家製の生パスタが手に入ります。作り立てならではの風味豊かな生パスタは、滞在中にぜひ食べてみてほしい物の一つです。

写真は、南イタリア・カンパーニャ州近辺でよく食べられている「シャラティエッリ」というパスタ。うどんのような食感の太麺パスタで、ソースと良く絡んで食べ応えがあります。日本ではあまりお目にかからないパスタに挑戦してみるのも楽しいですよ!

イタリアで食材を買うときに便利なフレーズ集

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<写真:La luce del Sud>

町の食材屋さんではイタリア語を話さなくても、ショーケースを見ながら指させば大体は分かってもらえますが、いくつかの定番フレーズを覚えておくと買い物もスムーズです。お店の人と少しでもコミュニケーションがとれると、おすすめを教えてくれたりしますよ!

これをください

これをくださいは、「クエスト・ペル・ファボーレ(Questo per favore)」と言います。「クエスト」はこれ、「ペル・ファボーレ」はお願いします、を意味します。

読みにくいワインの名前や、知らない食材があっても、欲しい物を指しながら「クエスト・ペル・ファボーレ」と言うだけ。食品に限らずショッピングの際にも使える定番フレーズなので、ぜひ覚えておいてくださいね。

少しください

少しくださいは、「ウン・ポ・ペル・ファボーレ(Un po', per favore)」と言います。「ウン・ポ」は少しという意味で、先ほどの「ペル・ファボーレ」と組み合わせて使います。

ガストロノミアなどのお店ではお惣菜やハムをどの位の量で欲しいのか、グラム数や個数を聞かれます。このとき、数字や分量が分からなくても、「少し」と伝えれば少量ずつパックに入れてくれます。

もっと多く / もっと少なく

もっと多く欲しい時は「ディ・ピュ(Di piu')」、もっと少なくしてほしい時は「ディ・メーノ(Di meno)」と言って量を調節してもらいます。

先ほどの「少しください」や、「もっと多く」などを言わないと、多く入れられてしまったり、少なすぎたりします。量によって金額も変わってくるので、分量ははっきりと伝えてくださいね。

これで充分です、これで大丈夫です

必要な分量を入れてもらったら、「バスタ・コズィ(Basta・cosi)」と言います。注文し終えた時に使うフレーズです。

まとめ:美味しい地元の食を楽しんでみよう!

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<写真:La luce del Sud>

規模は違えど、ガストロノミアやエノテカ・パスティフィーチョはイタリアのどの町にもあります。個人で経営者する小さいお店も多いので、お店の人とのふれあいが素敵な旅の思い出になることも。

これらのお店をフル活用して、その土地ならではの美味しい食やワインを楽しんでみてくださいね。

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人々の生活スタイルや風景に魅せられ、イタリアへ。現在は南イタリア・アマルフィ海岸にある小さな町に住んでいます。個人旅行のアテンド・各種視察のコーディネートや通訳をしています。

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