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ヨーロッパへ旅行する方必見!イタリア旅行者が語る時差ぼけ対策
時差が大きいヨーロッパを旅行する際、時差ぼけは怖い存在かもしれません。せっかく楽しみにしていた旅行なのに、時差ぼけのせいで体調が優れず観光が楽しめなければ、もったいないですよね?
そこで本記事では、イタリア旅行をした経験から、ヨーロッパを旅行しようとする皆さんに向けた、時差ぼけ対策や実情について紹介したいと思います!
目次
- 日本とイタリアの時差はこれぐらいある
- 日本からイタリアを含むヨーロッパに行くと、時差ぼけは起こる?
- 時差ぼけが不安という人へのおすすめテクニック
1. 旅行前のこと
2. 機内でのこと
3. 到着後 - 時差ぼけになったことを考えた観光プランを!
- 帰国の際も要注意!
- さいごに
日本とイタリアの時差はこれぐらいある
<Photo by Djim Loic on Unsplash>
最初に、日本とイタリアの時差はどのくらいあるかについて見ていきましょう。
日本・イタリア間の時差は
- サマータイム(3月最終日曜日~10月最終土曜日):7時間
- 上記以外:8時間
となっています。
どちらも日本時間の方が早いのが特徴です。例えば、イタリアが午前10時の時、日本は午後6時になります。また、イタリアを含むヨーロッパには、サマータイム制度があり、時差に1時間の変動があるので、注意してください。
ちなみに普通のスマートフォンであれば、自動的にサマータイム前後の時差を修正してくれるので、特に気にする必要はありません。
日本からイタリアを含むヨーロッパに行くと、時差ぼけは起こる?
<成田発パリ経由ミラノ着便。日本を朝出て、夜9時頃に到着しました>
日本からイタリアへ行く際の時差ぼけは、それほど起きにくいと言われています。実は、一般的に、東回り(日本→アメリカ方面)に比べれば西回り(日本→ヨーロッパ方面)の方が時差ぼけは起きにくいのです。
実際、私はこれまで何度もイタリアを含むヨーロッパへ旅行してきましたが、一度も時差ぼけになったことはありませんでした。理由としては、自分がまだ若いという点もあるのかもしれません(笑)
それでも、今思うと、どの旅行の際も「機内でとりあえず寝る」ことと「着いたら夜まで寝ない」ことを実践していました。
時差ぼけが不安という人へのおすすめテクニック
さて、過去にヨーロッパを訪れた際に時差ぼけになってしまった、もしくは初めてヨーロッパに行くという方は、きっと不安に感じるかもしれません。
ではここで、ヨーロッパ圏の1つであるイタリアへ旅行するとした場合の、時差ぼけ対策につながるテクニックをご紹介しましょう。
1. 旅行前のこと
■寝る時間を少し遅くする
イタリアに行く際は、旅行当日の数日前から普段より寝る時間を少し遅くし、起きる時間も少し遅くするとよいでしょう。そうすることで、現地の時間に合わせやすくなります。ただし、バイトで忙しい学生や、平日はお仕事の会社員の方は、なかなか難しいかもしれません。
ですので、自分のできる範囲で心がけてみてはいかがでしょうか。
2. 機内でのこと
■イタリアの現在時刻を意識する
<機内での過ごし方、大事です/Photo by Suhyeon Choi on Unsplash>
最も大切なのが、目的地であるイタリアの時刻を常に意識しておくことです。
日本を発つ前に腕時計やスマホをイタリア時間に設定しておくと、「あ、今イタリアは深夜だから、寝ておいた方がいいか」や「イタリアはもう朝だから少し起きていようかな」などの調整をしやすくなります。
人によって利用する飛行機は、朝到着便・昼到着便・夜到着便と様々ですが、どの時間帯でも、常にイタリアの時間を意識しておけば、それに合わせて動くことができますよ。
■離陸したら早めに寝る
<美味しい食事を楽しんでお腹がふくれたら、早めに寝ましょう>
次のテクニックは、機内でしっかりと眠ることです。一般的にイタリアなどヨーロッパに行く場合は、機内で寝てはいけないと言われます。
ですが、直行便で片道14時間、トランジットなどをすると片道16~20時間ほどかかるのに、一睡もしないで過ごすというのは至難の業なのではないか?と思います。
私は、普段から電車やバスでもよく寝ており、そんなに長い時間座っているのに「寝てはいけない」なんて耐えられません。また、長時間寝ないこと自体でも疲れてしまいます。
では、具体的にどのタイミングで寝ておくべきなのでしょうか。 最も適切なのは「離陸してすぐ」です。離陸してから数時間一気に寝ておけば、残りの時間は目を覚ましていられるはずです。
機内では、食事をしたり、映画をいっぱい観たりと、したいことは多いかもしれませんが、なるべく最初の数時間は寝ておくことをおすすめします。
ちなみに「機内で寝られない!」という人もいるかもしれません。アイマスクや耳栓をする、クッションをするなどの方法もありますが、私としては、好きな音楽を聴くというのも有効だと思っています。
機内では「ゴー」という騒音が大きく、耳栓をしていても気になることもあるからです。
3. 到着後
■夜到着の場合、夕食は軽めに
<到着後、すぐにこってりしたパスタやピッツァは避けよう>
夜遅くに暴飲暴食をし過ぎて、眠れなくなってしまった経験は誰もがあるのではないでしょうか?それは旅行に行く場合も同じです。機内では1、2回機内食が出されますが、その後夜にイタリアに着いた場合は、あまりたくさん食べない方が胃に優しいでしょう。
例えばチーズがいっぱいのピッツァ(クアトロ・フォルマッジなど)やこってりしたパスタ(カルボナーラなど)よりは、トマト系のあっさりした食事を心がけるようにしてください!
また、疲れてしまった場合は、ホテルのルームサービスを頼んでもいいかもしれません。とにかく胃に負担のかからない食事を心がけてみてください。
■日差しをたっぷり浴びる
<散歩していっぱい日差しを浴びよう!この写真は早朝のアマルフィで撮影しましたん>
イタリア滞在中は、できるだけ長時間日差しが当たるようにしましょう。外を散歩したり、部屋の窓を開けたりするのが効果的です。
朝から散策や観光をすることで、しっかりと疲労を感じることができ、夜はぐっすりと眠りにつきやすくなるはずです。もちろん、どうしても体調が優れないときはムリをせず、ホテルで休むなど安静にしましょう。
■昼頃到着の場合、夜まで絶対寝ない
<眠い時は、バールで飲めるにが~いエスプレッソがおすすめ>
さて、長時間のフライトで疲れているかもしれませんが、夜までは決して寝てはなりません。まさに「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma)」です。
というのも、昼頃に疲れた状態でホテルにチェックインして、部屋でのんびりしようとすると、ついついベッドで昼寝してしまいます。すると夜に目が覚めて、そこから一睡もできなくなってしまう可能性も......。
日中にイタリアへ着いた場合は、なるべく部屋にはこもらず、街中を散歩したり、ゆったり買い物をしたり、次の日訪れる観光地をさらっと下見したりしながら過ごすのがベター。
また、コーヒーがお好きな方はイタリアならではのエスプレッソを楽しんでみては?カフェインもたっぷりなので、きっと夜まで目が覚めたままでいられます。
時差ぼけになったことを考えた観光プランを!
<フィレンツェの街並みをゆっくり散歩して、時差ぼけ対策>
さて、そうは言っても、うっかり時差ぼけになってしまうことはあるでしょう。
時差ぼけになると、一番観光を楽しみたい日中にとても眠くなったり、1日の疲れをとるべき夜に元気ハツラツになったりと、体内時計が乱れてしまい旅行の楽しみを半減させる場合があります。
また、注意力も散漫になるのでスリに遭うなどのリスクも増えます。では、時差ぼけになることを想定して、どのようなプランを組めばよいのでしょうか?
第一に「到着した日はゆったりプラン」です。時差ぼけになった初日に美術館や有名観光地や長距離移動など色々と詰め込むと、1日ぼんやりしてしまいますよね?
また、初日から用事が多すぎると「着いたら忙しいし機内で絶対寝なきゃ......」という余計なプレッシャーがかかることになります。
帰国の際も要注意!
日本に帰った次の日から大学や仕事がある方は、帰りの飛行機内でのケアが重要です。なるべくすぐに日本の時間に合わせ、機内ではなるべくよく眠るようにしましょう。私が時差ぼけになったのは、全て帰国の際でした。
1回目は高校生の時。夕方に空港に着いてからやけに眠く、家に着いてすぐ就寝。気づいたら次の日の午後過ぎだったものの、まだ眠くて、結局目が覚めたのはその日の深夜でした。そこからはパッチリ目が覚めてしまい、夜は一睡もできなかったのです。
2回目はイタリア留学からの帰国時。時差ぼけとは少し違うものの、何時に寝ても朝4~5時に目が覚めてしまって、日中ぼんやりしてしまうことも多かったです。
毎日忙しい方は往路だけでなく、復路でも時差ぼけ対策を忘れずに!
さいごに
人それぞれの時差ぼけ解消法はあるものの、何回もヨーロッパを旅行する中で、私なりに最もよいと思った方法や避けるべき行動を取り上げています。
この記事が、皆さんのイタリア旅行を充実させるために役に立てば嬉しく思います!
※写真:ゆうさん
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ゆうさん
- イタリア・ローマ大学に1年留学。イタリア各地の魅力を学生ならではの視点から紹介できたらと思っております。南米一人旅を敢行するほど旅が大好きです!